日記: 3月9日 (2004年)

 昨日の昼食はジャンクだったので、今日はおいしいものを食いたい。

 ってなわけで、ここ8年ほど通りすがりに横目で見続け、気になり続けていた、「ステーキ&ハンバーグ」と書かれた看板のある、洋食屋のようなところへ行ってきた。

 8年間もおずおずと入らずにいたのは、第一に私がシャイであるためであり、第二に店の作りが入りにくい雰囲気だからだ。

 その店は、駅前のくたびれた眼鏡屋(ここがすでに入りにくい店)の、二階にある店で、ほとんど普通のアパートの入口のようなところを通って、二階へと上がらなければならないのだ。しかも、窓には模造紙に書かれたメニュー(「ハンバーグ450円」等)がべたべたと張られており、店の内部の様子を外からうかがうことはできない。そのため、階段を上って、ドアを開けてみたら・・・・・・でした、なんていう展開が怖くて、今まで入っていなかったのだ。

 そんなわけで今日は、8年がかりで溜め込んだ勇気を振り絞って店に突入してきたのである。

 アパート入口から、階段、店の入口(ややこしい)までの壁には、模造紙で作られた手書きのメニューが、店の窓同様べたべたと張られていて、昭和の定食屋といった風情の、くたびれた印象。しかし、いったん店に足を踏み入れれば、それなりに落ち着いた、すこし小汚いものの、モダンな雰囲気の普通の洋食屋だった。まずは一安心といったところだ。

 店内は4席のカウンターと、20席はあろうかというテーブル席で成っていて、想像以上に広かった。行った時間が2時近かったので、店内は空いていたけど、雰囲気から察するに、昼食時はそこそこ繁盛してそうな、手頃感のあるいい店だと感じた。8年間つぶれずにいるわけだし。

 さて、空いていたカウンター席についてメニューを見る。ランチセットは、ハンバーグセット、豚生姜焼きセット、チーズバーグ目玉焼きのせセット、スタミナステーキセット、の四つがあった。本当はステーキセットにしたかったんだけど、価格が920円。う、ううむ。一人で採る昼食にしては高すぎる。薄い財布と相談した結果、一番安い600円のハンバーグセットにすることにした。

 頼んだものがでてくる間に、メニューをぺらぺらとめくって眺めていると、松坂牛ステーキ4000円、などというメニューまで確認できた。むむ、それなりに本格派なのか、この店は? 門構えからは想像できない、高級メニューだ。

 そうしてしばらく待っていると、料理が運ばれてきた。オーロラドレッシングのサラダ、ワカメの味噌汁、ライス、そして鉄板型皿の上にハンバーグとポテトとミックスベジタブル、の四品。うむ、600円の元は十分取れそうなボリュームだ。

 しかしそれも、肝心のハンバーグがうまければこそ、である。うまいことを願いつつ、デミグラスソースが、まだ熱い鉄板の上でジュージューいっている中から、ハンバーグを切り出し、そして、ソースをこぼさぬように口の中へ・・・。

 ・・・うまい!

 さすがメニューに松坂牛ステーキ(4000円)を載せる店だ。安い肉(?)のハンバーグといえども、いい加減な仕事はしてないといえよう。おお、うまいうまい。

 ということで、150グラム(やや少なめ)のハンバーグは、あっというまに全てを平らげられてしまったのであった。

 よーし、これでまた一つ、外食レパートリーが増えたな。次は奮発して、スタミナステーキランチを食べたいものだ。

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