日記: 6月29日 (2005年)

 いつの間にかEQ2JEが本稼動を始めたらしく、BBSに書き込んでくれたY氏をはじめ、数名から「やらないの?」とか「やってるよ」とかの報告を受けた。

 EQ2を英語版でやっていたときにも、クエストの豊富さと、そのストーリーには感心していて、「これが日本語だったらなおよかったのになぁ」なーんておもっていたのだけど、「じゃあ日本語版をやるか?」と問われると・・・NOかなー、というのが本音。

 とはいっても、別にゲーム内容に文句があるとか、そういうわけではあまりなく、それどころか英語版でも、挫折したLv30前後までの間に、クエストやら生産やらと、私なりに結構楽しんで遊んでいた。なのだけど、ここ数年MMORPGをやり続けてきた結果、今更ながら、いわゆる「レベル上げゲーム」というものに対する親和性が、自分の中で失われつつあるようなのだ。

 元来、レベル上げ要素そのものに関しては、むしろ成長の過程を「ムフフ」などといいつつ一人怪しげに楽しみ、かつ成長計画を日がな一日妄想しちゃったりもできるほど好きなのだけど、それだけではもはやモチベーションを保てなくなってしまっているようなのだ。レベルの上がりの早い序盤は、頻繁に訪れるレベルアップ、すなわち「キャラの成長していく楽しさ」が、「レベル上げの面倒くささ」を定期的に忘れさせてくれて、再び同じ楽しさを味わうためにモチベーションを生み出しさえするんだけど、レベル上げがきつくなる中盤以降になると、楽しい局面の訪れる頻度が下がり、楽しさと面倒くささの間にある不等号が反転してしまうのである。

 キャラの成長の先にPvPとかの面白イベントが待っていれば、まだこの不等号反転現象も発生しにくいと思うんだけど(というか、反転していても耐えることができる)、キャラの成長の先に待っているのが、更なるキャラの成長という、「成長するために成長する」EQ型方程式を持つゲームになると、もはやそこに待つのは無間地獄であり、「正直勘弁してくれ」という感情を抱かずにはおれない体質になってしまったようなのだ。

 てなわけで、EQ2よりもレベルの上がりが早く、Lvカンスト後にも(にこそ)RvRという大目的の存在しているDAoCのほうが、モチベーションを維持しやすくて挫折しそうもないため、EQ2JEのリリースにもかかわらず、結局のところさくっとスルーして、相変わらずDAoCを続けている私なのでした。

 しかし、そのDAoCも・・・(続くかもしれない)