焼入れから鋼材が戻り、酸化皮膜をとりあえず削り落としたので、工程を先に進めることにした。
焼入れ前に念入りに磨いた甲斐があってか、ナイフ本体はもうさほど磨かなくてもよさそうで、あとはすべてが終わった後の仕上げ工程に行えばよかろうと判断したのだ。
ってことで、次の工程はヒルト、つまり鍔(つば)の部分をつくり、それをナイフ本体にくっつけるという作業になる。
ヒルトは、硬度はさほど必要ではないので、加工性の良いブラス(真鍮)やニッケルシルバーで作られることが多く、まれにステンレスでも作られるらしい。私も今回は、ニッケルシルバーで作ることにした。ちらっと第13回でも登場したので、参照されたし。
さて、今回のナイフは教本の見本のデザインを真似て、大半の部分を作成しているのは、以前にも述べたとおりだ。だけどヒルトのデザインだけは、教本のものとは違うようにしようと、初めから決めていた。せめてそこで、オリジナリティを主張しようと思ったのだ。
そんなわけなので、なんとなーく完成デザインをイメージし、何本かの目印の線をけがいたあとで、作業順の詳細見本がない状態で、おもむろに作業を開始した。・・・・んだけども・・・。
・・・想像以上に立体物の加工は難しかった。結局、なんとか削りだしたヒルトは、教本どおりにはならなかったものの、教本よりもだいぶシンプルな、「ただの手抜きじゃねーの?」というような物体になってしまった。うーん。ま、いいか!
どんなものになったかは、次回以降で明らかに!
うちのナイフはこんな感じ
刃
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===l___________>
L
背
判りにくいかな(・ω・)
改めて刃の長さ計ったら13.5cm。じゅうとうほういh
名前入れ忘れた(ノ)・ω・(ヾ)
うひゃーずれてる(・ω・)
刃
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===l___________>
L
背
両刃に見える。
ダガーナイフは持っているだけで違法ですよ!
ヒルトが両方に伸びる形状は、
ヒルトをコの字型ではなく、
ロの字型に加工しないといけないので
難易度がガクッと上がりますね。
砕いて言えば、めんどい!むり!