頑張った自分へのご褒美。
ってなわけで、ろくに使いもしないライディングギア(過去例:ウェア、ナビ、箱)が無性に欲しくなるという、いつもの病気が発症してしまった。治癒のための処方は「購入」しかない。よーし、今回の狙いは、ライディングブーツだ。
ライディング用の靴については、ここ一年ばかりの間、去年に購入した謎の素材の靴を使用していたんだけど、単刀直入に言って、これはいまいちだったのだ。履いている状態での使用感には、全く不満はなかったし、期待通りの足つきの向上も望めた。だけど、問題は履くまでにあった。最大のネックは「履きにくい」ということだったのだ。
当たり前なんだけど、曲がりなりにもしっかりとしたブーツなので、スニーカーのようにかかとに指を突っ込んで履く、というわけにはいかない。着脱のたびにいちいちヒモを解き、履いて、ヒモを結ぶ、という工程が必要になる。これが思った以上にストレスで、特に座敷に上がるような飯屋への立ち入り、知人宅等への出入りをためらわせるに十分だったのだ。これでは旅が楽しくない。
ちゅーことで、その辺をクリアできるライディングシューズ/ブーツを求めて、家を出た。まだ不慣れな自宅周辺の地理の把握も兼ねて、最寄のバイクショップを目指して走る。途中で自分に課したノルマ「ラーメン屋めぐり」もしっかりとこなして、道程は完璧だ(蛇足ながら、今回はランキングサイトでも高評価な隠れ家的名店に行ってきた。うまかった)。
狙っていたのは、GOLDWINの廉価モデル(GSM 1025。定価10,000円弱)だ。選択の理由は、いうまでもなくその着脱容易そうなつくりと、値段。正直、ゴム長のような微妙なデザインだけど、バイク乗りのファッションはこんなもんだとあきらめた。編み上げのイカした本革ブーツでは、今回の要求を満たせないしね。履き易さこそが至上命題だ。
で、入店。ブーツコーナーを覗いてみたんだけど・・・おや?
そこには「本品限り」をいうタグの貼られたブーツが陳列されていた。モデルは、同じくゴールドウィンの中位モデル(GSM 1031の前モデルと思われる。定価20,000円弱)。それが、12,000円との表示。しかも偶然にもサイズがぴったり。ゴアテックスモデルが、12,000円かー。これは・・・。
はい、気が付いたら、なぜかそのブーツを履いて、家に向かっていました。
いやー、ベルクロだせええええ、とか思っていた時期が私にもありました。でもこれ、履きやすいわー。ベリッ、スッ、ペタ。あっちゅーま。素晴らしい。小学生の靴のように、ベルクロ部分がすぐへたれるんじゃないかとか、一抹の不満はあるものの、ゴアの靴を履いているという、無意味な満足感は心地よいね。ゴアを活かすほどの過酷なシチュエーションでは運用しないけど、自己満足が大事だ。
ってことで、頑張った自分へのご褒美’08冬を手に入れた私は、むほむほと寒い冬を室内で過ごすのでした。
私、皮のブーツだったけどファスナー付いてたから着脱楽だったよ~
ふつーに編み上げは、どうかんがえても面倒なんでかっこいいけど選択範囲外だったもんw
でも皮重いんだよねw
重いだろうねー。
革はいまいち私のカラーじゃないのと、
手入れめんどくさそうなので敬遠しがちだ。
革の似合う渋い大人になりたい14歳でした^^v