というようなニュースが、先月末に報道された。それが日本全体としてどれだけの景気対策になるのかとか、そういう効果は良くわからないんだけど、一応、仮にも、年間の趣味の3%ほどを、内燃機関付きの乗り物に乗ることにささげている私にとっては、まぁ良いニュースの類に収まるといえる。
んだけども…対象がETC車両のみかぁぁぁぁ。
私は高速道路を利用するときに「ETCカードを窓口で手渡す」という、高速道路の支払い方法の人口分布でいえば、間違いなく少数派に属している人だ。この支払い方法は、ETC設置代金は払いたくないし、クレジットカードは渡したくないし、現金で渡すのもだるい、というワガママなニーズに応じているわけである。しかし、この支払い方法では、たぶん上記特典は享受できないんだろうなぁ。
そこで私としては計算してみるわけです。
まず、年間に私が支払っている高速料金はどのくらいか。うーん、高速を使ったツーリングなんて、せいぜい年間3回だよなぁ。となると、仮に経路を調布―山中湖間として、片道2,570円。往復で3回とすると、6倍の15,420円。これが現在のランニングコストAということになる。むろん、現状維持ならイニシャルコストAはゼロだ。
ここで、上記特典目当てにETCを導入したとする。大手バイク用品店のナップスの場合、ETC機器を設置するのに本体費、工事費込みで42,945円かかるとある。む、かなり高いな。これがイニシャルコストBだ。
一方で、ETCを導入すれば、3回の往復高速料金はわずか6,000円になる。これがランニングコストB。
まとめると、
現在のコスト(A): 0円+15,420円×年数
ETCを導入した場合のコスト(B): 42,945円+6,000円×年数
となり、年間のコスト費(A:B)は、
1年目 15420円 : 48945円
2年目 30840円 : 54945円
3年目 46260円 : 60945円
4年目 61680円 : 66945円
5年目 77100円 : 72945円
6年目 92520円 : 78945円
となる。
うーん、元が取れるのは5年後以降かー。5年後には、バイクに乗っているかどうかもわからないし、乗っていても今のバイクかわからないし、5年後には機器が安いかもしれないし、5年後にはこの制度自体が変わっているかもしれないし・・・。
よって当議会では、ETC機器の今期の導入を見送るものと致します。閉会!
「ETCカードを窓口で手渡す」ってできたのかぁ!
高速なんて1年に1回のるかどうかなのでETCはいらないなぁと思ってましたが、今回の1000円で導入を検討していました。(車ですけどね。)
窓口でもOKなら良いですねぇ。
そもそもETC作った最大の理由は
止まらずに料金所通れるようにすることじゃないのかな
そこにメリットを感じないならどうでもいい話かと
一番使うであろうトラックは適用外とか意味不明。
teltelさん:
できるのだよ!
発想の元は多分、自分の車には車載機がある人が、
他人の車やレンタカーでETC払いをする、ってのだとおもわれ。
ゆいちゃん:
そもそものETCは、料金所を起点にした渋滞の緩和が主眼だろうねー。
ゆえにこの特別料金の恩恵を受けるのを、
その緩和に寄与しているひとに限定するのは、
論理的にはあまり間違っていないと思う。
ギブアンドテイク的な意味で。
vさん:
トラックの量はこのキャンペーンをしてもしなくてもかわらないから
キャンペーンをエサに交通量を増やす意味がないかと。
普段出かけない車(人)を出かけさせることで消費を促す
&
ETCを導入させる
&
民衆の支持を得る
ということと思われる。そこと関係ない箇所は無視だ!
42950円って随分高くないです?
ちょっと調べてみても取り付け込みで6000円とかあるし、カードも同時発行だと無料なんてものあるみたい。
バイクだと高いのかしら?
二輪ETC導入当時の記憶だけで言いますと、
二輪用のETCマシーンって1種類しかないのですな。
安全性重視なので、価格競争にならないようにしてるのか、
どこでもつくってよし、となっていないのだ。
なので、市場原理が働かないのであります。
ずばり高い。そのへんの緩和待ちと言うのも大いにあるのです