友人が
「松屋の豚めしを食ってみた。でもやっぱ、牛めしのほうがいいわ」
というようなことを言っていたので、私も当コーナーのネタのために・・・もとい、興味に駆られて食いに行ってきた。
行く前に、松屋のサイトを見て予習でもしようかと思い立つ。しかし、メニューのページを見てみたものの、写真が小さすぎて、どんなものだかわからない。むしろ豚めしのとなりの新メニュー「カレ・ブゥ」に唖然。
「豚だからブゥか? メデテーな」
という感じ。
ともあれ、結局どんなものだかよくわからないままに、平和な土曜の午後のひとときを、こんなことで潰してもいいのかという一抹の不安を抱えながら、豚めしを食すべく、松屋へ向けて出発したのであった。
行ってから頼むまでの起伏のない過程をここで述べても、何ら意味を持たないので、あっと言う間場面は「松屋で注文後」へ飛ぶ。
出てきたそれは、牛めしと似て非なるどんぶりもの。ご飯の上に、煮込まれた豚バラ肉とタマネギが乗っている。色彩的には牛丼屋「どんどん」の牛丼に近く、色が薄く、白い。
そして、食う。
うーん・・・うまいじゃないか。
味は、生姜焼きのタレと、牛丼のタレを足して二で割ったような、そんなイメージ。豚バラ特有の脂身のコクが、飢えた胃袋にジャストミート。私は上記友人とは違って、牛めしよりこっちのほうが好みかも知れない。うまい、うまい。
脂身過多の豚バラ使用なだけに、牛めしよりカロリーが高いという、健康上の一大欠点を負ってはいるけど、個人的には牛めしがなくなっても、これはこれで全然困らない感じだ。
ってなわけで、アメリカ牛の品薄に伴う牛丼屋代替メニュー戦争の中では、290円という価格も相まって、松屋は十分合格点だな、と思えるのだった。
・・・というか、吉野屋のカレー丼は高すぎ。あ・・でも、マーボー丼とかいくら丼はうまそう・・・。