カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2011年05月

日記: 5月31日(2011年)

 台湾旅行で食べてきた料理に「魯肉飯」というものがあった。ミンチ状の脂身でつくった豚の角煮(ミンチ状なので角ではないが)をかけたご飯、というような料理だ。詳細な定義についてはWikipediaでも参照されたい。

 で、これが実に美味かったんですな。庶民的なジャンクフードといった位置づけのもので、日本における立ち食いそばや牛丼のような、B級グルメの醍醐味が詰まった料理だった。これは是非日本に帰ってからも食いたい。そんなことを思って、自作してみたりもしたんだけども、やっぱりどこか違う。いや、かなり違う。くそう、あれを食いたい、食いたい、食いたい。

 ってことで、今度はアプローチの仕方を変えて、魯肉飯の通信販売でレトルトを購入してみたよ。

 それが今回紹介する鬍鬚張魯肉飯(ひげちょうるーろーふぁん)のレトルトだ。

 鬍鬚張魯肉飯は、台湾の有名な魯肉飯チェーン(たぶん)で、日本における吉野家や松屋に相当するような店だと思われる(たぶん)。私も先の台湾旅行では、民権西路駅近くの実店舗で食べた。正直チェーン店ということもあって、お気に入りの食堂のものには劣るものではあったけど、当然、私の自作したまがい物に比べれば、比べるのも失礼なほどに本物の魯肉飯だった。

 その鬍鬚張魯肉飯が通信販売をやっているということで、今回注文してみたのだ。

 この通販。どうもそんなに頻繁に注文があるようなわけでもないらしく、注文から到着までに10日以上かかるという、昨今の通販事情では珍しい、昭和の通信販売的な対応だったんだけど、こちとらレアな客であることは十分認識しているので、それしきのことでは慌てまい。

 で、やっと届いたものは、普通の例えばカレーのレトルトと同サイズの、一見極普通のレトルトパウチだった。中身がカレーやパスタソースだといわれても疑わない。これを湯煎で2、3分あたためて、白米にかけて食えばいいらしい。まぁ、やってることは完全にレトルトカレーやパスタソースと同じだ。

 ワクワクしながら指示のままに湯煎をして、白米にかけた。立ち上る香りは、六角というか、五香粉というか、とにかくやはりどこか独特な中華の香りで、「これだよ、これ」と思わずつぶやいてしまった。

 内容は少々、というか、かなりつゆだくで、すさまじい量の汁とともに具がご飯の上に載った。このつゆだくっぷりは少々過剰だな。ご飯の量にもよると思うけど、次からは投入量を調節したほうがよさそうだ。

 ご飯の上には、米粒大の脂身と極少々の赤身とが乗っている。とても貧相なその様相は、しかしそれこそまさに私が求めていた、台湾であの日みたビジュアルだった。期待が高まる。

 いざ食う。

 うまい!

 豚の脂と、醤油と、香辛料と、よくわからんが複雑な出汁と、そんなものが絶妙に混ざり合った味覚。やっぱり中華料理はすごいな。こんなクズみたいな肉片を、こんな美味いものに化けさせるとは。これぞB級グルメの真骨頂だ。

 あっという間に大盛り一膳分ほどの魯肉飯を完食。魯肉飯通販作戦は、大成功に終わった。

 1つ懸念することがあれば、やっぱり健康かな。これ、基本的に「味のついた動物性脂肪」で飯を食うというもので、要するに脂飯ということになる。完全にメタボ食だ。美味いものを食うために生きているという、私のような人種でなければ、ひょっとすると眉をひそめるかもしれない。

 しかし、Fly Dukedomでは鬍鬚張魯肉飯を応援しています。

日記: 5月24日(2011年)

 今後のゲーム予定。それとなく時系列のような、そうでもないような。

 まず6月上旬にスパ4AE。Xbox360版をDL購入予定。しかしRIFT熱覚めやらぬ時期の発売なので、まともにプレイできるか微妙。同レベルの実力とやる気を持つ仲間が3、4人いるとかなりモチベーションも上がるんだけど、現状1人だしな。

 他に家庭用だと、かなり先の話だけどアーマードコア5もすごく楽しそう。でも、友人がPS3勢が多くて、Xbox360だと、これまたスパ4同様にぼっちプレイになるかもしれない。よし、PSNはもっと荒れに荒れてしまえ…なんつって。

 数日前に話題になったウィザードリィオンライン。これは正直、どうせダメだろうと期待してない。ウィザードリィという素材そのものが、輝いていたのはSFC版5まで、またはせいぜいGB版2までだと思っている。「リルガミン、ニルダ、ワードナ、トレボー、カシナート、ハースニール、ボルタック等の背景世界を活かした、地上フィールド満載の超豪華MMORPG」とかいう超絶展開だったらぐっと来るけど、ウィザードリィの名を冠しただけのダンジョンしかない量産型MMORPGだったら、よほど出来がよくない限り興味がわきにくい。

 逆に期待しているMMORPGは、SWTOR、すなわち、スターウォーズ:ザ・オールド・リパブリックだ。詳細はよく知らないけど、SW題材のMMORPGというだけでテンションが上がる。BioWareとLucasArtsというのも隙がなくて、ウィザードリィのような「名前だけ」という懸念が少ない。私のソーレスがうなる。これに燃えないやつは人生やり直したほうがいいな。・・・ただ、まぁ、キャラゲーは大成しない、という懸念もなくはないけども。

 Guild Wars 2。あんまり興味がないかな。私にとってのMMO(MO)RPGのPvPは、「どうだ、私のキャラはイカスだろう」というキャラ育成自慢の場なので、個性のないキャラを使っての勝負には興味がないのだ。普通の対戦ツールなら、スパ4とかのほうが好み。

 Diablo 3もさほど期待してない。せいぜい1ヶ月ゲームじゃないかなぁ。この判断は是非裏切られたいけど、いわゆるDiablo系っていうフォーマットなら、そんな期待度。このジャンルは陳腐化している。

 積みゲーになっているTwo World 2はいつか消化したい。

 あとはなんだろうなぁ。RIFTの拡張とか来年は出るのかね? EQ2の拡張はもう追わないと思う。EQ Nextはどうなってるのかな? Teraとかなんとかは今のところ全く興味がない。無料なら触るかも、くらい。

 (追記20110526:あとFallout Onlineってのもあったな。それとFuncomのThe Secret World。リリース済みだとWorld of Tanksとかいう戦車MMOもおもしろそうだけど、これはまぁ遊ぶ機会がないだろうな)

日記: 5月19日(2011年)

 例年だったらとっくに終わっていることができていない。

 秋の連休旅行計画だ。

 いつもだったら春に計画して、チケットも取り始めているはずなんだけど、今年は震災があったり、台湾に突然行ってしまったりで、てんやわんやの春だったために、そのあたりを疎かにしたまま今に至ってしまった。このままでは食っちゃ寝の秋の連休を迎えてしまう。

 よし、計画するぞ。

 ってことで第一志望はパリなので、フランス行きのチケットを調べて見たんだけど、若干手遅れの感あり。直行は空席すらろくになく、あっても諸税込みで30万近い。乗り継ぎならまだ選択肢はあるけど、それでもフランクフルト経由で20万とかそんな勢いで、しかもいい路線は席が少ない。少し尻込みしてしまった。

 第二志望のアテネはモスクワ経由だと15万程度でいけるんだけど、発着時間が微妙だ。深夜の現地入りとかは出来れば避けたい。というか、今のアテネ行きはどの路線も時間設定が微妙だなぁ。9時東京発、15時西欧着、17時西欧発、19時アテネ着、くらいの使いやすい路線が欲しい。

 第三志望のダブリンも、やっぱりいい路線は高いか、もう席がない。

 うーん、動き出しが遅かったかなぁ。パリなんて、直行便が諸税込み25-30万なのに、おそらく同じ便でいく旅行代理店のフリープランツアーはホテルやらなにやら込み込みで24万なんだよなぁ。でもツアーはうじゃうじゃとしていていやだし、一人部屋追加料金なんて払いたくないし。

 連休を絡める範囲を狭めて、有給使いまくって時期をずらしていけばいけるかな。うむむ。

日記: 5月7日(2011年)

 ふと気がつけばAge of Empires Online(AoEO)なるゲームのβテストが始まっていた。今はどういうフェーズなのかな。たぶんオープンβテストなんだと思うけど、あまり調べてはいないので、違ったらごめんなさい。

 ってことで、一応過去にAoEシリーズに触れた身として、ちょっとだけプレイしてみたよ。RIFTにまだ夢中なので、ほとんどプレイ時間を割けていないんだけど、まぁごく初見の感想などを。

 AoEシリーズと言えば、言わずと知れたRTSのシリーズだ。それが「オンライン」ってことでMMO化するとは一体どういうことじゃらほい? と思ってはじめたんだけど、プレイしていくにつれて、「どうやらこれは、擬似MMOロビー+インスタンス型のMORPGの方程式らしい」とわかった。枠組みはGWやDDOに近い。

 まず、MMORPGでいうプレイヤーキャラクターは「自分の国」だ。

 そしてMORPGで言うところのロビーに相当するワールドマップのような画面では、自国のエディット(開発や交易や買い物)を行える。他人とのコミュニケーションや、クエストの受理もこの画面で行う。まだやってないけど、おそらく「他人の国」との接触、つまり対戦や協力のマッチメイクもここなのだろう。

 ロビーでクエストを受ける、または、対人、協力プレイを受けると、専用のRTSマップに画面が遷移する。RTSマップが、MMORPGでいうところのインスタンスダンジョンに相当すると思えばいいだろう。そこでそのクエストや対戦ルールに応じた形で、RTSによる戦闘を行う。

 そのマップの決着がつくと、またワールドマップに戻り、RTSマップでの戦果やクエスト報酬を利用して、自国を成長させ、また次のマップでのRTSに備える。それを繰り返す。

 ・・・と、まぁそういうことらしい。たぶん。どこか違ってる気もする。知らん!

 クエストマップを消化して、自国のレベルを上げつつ、他人との協力、対戦プレイもできるという仕組み。これは「RTSの対戦ツール」という観点からみると、「対戦をするモチベーションとして、従来のランキング等とは別に、自国の成長要素がある」という意味だと思う。大して勝てないからランキングポイントではモチベーションにならない、というカジュアル層には一定の訴求力がある手段のように思える。面白いアプローチだ。

 私がプレイした超序盤の展開は、AoEシリーズでありがちなチュートリアルクエストだった。「町の人で木をいくつ集めろ」「家を建てろ」「船で兵隊を運べ」。英語だったけど、内容は簡単だったので、ストーリーを除けばプレイに問題はないかな。そんなクエストマップをこなしては、操作を覚え、同時に国のレベルが上がって行く。

 この先おそらく、もっと歯ごたえのあるクエスト(AoEシリーズではシナリオっていうような気もする)もあるんだと思う。このあたりの操作感覚は、従来のAoEシリーズのシングルプレイと同じだった。

 それに加えて、シナリオが難しければMMORPGのLFGよろしく他国の協力を得たりすることもできるし、MMORPGのPvPよろしく他国と対戦したりということも、成長に応じてできるようになってくるのだろう。

 総じて基本的な構想は悪くないように思える。ただMMORPGよりも戦闘部分、つまりRTS部分の比重が重いので、このゲームの浮沈は肝心のRTS部分の出来次第になると思う。RTS部分が面白くなければ、やっぱりヒットしないだろう。残念ながらその辺に関しては、RTS素人の私には判断できなかったよ。

 アイデアはいいとおもうので、今後このゲームが玄人の目にはどう映るのか。ちょっと楽しみだ。