日記: 11月16日(2009年)

 以前、通販でホルモンを購入し、おいしく頂いたんだけども、フライパンで焼いたことによる香ばしさの不足、水っぽさが残念だった。

 そこで、ついにやってしまった。自宅で炭火焼肉!

 いやー、アホですねー。我ながら飯にかける情熱だけは、ひときわ激しく燃焼してますねー。焼肉を食うためにキャンプツーリングに出かけ、それでも飽き足らず自宅でバーベキュー。まごうことなき食いしん坊です。うへうへ。

 ガスコンロの上にキャンプ用に買ってある炭を並べ、まずは火熾しをする。さすがにこの方法は、キャンプ場でする火熾しよりも格段に楽チンで、気が付けば真っ黒だった炭が、赤熱する白い炭に変貌していた。

 これを換気扇の下に設置した、キャンプ用のバーベキューコンロに収め、おもむろにホルモン焼きを開始する。

 網の上のホルモンから、脂が炭の上に滴り落ち、じゅわー、と良い香りとともに煙を上げる。煙は全開で換気扇を回しても、一向に追いつかない勢いだけど、既にその事態を想定して準備しているので気にしない。むしろその煙がもたらす「焼肉屋の匂い」に快感を覚えつつ、焼いては食い、焼いては食う。

 うめー!

 さすがにフライパン焼きとは一味も二味も違う。余計な脂が落ち、炭火焼特有の香ばしさがついたホルモンは、これ最強。用意した分のホルモンを瞬く間に食いつくし、幸せのうちにその日を終え・・・

 ・・・。

 ・・・終わらねええええ! 食い終わって満足すると、そこに現れるは「後片付け」という強大なモンスター。焦げ付いた網、灰、消し炭、飛散した脂。それらをすべて始末し終えるころには、すっかりホルモン焼きの満腹感も消え、どちらかというと一仕事終えた達成感だけが残る結果になってしまった。幸せの余韻がない。空しい。

 とはいえ、このウマさ、気兼ねのなさは、なかなか代替策がない。また、後片付けの気力が湧いたら、この荒行に挑むとしよう。かな?

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