日記: 3月17日(2011年)

 東日本が大荒れの今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。震災地とは比べるべくもないとはいえ、我が首都圏も乱れに乱れています。

 っつーことで、これまでの人生でも類を見ない、特異で混沌とした一週間だった。首都圏においては計画停電なるものが始まり、一部地域を除いた多くの人たちが停電によって何らかの不都合を被っている。

 幸いなことに、というか、ちょっと申し訳ないことに、私は停電対象区域外の東京23区在住で、東京23区に徒歩通勤をしているので、影響は実に軽微だ。仕事仲間が通勤で苦労していることと、実家が停電で苦労していることは、身近に聞いてはいるものの、自分自身には実害がない。せいぜい米が買えない、ガソリンがない、というくらいのもので、首都圏在住者のなかでは最も優遇されている身分といえそうだ。

 なので、私は比較的ストレスフリーな生活を送っている。正直なところ、月曜から金曜までの生活リズムは、ほとんど先週と変わらないくらいだった。多少節電に気をつけて、暖房をつけない生活をしていたら、まんまと風邪を引いたというくらいのものだ。

 しかし、周囲の人はストレスやはり高まってきている。これは個人差がすごくあって、なんにも堪えてなさそうな人もいるんだけど、一触即発な感じの人もいる。停電や交通の乱れによる不便さと、地震や原発トラブルからくる不安感とでそうなっているようだ。まぁ、これでなんとも思わないほうがどうかしている。そんな人との接触が一番の苦労だった一週間だった。

 今週末は、電車が乱れていなければ、停電対象区域にある実家にいって、計画停電を体験してみようと思っている。別に面白半分で行くわけではなくて、別の用事があるついでなんだけど、いい経験になるだろうという不謹慎な好奇心があるのも事実だ。

 昔よく「北の国から」のモノマネで「電気がなければ暮らせませんよ!」ってやっていたけど、まさにそんな状況とはどういうものか。遅ればせながら知ってみようと思う。

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