カテゴリー別アーカイブ: バイクとツーリング

日記: 5月18日(2025年)

 BOLTのオイル交換を実施した。

 BOLTのオイル交換をするのは初めてなので、いろいろと調べながら行うことになった。次回以降のためにも、しっかりとメモを残しておきたい。

 ユーザーマニュアルによると、エンジンオイルの交換頻度は初回1000 km、以降は3000 kmごとまたは1年ごととのこと。

 私のBOLTは購入時にお店側がオイル交換をしてから、もうそろそろ2年が経過しようという時期になるので、すでに時期的には超過している。だけどその間の走行距離は2000 kmほどなので、トータルでまぁ程よいんじゃないかと思う。私の使用頻度や酷使の仕方からして、2年に1度ペースで十分だという判断だ。

 本当のところを言えば、3月の車検の時に一緒に変えてもらうつもりだったのだけど、作業内容を詳細に依頼し損ねた結果、オイル交換されずに車検を通過してしまったのだ。おかげでこのように自分で行う羽目になってしまったという次第なんだけど、これはこれで楽しいからまあいいか。

 そんなわけだから、次回以降はひょっとすると面倒くさくなって、車検で依頼してしまうかもしれない。だけど、一応記録は残しておこう。

 今回購入したオイルは、カストロールの廉価ライン(?)のPOWER 1(10W-40)にした。コスパ最優先のチョイスだ。スペック好きの人には眉を顰められるかもしれないけど、私ごときのバイクにはこのくらいのオイルでよかろう。どうせエンジンを酷使するようなシーンはないのだ。交換オイル量は、オイルフィルター交換の有無で変わるけど3.7 L~4 Lなので、いずれにせよ4 L缶1つでぴったり事が足りる。端数が出なくていい数字だ。

 ドレンボルトのワッシャーはデイトナのM14サイズを調達しておいた。

 廃油処理は、Miniで使っているポイパックが、同じ容量内でおさまるので、共用してしまうことにした。

 消耗品を上のように買い揃え、あとは必要な工具類を揃えて、作業開始だ。

 ジャッキアップしなくても作業できそうではあったけど、したほうがいろいろ観察できそうだったので、今回はジャッキアップをして作業をした。

 ジャッキアップをし、ボイパックをセットして、ドレンボルトを抜き、エンジンオイルを排油して、抜き終わったらドレンを締めて、上から新しいエンジンオイルを給油。さくっと作業完了だ。

 先代のFZ6もそうだったけど、Miniに比べて排油も給油も早い。オイルがさらさらと流れる。30分程度で、簡単に作業は完了した。

 その後、少し試運転代わりのプチツーにでかけて、具合を確認。オイル交換前からギアはスコスコ入っていたので、正直オイル交換の成果を体感はしにくかったけど、不具合があるわけでももちろんない。とりあえずこれで、むこう1年以上は安心して乗れるようになったことを喜ぼう。

 なによりも、やっぱり自分でメンテをすると、愛車への愛着が深まっていい。

 うむうむ。

 ・・・余談なんだけど、日本語版のユーザーマニュアルには、オイル交換の頻度や量は書いてあるのに、ドレンボルトの規定トルクが書いていない。英語版のユーザーマニュアルや、サービスマニュアルには書いてあるのに。

 YAMAHAは日本人には自分でメンテをさせる気がないのか?


オイル交換メモ
実施内容
・交換日:2025/5/18
・走行距離:3000 kmくらい
・交換オイル量:3.7 L
・次回交換:2027/05または車検時に依頼予定
・消耗品系メモ:
  ワッシャー残2つ
・次回までの購入予定品:
  10W-40のオイル4 L
  Miniのあまりがなければポイパック
情報類のメモ
・ドレン締め付けトルク:43 N・m
・ドレンのボルトサイズ:17 ㎜
・使用オイル履歴:カストロールPOWER1 10W-40
・ワッシャー:デイトナM14、厚さ1.7mm、ガスケット付き

日記: 5月5日(2025年)

 道の駅清川にツーリングに見せかけた、買い出しに行ってきた。

 つまり今回はツーリング回に見せかけた、グルメ回だ。

 道の駅清川は、特産品として清川恵水ポークなる豚肉を推している。そしてそれを使った豚丼を食堂で供してもいるのだけど、その豚丼に使う「豚丼のたれ」を、瓶入りで販売もしている。

 この「豚丼のたれ」を以前購入し、自宅で豚丼を作ってみたところ、非常においしかった。私の味覚にばっちり合った味だった。そして、すぐに使い切ってしまった。

 その後、その辺のスーパーで売られている、類似の普及品も試してみたけど、この道の駅清川の豚丼のたれとはちょっと違う味ばかり。不味いわけではないけど、違うのだ。あの味が良かったのだ。

 使い切った直後しばらくは、この清川の豚丼のたれロスにも耐えられた。だけど月日が経ち、ついに限界が来た。また、あの豚丼を、食べたい。

 ってことで、それを買いに行く名目のツーリングをしてきた、というわけ。

 ちなみに上掲の通販サイトだと、3本で3726円という、目を疑うような高価格で売られている豚丼のたれだけど、現地で買えば600円だ。600円でもスーパーで売られている普及品と比べるとやや高いけど、十分常用できる価格の範疇と言えるので、心配はいらない。道の駅の食堂で豚丼を食べるよりも、だいぶコスパよく自宅で同じ味を味わえるので、むしろお値打ち感のほうが強い。

 目的地としては、おなじみの宮ケ瀬湖方面へのツーリングの延長線なので、これと言って目新しいことは特にない。いつもの道をささっと走って、買って、ついでに食堂の豚丼もいただいて、帰ってきた。

 初夏のツーリングは非常に気持ちよかったし、ゴールデンウィーク中とはいえ午前中に行って帰ってきたので、そんなに渋滞に巻き込まれることもなかったし、豚丼もうまかったし、楽しいプチツーだった。

 そしてこれからしばらくは、我が家の食卓に豚丼が出てくる頻度が上がることだろう。

日記: 4月4日(2025年)

 BOLTの購入後1回目の車検更新をした。

 という話の前に、これまでのバイクの車検事情を振り返りたい。

 先代のバイクのYAMAHA FZ6 Fazer S2は、購入後数年間の「ちゃんと乗っていた期間」は、購入したYAMAHA専門店のYSPで、整備付きで車検を通してもらっていた。

 その後、そのFZ6にあまり頻繁には乗らなくなってからは、YSPからの「車検のお知らせ」を黙殺して、整備と点検は自分で目視程度で行い、車検自体はホリデー車検でサクッと通していた。

 さて、それで今回初めての車検となるYAMAHA BOLTはどうしようか・・・というときに、少し悩んでしまった。

 さすがに新しいバイクだし、しばらくはホリデー車検よりは、もう少し面倒を見てもらえるところで見てほしい。さりとて、BOLTを購入した店は、インターネットで見つけた遠くの店なので、毎回の車検のために行くというのは、少し億劫だ。

 BOLTはYAMAHAバイクなので、以前にお世話になったYSPに頼る、という手もなくはない。でも上述のような流れで、一方的に車検をお願いしなくした、という過去の不義理があるので、YSPはちょっと敷居が高い。私の考えすぎの可能性は高いけど、頼みにくい。

 一番穏当なのは、2りんかんやナップスなどの、車検整備を受け付けているバイク用品店にお願いすることだけど、これは最終手段にしたい。信用できるできないとかいう話ではなくて(なくはないけど)、これらの店はアクセスが悪い場所にありがちなので、これまた億劫だからだ。

 それで私がとった手段は、「近所のSUZUKIの専門店にお願いする」というものだった。

 この店は、どのバイク屋よりも近所にあるのだけど、HONDA、YAMAHAと乗り継いできた私としては、残念ながらこれまで全く縁のない店でもあった。「(この店に頼めたら近くていいのにな)」と過去に何度も思ってはいたものの、「(でも、SUZUKI乗りじゃないからな)」とあきらめていた店でもあった。

 そんなバイク屋に、今回はすがってみることにした。

 電話でおずおずと「あのー、近所のものなのですが、YAMAHA車なんですけど車検整備をお願いできないでしょうかー?」と聞いてみた。

 すると「あ、全然いいですよ! 持ってきてください」と快諾してもらえた。

 拍子抜けするほどあっさり話が通ってしまった。こ、こんなことなら、昔からお願いしていればよかったのか?

 後日、バイクを持っていき、さくっとバイクを預け、そして2週間後の週末には、無事に車検を通ったバイクを受け取ることができた。やったぜ。

 バイク屋が、いかにも「町のバイク屋」というような昭和感あるところだったとか、預けるときの手続きがえらく簡素だったとか、預かり証のようなものすらなかったのが不安だったとか、ちょっとしたエピソードもなくはないけど、結果的には過去最低の労力で、ちゃんと車検が通ったので、万々歳だ。

 ってことで、また2年はBOLTに乗れることが決定した。

 これまでもこれからもあんまり乗れはしないだろうけど、細々とライダーをしていこう。

 あんまり正確には確認してないけど、たしかオドメーターは購入時1000km弱で、車検時3000km弱くらい。一応雑な記録として。次回車検時にはオドメーターが5000kmに・・・なってなそうだな。

日記: 12月30日(2024年)

 BOLTにバックレストを装着した。

 BOLTを買った段階で、ハンドル、サイドケース、そしてこのバックレストを変更するのが、予定カスタムのすべてだった。

 そして順調にサイドケースをつけ、ハンドルも交換したのだけど、バックレストに関しては、いつまでもカスタムできずにいた。

 狙っていたモデルのバックレストが、長らくメーカー欠品中で手に入らなかったためだ。

 そうしてバックレスト無しでの運用を続けた結果、いつしかその姿に思い入れが出てきてしまい、逆にバックレスト無しのほうがシュッとしていていいかな、とすら思いつつあった。バックレスト装着の夢は、ほとんど霧散してしまっていた。

 ところが、そんな風にバックレストへの思い入れがなくなった頃になって、突然狙いのバックレストが家に郵送されてきてしまったのだ。

 通販サイトで「再版・入荷されたら即購入、発送」という登録をしたままにしていたためだ。

 商品が来てしまったものは仕方がない。そんなにもう求めてはいなかったとはいえ、装着しよう。

 ってことで装着してみた。

 今回装着した「結果的に1年以上入荷を待ったバックレスト」は、ハリケーンのものだ(型番:HA6412B)

 このバックレストは、競合品となるYAMAHA純正デイトナのものが「接合部がプレート」なのに対し、「接合部が丸パイプ」な点が気に入って選んだ。このパイプ形状は、BOLTのエンジンガードやフレームのパイプ部分と一体感がある。個人的には、BOLTのバックレストの中では、装着時の姿がもっとも自然な美しさになるように思う。

 装着作業に当たっては、すでにバックレストの装着部分に、サイドケースのホルダーがついていたので、そこにだけ少し工夫が必要だった。具体的には、ホルダーの厚みの分だけボルトの長さが足りなくなりそうだったので、2cmほど長めのボルトを別途用意した。結果的には1cm長めのボルトで、ボルト長は足りた感じだったけど、超過分が何かに干渉してはいなそうだったのでいいだろう。大は小を兼ねた。

 装着後の姿は・・・どうかな。

 予想通り、パイプ形状の一体感は良い感じだったけど、同じく予想通り、今までのシュッとしたオシリがちょっとゴツくなってしまったのは自分の中でも賛否がある。ま、いいか。

 装着後は試験運転と称して、いつものご近所テケテケツーリングに出た。

 毎年のことだけど、年末の都内周辺は交通量が少なくて、普段よりも快適に走ることができていいね。そしてこれまた毎年のことだけど、寒いわ。まだ12月だから、一番寒いのはもう1、2か月後だと思うけどね。

 ともあれ、年の瀬に納得のカスタムと散歩ツーリングができて、私の今年のバイクライフもまずまず有終の美かな。満足満足。

日記: 11月29日(2024年)

 紅葉とモツ定食を求めてツーリングに行ってきた。

 何度も行ったことがある名栗湖を起点に、その近くにある未訪だった鳥居観音を訪れ、天目指峠を経て、飯能のモツ料理屋を目指す、という道程だ。

 【名栗湖】

 何度も行ったことがある割に、いつもダム部分で記念写真だけを撮って帰ってしまうため、ぐるりと一周したことがなかった。そこで今回は、名栗湖をぐるり一周してきた。

 北側の道は、紅葉が綺麗に色づいた陽の当たる明るい道で、ちゃんとした2車線の舗装路でもあり、走りやすかった。一方で南側の道は、日陰でじめじめしており、道幅も狭く、走るには向かなかったものの、対岸の山肌に陽が当たる関係で遠景は美しい、というような道だった。

 ともあれ、やっぱりここは、ダムの上が一番いいかな。

 【鳥居観音】

 鳥居観音は、地元の政財界の大物が自費+募金で勝手に立てた単立寺院。山全体に仏教建築が点在していて、仏教のテーマパークといった様相だ。

 これだけの規模のものを個人が?と思うとすさまじい。

 そんな大規模な施設なため、ふもとの本堂から頂上の大観音まで徒歩で向かおうとすると、45分もかかるという、そこそこヘビーな山登りを強いられる。でも、バイクでいくなら、わずか5分で着く。

 ということで、バイクでの山登りを期したんだけども・・・。

 これが怖かった。

 行程通してずっとドギツイ急斜面。道幅は狭く、舗装もでこぼこ、かつ、かまぼこ状なため、まっすぐ登るだけでも神経を使う。そのうえ、数か所のヘアピンカーブでは、十分な旋回半径が与えられておらず、私の愛車のようなクルーザータイプには相当厳しいコースになっていた。今回は幸い対向車がこなかったけど、来てたら終わってたな、というシーンが随所にあった。

 それでもなんとか8合目とでも言うべき「玄奘三蔵塔」前の平坦な駐車場にたどり着いて一安心。そこからさらに10合目の「大観音」前までもバイクでいけたんだけども、そこから先は徒歩で向かうことにした。もう、この道をバイクで走るのは嫌なのだ。

 鳥居観音の8合目~10合目は、こそかしこに真っ赤に色づいた紅葉が茂っていて、青空の青や、そそり立つ仏塔や大観音の白とともに、鮮やかなコントラストを描いていた。

 過酷なライディングで疲弊した私の心も、その景色で癒された。かな。

 【天目指峠】

 あまめざすとうげ、と読む。

 今回私は、特にこの峠越えを目指したわけではなくて、鳥居観音で後述のモツ料理屋への道をナビに入れたら、この峠を通る道を示されたので、否応もなく通ってきた次第。

 これまたくねくねの面倒くさい山道だった。別に山道が嫌なわけではないんだけど、この時はもう山登りは鳥居観音でおなかいっぱいだったので、ちょっと食傷気味だったかな。バイクというより、自転車乗りに人気の道らしく、自転車乗りをちょこちょこ見かけた。バイク乗りからすると、斜面やカーブはともかく、道に堆積した木くずや葉くずがストレスだった。

 今にして思えば、芦ヶ久保まで行って、R299を下ったほうが楽で楽しかったかな。

 【プチバカンスもつの華】

 Googleで発見した高評価のモツ料理屋。いや、もう、店名一点買いでしょこれ。「プチバカンス」で「もつ」の「華」。行ってみたくなる店名過ぎる。

 ってことで行ってみた「もつの華」。

 到着してみると、しかし早速困った。店の形式がよくわからない。

 斜面に建物やテントが点在していて、ふもと部分にキッチンがあることだけはわかったが、勝手にテントの席についていいのか、注文はどうするのか、なにもわからない。おろおろしていても、店員さんが出てきたりもしない。

 そうしていると、他のお客さんがやってきて、キッチン内のおかあさんに何やら話しかけていた。そこで、その人に「どうしたらいいんでしょうか」と聞いてみたところ、親切にいろいろと教えてもらえた。

 曰く、「いつもはキッチンのおかあさんの他にホール担当のおとうさんがいる」「おとうさんが今配達中で不在」「なので注文も案内もなかったようだ」「ここで注文しちゃうといい」。

 なるほど。事態は把握できたので、キッチン前で直接おかあさんに注文することにした。メニューはよくわからなかったので、教えてくれたお客さんのおすすめの「トリプル」にし、上のテントで待機することにした。

 やがておとうさんも帰ってきて、テントまでトリプルとやらを運んできてくれた。

 トリプルとは、このモツ料理屋のメニューにある「もつ焼き(こってり)」「もつ焼き(あっさり)」「もつ煮」の3つすべてが、おかずとしてついてくる定食だった。どのモツ料理も大変うまかった。が、量が多かった。3つのおかずどれもが、それ単体でごはん1杯いける分量だったのだからそりゃそうだろう。

 ごはんのお替りもできたけど、この美味しいモツ料理を、満腹状態で食べるのももったいなかったので、汁っぽいもつ煮だけを食べきって、もつ焼き2種は持ち帰り用のパックをもらって持って帰ることにした。持ち帰ったもつ焼きは、その日の夕飯に美味しくいただいた。

 ちなみにこの時、親切に教えてくれたお客さんと相席になって、1時間半近くずっとテントで会話に花を咲かせることにもなった。私はバイカーで、彼はチャリダーだったんだけど、年齢が近かったこともあって、お互いの乗り物の話から、職場での苦労話まで、妙に馬が合った感じで会話ができて、大変楽しかった。

 おそらく彼と二度と会うことはないとは思うんだけど、こういう一期一会も旅の醍醐味だなぁ(なんつって、こんなことはめったにないんだけども)。

 【国道】

 帰り道は国道299号やら16号やらを経由した。いやー、やっぱりまっすぐ緩やかな舗装路はいいな。走りやすくて気楽で。ただ、帰り道は午前中までの晴天から一変して、曇天気味だったのが残念だった。