ドラゴンネストなるゲームを試した。
今はオープンベータ中なのかな? 課金体系がわからないけど、なんとなくアイテム課金のような気がするので、オープンベータだろうがなんだろうが、本質的にはあんまり変わらない気もする。ま、そんないつものパターンの展開が進行中のゲームだ。
このゲームはジャンルは一応アジアンMMO+MORPGなんだけども、量産型のクリックゲーム、オートアタックゲームではなく、DDO風のアクション戦闘だというところに個性がある・・・と聞いて試してみた。
実際プレイしてみると、確かにDDOのようなアクション要素のある戦闘システムで、まぁ、それなりに軽快なプレイ感を持つゲームだった。これまたその話をしていた人の受け売りだけど、戦闘の様子は三国無双のようなのかもしれない。群がり来る敵を、バシバシバシバシ吹き飛ばして進むゲームだ(ただし、私は無双シリーズを遊んだことはないので、想像の域を出ない)。
Lv10程度まで遊んだ範囲で言えば、難易度はそれほど高くはなくて、敵に向かっていってひたすらボコボコ殴っていけばよい感じだった。小気味よくヒット音を響かせ、敵を吹き飛ばすのには、玄人好みするポイントこそないものの、それなりの爽快感はあった。
戦闘に関しては、3D版ガーディアンヒーローズ、というのが最も近いと感じた。一般性のないたとえではあるけど、そういう爽快感と、単調反復感の融合で成り立っている。
全体のシステムは、ロビーサーバーとしての「町」がMMO化していて、それ以外の冒険部分は4人までのグループインスタンスという、ありがちなMMO+MORPGだ。それに、比較的わかりやすいストーリーが、ムービー演出とともについてくるという形。ま、この辺は昨今のアジアンRPGとしては、標準的な枠組みなのではないかな。
プレイヤーキャラクターはDiablo式の、固定的なキャラクターを選択する方式。アバター性が低いので、好みの分かれるところだ。キャラメイク好き、自分の分身に愛着を持つのが好き、な私としてはもちろんこれはNG。MO形式をとっているんだから、負荷処理上の制約があったというよりは、単純に手を抜いた(予算を削った)と見るべきだろう。
キャラクターに関してさらに述べると、見た目上の変化が少ないことも痛い。鎧を着ても、兜をかぶっても、キャラクターの外見が変わらない。これは成長意欲が下がる。町の中には、同じ見た目のキャラクターがずらりと言う状況は、お世辞にもよいとは思えない。
スキル的な個性も発揮しにくいようだし、そういうことすべてを考えても、キャラクターシステム的には、私はこのゲームは評価しにくいな。20点だ。
あと、このゲームで私が始めて遭遇したシステムは、「疲労度」というシステムだ。他のアジアンMMORPGにもあるシステムなのかな? よくわからんのだけど、要するにプレイするほど減っていく数値らしい。で、この数値がゼロになると、根本的に「遊べなくなる」というもののようだ。
設置されている目的がよくわからない値だ。多分、コンテンツ消費速度のコントロールかなにかなんだろうけども、必要なのかどうか疑問のある値だね。
とはいえ、いやー、久々に新しい概念に遭遇できて、そういう意味では面白いよ。疲労度ねぇ・・・ふむふむ。
ってことでドラゴンネスト。いろいろと不足部分も大きいけど、全体としてはチャレンジングで印象はよいゲームかな。あ、そうはいっても、私は3時間くらいで一旦飽きたからね。それ以降は各自の惰性力次第。