カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2019年12月

日記: 12月4日(2019年)

 沖縄旅行の話、その14【美ら海水族館】。

 この旅行最後の立ち寄り値は、かの有名な美ら海水族館だ。

 水族館というものになじみがないので、水族館業界のなかでのヒエラルキーはよくわからないんだけど、十分以上に素晴らしいと感じることのできる展示だった。きっとかなりいい部類の水族館なのだろうと信じられる。

 特筆すべきはやはり、この水族館の顔というべきジンベエザメなのだろう。ガラスを隔てて間近を泳ぐ巨大生物は、その存在そのものが完璧な説得力を持っていた。興味深さしかない。

 わきを固めるナンヨウマンタもまた格好いい。エラがキモイと正直思わないでもないけど、エイの造形は海洋生物のなかでも美しいなにかがある。それが優雅に舞うように泳ぐ姿は、いくら眺めても飽きないものだった。

 そのほかチンアナゴで和んだり、チンアナゴで和んだり、チンアナゴで和んだりと、流石に名高い水族館だなと感心した。

 今回は、宿が美ら海水族館から車で15-20分という好立地だったということもあって、16時以降の割引タイムに合わせて訪問したんだけど、それでも水族館はかなり盛況だった。人気の観光地なのだな。

 続く。

日記: 12月3日(2019年)

 沖縄旅行の話、その13【残波岬】。

 灯台、こええええええええええええええ!

 という場所だった。

 3日目の午後に赴いた残波岬は、属性としては初日に赴いた万座毛と同じような場所だった。

 断崖の上から、海と断崖の織り成す景色を楽しむ。そういう場所。

 万座毛との違いは、こちらのほうが観光地として整備済みだった、という点だ。

 駐車場と観光センターのようなものがあり、周辺にはプチ動物園(?)のようなコーナーがあり、巨大なシーサー像やら子供用の遊具やらがあった。都市エリアに近いということもあって、近隣住民の憩いの場としての性格も、多分に持たせているのだろう。そういう場所だった。

 そして残波岬の大きな特徴はやはり灯台だ。

 この灯台、200円を払えば登ることができる。となれば、まぁ、せっかくなので登るんだけど。

 いやー、登ってみてわかりましたわ。これ、私苦手だ。

 登った先は当たり前なんだけど超高所。そして足元はなんだか頼りないコンクリートの出っ張り。極めつけは、暴風が吹き荒れている。

 もうなんか、「死」を感じちゃいましてね。ざっと頂上を一周して、早々に退散しましたよ。

 もちろん頂上からの眺めは綺麗だったんだけどね。でも恐怖が先立っていて、あまり綺麗さに感動はできなかった。もう、とにかくとっとと帰ろうっていうマインドでいっぱいだったよ、トホホ。

 なお、この灯台の段数は99段+αとのこと。ただし、1段1段が大きめ。塔内の階層は13層くらいだったので、まぁ、13階建てのビルを階段で上るくらいの覚悟が登るのには必要だということだ。

 両親は当然、体力的問題のため登らなかった(正解)。

 続く。

日記: 12月2日(2019年)

 沖縄旅行の話、その12【御菓子御殿】。

 なんだかよくわからないが、沖縄には沖縄土産のお菓子を販売するメーカーが、御菓子御殿なる壮大なネーミングの直営店を各所に構えているらしい。

 ・・・という事前知識はあったものの、立ち寄る予定はこれっぽっちもなかった。興味ないからね。

 でも、次の目的地である残波岬に向けてドライブをしていたら、目の前に御菓子御殿が出現したので、もののついでにと、ちょこっと立ち寄ってしまった。

 建物の中は本当に単なるお土産屋さんだった。

 自動化されたお菓子の製造工程をガラス越しに見たりもできたけど、さして面白いものでもない。

 お菓子の種類は流石に多かったので、ガチでお土産を選びたい、っていう人にはいいのかな。沖縄は那覇空港のお土産コーナーが充実していたから、よっぽど情熱をこめてお土産を選びたい、って人以外には、あまりメリットもなさそうだけどね。

 店員さんが、地元の学生、っていう感じの不慣れで朴訥な感じの人が多くて、ちょっと和んだ。なるほど、このへんの子は、こういうバイト(?)に着いたりするんだな、って。

 またお客さんは、外国の団体も多かった。なのでこれはひょっとすると、外国人向けツアー、のようなものが提携して、お客を運んでくる場所なのかもしれないな。

 まぁ、面白いものがあるものだ、と思った次第。

 続く。

日記: 12月1日(2019年)

 沖縄旅行の話、その13【Tony Roma】。

 我が家では、かつてカナダ旅行の時にバンフで食べたTony Romaのバックリブが、大変美味しかったために、それ以来半ば神格化されていた。いつかまた食べたいものだ、と何年も切望されて久しい。特に父が、Tony Romaのリブとの再会をずーっと夢見ていた。

 だから今回の旅行のために下調べをしていた時、沖縄にTony Romaがある、と判明した時には震えた。ついに、あの、バンフでの感動が蘇るのか!? と。

 ということで、首里城を観光を終えた我々の目指す先は、北谷町にあるアメリカンビレッジ内のTony Romaに向かったのだった。

 まずまずの渋滞をくぐり抜け、昼過ぎという絶好のタイミングでTony Romaに到着。ランチメニューの「少なめのリブ」などには目もくれず、レギュラーメニューの「普通のリブ」を注文し、食べた!

 ・・・ん

 ・・・うーん?

 いや、美味しかった。ちゃんと美味しかった。でも、なぜかバンフで感動したような感動が全くなかった。なんでだろう。

 正直ね、もうバンフで食べた味なんて覚えてないわけ。覚えているのは「べらぼーに美味かった」ということだけ。だからバンフのものと沖縄のものとで、何が違うのかと言われるとさっぱりわからない。ただ、沖縄のリブは、感動するほどのものでは、残念ながらなかったのだった。

 ま、これはこれで、1つの伝説に終止符を打てたということで、価値のあることなのだろう。

 ちなみに北谷町は「ちゃたんちょう」と読む。読めるわけがねえ!

 続く。