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日記: 4月21日(2011年)

 一週間後に迫った台湾旅行に向けて、少しずつ情報収集をしたり、それを整理したりしている。。

 スイス旅行でも使ったiPhoneアプリの「TripDeck」に、少しずつ予定を入れて行くのは楽しい作業だ。予定を入力しているだけで、心が旅先に飛んで行く。

 情報はWebと、実家にあった2009年版のガイドブックで集めることにして、新たに資金を投入しないことにした。要するにケチ根性だけど、まぁいいかなと。この2年でなくなっているようなものは、どうせその程度のものだということで、逆にフィルターになるとでも思うことにしよう。

 一応現段階では、「故宮博物院」「台北市内の名所(寺とか記念館)」「夜市」「街」「九イ分」あたりを見ようかと思っている。少し遠出になる九イ分は日程と天気次第かな。晴れは期待できないと聞くから、雨だったら心が折れるかもしれない。

 ま、このあたりをその日の気分で歩こう。

 ところでそんな台湾なんだけど、一部で謝謝台湾(ハッシュタグ#xiexie_taiwan)という企画が盛り上がっている。

 東日本大震災では多くの国と地域が、日本に義捐金を送ってくれたわけなんだけども、その金額的筆頭であった台湾に対して、日本政府は政治的都合からか公式に謝意を示さなかった。
 
 それに対して、「国がやらないなら民間でやったろうぜ」と発起人が賛同者を募り始めた。

 具体的には、台湾の有力新聞に、謝意を示す広告を出す。そして、その掲載費が240万円ほどということで、それを第一目標に募金を行い、余剰分は被災地に送る。という計画だ。

 これが募金開始数日で1,000万円近い額に達している。「新聞広告を出すお金があったら全部義捐金に回せよ」という声もあったようだけど、すでに余剰額で700万円以上を集めているのだから、もはや文句は言えまい。一個人が単純に被災地支援の募金をしても、これだけの額には到底届かなかっただろうから、アイデアの勝利だ(目的は謝意の提示だったにせよ)。

 私が今回の旅行の目的地を台湾にしたのは、純粋に自分が行きたいという理由が9割で、1割ほどにこの企画のような意図があった。感謝の意をこめて、せめて現地で少々の金を落としてこようと。別に政治的意図はないし、私は親台湾でも親中国でもないけど(そして両方に好きなところと嫌いなところがある)、それでも多くを負担してくれた相手には、もっと感謝してもばちはあたるまいと思った。

 ってことで、私は美味いものを食い、台湾の人々は少しばかりの儲けになる。そんな気持ちの良い旅行になるといいなと思っている。

 (台湾が嫌いになって帰ってくると言うシナリオもないではない。その辺は開けてみないとわからないな、うくく)

日記: 4月12日(2011年)

 月曜の昼休みになんとなくインターネットを眺めていたら、気がついたら台北行きのeチケットがメーラに届いていた。不思議なこともあるものだ。

 ということで、今年の5月の連休前半は、台湾にぶらっと一人旅に出ることにしたよ。

 行きたい行きたいとは思いつつ、なかなか行動に移してなかった台湾旅行だけど、勢いがやっぱり大事だな。予約したからには行かざるを得ないので、行ける。

 航空券はGW前日の28日発で20000円ほどだった。諸税込み30000円ちょいってとこだ。さすがに安い。ちなみにGWになる29日発だと、これが32000くらいにまで跳ね上がる。ま、それ以前の問題として、そもそも29日発のチケットなんて残ってなかったんだけどね。そんなわけで28日発とした。

 なんの計画もなしで、突発的に航空券だけを確保した状態なので、これからいろいろ考えなければならない。目下、時間をみてはインターネットで調査中だけど、なかなか体系的な観光情報がなくて難しいな。スポットごとの情報は、最近の渡航先(スコットランドやスイス)と比べるととても豊富なんだけど、なぜか吸収しにくい。情報が多いぶんだけノイズが多いのかもしれない。

 とりあえずホテルは確保した。清潔で日本語が通りそうで交通の便が悪くなくてお値段そこそこで、って感じのシングルで1泊7000円くらい。安くしようと思えばもっとできるけど、ヨーロッパに比べると7000円でも十分安い。3泊で21000円。

 あとは現地での計画だけど、これはもういくつか行きたい場所を決めておいて、その日の気分かな。「行きたい場所」だけはある程度調べて考えておくことにしよう。

 故宮博物院、夜市、B級グルメ、九イ分、歴史的建造物各種、101・・・。