日記: 11月12日 (2005年)

 昨晩、風呂に入ったときのこと。

 体を洗おうとおもったところ、風呂内に常備してあるボディシャンプーの中身がなくなっていた。ま、先日から残量がほとんどないことはわかっていたので、あらかじめ用意しておいた詰め替え用のボディシャンプーを持って、風呂に入っている。準備にぬかりはない。ここで風呂に入る前に用意していないようだと、ぬれた体で風呂の外にある詰め替えパックを取りにいかねばならず、気分的に非常によろしくないのだけど、今回はバッチグー(死語)だ。余裕ある気分で詰め替え作業を開始し、滞りなく作業は終了した。

 内容物を大量に取り込み、ずっしりとした重量感を取り戻した容器は、なんだか頼もしいものがある。早速、生まれ変わったボディシャンプーを使ってやるべく、ポンプを数回プッシュし、出てきた内容物を手で受け止める。

 …おんやぁ?

 噴射口からは、妙にさらさらした、白いゲル状の物が出てきた。おかしいなぁ、と思いつつも、すごくおかしいというほどの確信もない。ここはいつもどおりに、それをウォッシュタオルに塗りつけ、シャワシャワと泡立て作業に入る。

 んが、いくらがんばっても、全くもって泡立ちやしない。

 ここへきて、流石に不信感が臨界点を突破した。そばに放置しておいた、先ほど詰め替え終わり、用済みとなったばかりの空の詰め替えパックを、もう一度注視してみる。すると、そこにあるはずの「ボディシャンプー」という表記の部分には、それが見事に存在しない代わりに、次のような文字列が並んでいた。

 「コンディショナー」

 ええええええええええ!?

 なんと、ボディシャンプーの容器に、図らずもヘアコンディショナーを詰め替えてしまっていたのだ。しかもこれは、「家の棚にあったボディシャンプーとコンディショナーを取り違えた」というレベルじゃなくて、「ボディシャンプーだとおもってコンディショナーを買って来た」という、戦略レベルでのミスだから救いようがない。要するに、今現在我が家に、ボディシャンプーなるものは、実は存在していなかったということなのだ。

 仕方がないので、その日は洗面所の石鹸でなんとか入浴は済ませ、今日代替ボディシャンプーを買って来たものの、あとに残った「ボディシャンプーの容器に入った余計なコンディショナー」の扱いに、ほとほと困り果てている私なのでした。

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