カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2008年12月

日記: 12月28日(2008年)

 毎年毎年でもういやになるんだけど、なぜかこの時期に体調を崩す。

 おととしはノロウィルス、去年はインフルエンザ、そして今現在も、そこまで重篤ではないものの、ノドの痛み、頭痛、発熱に襲われている。どうも一年の終わりに気が緩むようだ。これは来年末も気をつけなければならないな。

 ってことで、せっかくの休暇を、ひたすら睡眠睡眠ですごしている。もういい加減寝付けなくて、しかも暇だから、たまにこうしてPCに向かうんだけど、すぐに疲れてしまうのだ。

 あー、29日は寒中ツーリングの予定だったのになぁ。

日記: 12月22日(2008年)

 先日夜、EQ2のプレイ中のこと。突然、戸外から道路工事のような異音が響いてきた。擬音で表現するなら、ガガガガガガガガガガ、というような音で、相当やかましい。

 この音の発生源については、はじめはどこか近くの道路工事現場かなにかから響いているんだろうと思っていて、時間も時間(午後9時頃)だったため、「なんだこんな夜中にうるさいな」と思っていた。だけどよくよく考えてみれば、こんな時間に道路工事をするはずがないし、音源が妙に身近に感じられる。そこではじめて傾聴してみると、この音は・・・

 我が家のエアコンの室外機から聞こえてきているではないか!

 急いでコトの様子を確かめようと、ベランダのガラス戸を開けるやいなや、遮蔽物をうしなった大音量が、ダイレクトに耳朶を打った。室外機のなかで棍棒を持った男が暴れている、というようなすさまじい騒音だ。う、うるせえええええ!

 どうやらエアコンがぶっ壊れたらしい。ガガガガとうるさい状態でエアコンの吹き出し口に手を当ててみると、まったくこれっぽっちも暖かくない風が吹き出ていた。うるさいだけではなく、エアコンの機能そのものが死んでいる。これは重症だ・・・。

 とりあえず騒音を止めるべくエアコンを切る。しーん。静寂は訪れたものの、今度は寒い。エアコンをつけてみる。ガガガガ。うるさい。止める。冷える。困る。・・・やむなくその日は室内でダウンジャケットを着込んでしのいだものの、これはこの寒い季節を乗り切るには致命的な状態だ。

 ってことで、翌日速やかに大家に連絡して、窮状を訴えたところ、無事エアコンを交換してもらえることになった。

 そして今、我が家には待ちに待った新しいエアコンが設置されている。10年もののエアコンが、ピカピカの新型に! この辺、無料で入れ替わるのが借家のいいとこだよなー。数日間不便だったけど、結果的には良かった気がするよ。今度のエアコンには、自動掃除機能やら、風が直接当たらない機能やら、快眠モードやらと、数々のグレードアップもあり、かなり得をした気分だ。

 そんなわけで、棚からぼたもち的な幸運を感じつつ、まだホコリとは無縁の、綺麗な空気を吐き出してくれるエアコンで、ぬくぬくと暖を取る私なのでした。

日記: 12月21日(2008年)

 前々から観たい観たいとおもっていた、オビ・ワンでおなじみユアン・マクレガーの「ユアン・マクレガー大陸横断バイクの旅」。これをやっと観ることができた。

 いやー、こりゃ面白いわー。バイクの魅力もあるし、旅の魅力もあるし、各地の風土の魅力もあるし、人々の魅力もある。いろんな要素が詰まっていて、バイク乗りもそうでない人も楽しめるドキュメンタリーだ。英国はこういうのがうまいよなぁ。

 この動画を観ると、実にバイクにのって遠出したくなるね。ここまで過酷な旅はいやだけど、ところどころで現れる、「バイクの旅特有の喜び」「苦しみ」がとても共感できて、それを自分も味わいたくなるんだよな。さぁ、みんなも速やかに二輪免許を取って、共感するんだ!

 ほめられた手段じゃないけど、ニコニコ動画でも観られるぞう。

日記: 12月13日(2008年)

 頑張った自分へのご褒美。

 ってなわけで、ろくに使いもしないライディングギア(過去例:ウェア、ナビ、箱)が無性に欲しくなるという、いつもの病気が発症してしまった。治癒のための処方は「購入」しかない。よーし、今回の狙いは、ライディングブーツだ。

 ライディング用の靴については、ここ一年ばかりの間、去年に購入した謎の素材の靴を使用していたんだけど、単刀直入に言って、これはいまいちだったのだ。履いている状態での使用感には、全く不満はなかったし、期待通りの足つきの向上も望めた。だけど、問題は履くまでにあった。最大のネックは「履きにくい」ということだったのだ。

 当たり前なんだけど、曲がりなりにもしっかりとしたブーツなので、スニーカーのようにかかとに指を突っ込んで履く、というわけにはいかない。着脱のたびにいちいちヒモを解き、履いて、ヒモを結ぶ、という工程が必要になる。これが思った以上にストレスで、特に座敷に上がるような飯屋への立ち入り、知人宅等への出入りをためらわせるに十分だったのだ。これでは旅が楽しくない。

 ちゅーことで、その辺をクリアできるライディングシューズ/ブーツを求めて、家を出た。まだ不慣れな自宅周辺の地理の把握も兼ねて、最寄のバイクショップを目指して走る。途中で自分に課したノルマ「ラーメン屋めぐり」もしっかりとこなして、道程は完璧だ(蛇足ながら、今回はランキングサイトでも高評価な隠れ家的名店に行ってきた。うまかった)。

 狙っていたのは、GOLDWINの廉価モデル(GSM 1025。定価10,000円弱)だ。選択の理由は、いうまでもなくその着脱容易そうなつくりと、値段。正直、ゴム長のような微妙なデザインだけど、バイク乗りのファッションはこんなもんだとあきらめた。編み上げのイカした本革ブーツでは、今回の要求を満たせないしね。履き易さこそが至上命題だ。

 で、入店。ブーツコーナーを覗いてみたんだけど・・・おや?

 そこには「本品限り」をいうタグの貼られたブーツが陳列されていた。モデルは、同じくゴールドウィンの中位モデル(GSM 1031の前モデルと思われる。定価20,000円弱)。それが、12,000円との表示。しかも偶然にもサイズがぴったり。ゴアテックスモデルが、12,000円かー。これは・・・。

 はい、気が付いたら、なぜかそのブーツを履いて、家に向かっていました。

 いやー、ベルクロだせええええ、とか思っていた時期が私にもありました。でもこれ、履きやすいわー。ベリッ、スッ、ペタ。あっちゅーま。素晴らしい。小学生の靴のように、ベルクロ部分がすぐへたれるんじゃないかとか、一抹の不満はあるものの、ゴアの靴を履いているという、無意味な満足感は心地よいね。ゴアを活かすほどの過酷なシチュエーションでは運用しないけど、自己満足が大事だ。

 ってことで、頑張った自分へのご褒美’08冬を手に入れた私は、むほむほと寒い冬を室内で過ごすのでした。

日記: 12月12日(2008年)

 EQ2にアイテム課金が導入されるらしい。というか、された。

 あまりにも唐突な導入で驚いたよ。ログインしたら、パッチが当たり、見慣れぬアイテム課金用のメニューが追加されていた。感覚としてはかなり不意打ちに近いもので、率直な印象は「なにこれ?」だった。たぶん、前もってのおおっぴらな予告はなかったと思うんだけど、予告なしだったあたりに、SOEの若干の後ろめたさというか、反発を覚悟しての強行、といった態度がうかがえて、そのせこさが情けない。

 さて、このアイテム課金。EQ2のプレイヤー層を考えれば当たり前だけど、反発6割、無関心3割、歓迎1割、というような第一印象分布のように思えた。ざっくりと言って反発が強い。

 少なくとも今の日本において、EQ2をプレイしている人というのは、「本物を選んでいるという自己満足」やら「古き良きMMORPGの継承者たる自覚」やら「洋ゲーとキムチゲーは違いますから」やらといった、小さな小さな小さな矜持を胸に抱いている人が多くて、かくいう私も、そういったところが多少ある。誕生から約10年。MMORPGは今なお革新的なゲームとして、より一層発展すべきであり、その阻害となる陳腐な作品や、拝金主義、低い志は排除されるべきである・・・という想いを少なからず抱いている人々なのだ。

 そんな人々にとって、MMORPGというのはある種、純粋な遊びの場であって、公平な競争の場であって、広大な自己表現の場だ。だからゲームはゲーム内のみで完結するのが理想であって、現実通貨の介入などは、その純粋性・公平性・アバター性の維持に多大なる支障をきたす、受け入れべからざるものなのである。

 ちゅーことで、私もアイテム課金には大反対・・・かというと、実は全然そんなことがなかったりする。

 上のような感情はすごくわかる。全く同感だ。私もかつて「MMORPG(オンラインゲーム)の登場は遊びの革新になる」と思ったし、実際に今でもそう思っているし、そうなる未来を願ってもいる。たかがゲームなんて思ったことは全くない。その辺の思いは2年以上前に述べたとおりだ。

 でも、だからこそ、アイテム課金については、「可能性の1つ」だと思っているんだよね。もちろんその導入の仕方によっては、ゲームが崩壊する危険も大いにあるクリティカルなファクターだろうけど、それは「アイテム課金そのもの」が悪いわけではなくて「導入の仕方」が悪い、と考えるほうが発展性があるんじゃないかな、と。

 現実問題として、いまやオンラインゲームというのは、ゲーム内のコミュニティだけでは成立し得ない域にまで達していて、ゲーム外のコミュニティをも巻き込んで、それら全体で1つのゲームとしての実体を持つようなところがある。そして、その点こそがオンラインゲームの魅力なのだ。

 ファンサイト、Wiki、フォーラム等々。オンラインゲームを外側から支え、現実社会と融合させてくれるツールが増えるにしたがって、オンラインゲームの魅力は高まっていった。そういうオンラインゲームを昇華させてくれるゲーム外要素の1つに、アイテム課金のような現実通貨との融合要素は含まれない、という保証がどこにあるのだろうか。一概に批判するのはどうかな、と思うのはそういう理由からだ。

 当然、「10万出せば最終装備が手に入る」というようなものは私とて論外だと思う。でも、そういうものでなければ、アプローチの試みとしては(あまりにリスキーだけど)ありじゃないかなぁ、と思う私なのでした。