AIONのクローズドΒに参加したので、その様子をお届け・・・しようと思ったんだけど、そういえばこれ情報公開に関する規約の類はあったかな・・・うーん・・・ない気がする。見当たらんのでないんだろう。むしろ宣伝してくれって感じだと、都合よく思いこもう。
ということでログイン。このゲームはWarhammer Online(WAR)と同じような、2勢力間のPvPを含んだMMORPGらしい。2つの勢力は、「天使の国」と「悪魔の国」のようなんだけども、私がログインした時点では、天使の国にばかり人が押し寄せたせいで、相当人口が偏っていたらしく、自然と悪魔君の国ではじめることになった。
で、最初の写真はキャラメイクの様子。悪魔の国に人気がない最大の理由は、「青黒い肌」だと思うんだけど(おそらくダークエルフマニアは少数派だ)、キャラメイクしてみると・・・あれ? 肌色にできるじゃん。
そう思っていた時期が、私にもありました。
はい。肌色っぽく作ったはずなのに、キャラメイクを終えてみると、ものの見事に青黒い肌になっておりました。詐欺だ詐欺! しかも同じようなことを皆考えているのか、ゲームをスタートすると周囲には同じような色の肌をもつ人がたくさん。なんてこった。
で、ゲームを始める。開始地点の景色から、操作感、クエストの進行まで含めて、とてもWARに似ている感じだ。WARと同じように、序盤は簡単なクエストにしたがっていくだけでExpがたまっていき、それとともにワールドマップの奥地へと徐々に誘導されていく仕組み。クエストの難易度も低く、マップ上のクエストNPCマーカーや、クエストジャーナルの親切さなどは、いかにも今時のMMORPGという感じだ。
動作はWARよりもだいぶ軽いんだけど、グラフィックはWARよりも綺麗に見える。この辺の、「きれいめテクニック」はアジア産ゲームの得意分野だな。ディフォルメ文化の力だ。
全体に優等生的なつくりでソツがなく、凡百の量産型クリックゲームよりは、だいぶよくできていると思う。例えば最近触れたイースオンラインなどとは、まぁ同列に比較するのは失礼だという域には、少なくとも到達しているとみていい。正直、第一印象はWARよりもいいくらいだ。
ただ、絶賛するほど楽しいかというと、今のところそこまででもないかな。これは「どうせキャラが消える」と思っているから、MMORPGの最大のモチベーションたる「育成意欲」が沸かないことが大きいんだけど、Lv5までのPvEは完全にWARと同じレベルの印象だ。綺麗で軽いWAR。普通にできてはいるけど、PvE特化本格MMORPGには劣る、というライン。
また、量産型MMORPGから脱却しきれてないというべきか、それとも多様性と評価すべきかはわからないけど、矢印キー移動や、WASD&マウス視点移動ができるのに加えて、地点クリックによる移動もできるというのが、個人的には微妙だ。ターゲットをはずすためになにもないところをクリックする癖があるので、意図しない移動が多発してしまうのだ。
この辺はキーコンフィグや慣れで解決可能な問題かもしれないけど、デフォルトでクリック移動があることに、基本設計と自分の感覚との差異を感じてしまうのだ。なんか、系統が違う、かな・・・という。プレイヤー層がEQ2などとはだいぶ異なるという点も、それに拍車をかけている。自分が場違いに感じてしまうのだ。
そんなこんなで、プレイ時間1時間ほどだけど、とりあえず基礎部分はなんとなく理解できた。あとは、できればクローズドの間にLv10に到達して、飛行やクラスチェンジ(?)を体験して、セカンドインプレッションとしたいけども・・・なんかもうプレイする意欲がわかないな! キャラ消えるし! 夜しかできないし! 仲間いないし!