今日のおすすめ食材は写真のこれ。
花椒塩というのは、おおざっぱに言うと中国の山椒である花椒と塩の混合調味料だ。高級めな中華料理屋で、鶏の唐揚げにつけるためのつけ塩として出てくるものが、一般的には目にする機会となるだろう。
無類のから揚げ好きである私は、唐揚げにつける調味料のなかでも、特に花椒塩が大好き。だから家庭で唐揚げを食うときにも、ぜひ花椒塩をつけたいと思っているんだけども・・・実はこれがなかなか難しい。
花椒塩はいくつかのメーカーから販売されているものの、どれも中華料理屋で出てくるものとは、ちょっと違うのだ。香りが立ってないというか、角が立っているというか、とにかく中華料理屋のものとは別物の、あまりおいしいとは言えないものばかり。
そんな実情に業を煮やした私は、ホールの花椒を買ってきて、自分でゴマすりで粉末にし、炒った塩と混合するなどという、中世の薬剤師のような真似までしてみた。しかし、それでも中華料理屋の味は再現できなかった。
そんな紆余曲折を経て、ついに私がたどり着いたのが、このマスコットの花椒塩だ。
これはいまひとつな市販の花椒塩のなかで唯一の、「うまい」といえる商品だった。格段にうまい。中華料理屋のとはやっぱりちょっと違うかな、という部分はあるんだけど、違うジャンルの調味料として、非常にうまい。唐揚げによく合う。
材料に砂糖が少量入っている、というのがたぶんキモなのではないかと踏んでいる。市販の花椒塩は、調合してから時間がたつから、花椒の香りが立たない。それを補うために花椒を増やすと、味に角が立つ。そういう部分を、うまく砂糖が和らげているのではなかろうか。そんな感じがする。よくできてる。
ってなわけで、Fly!は全国の唐揚げ好き諸兄に、マスコットの花椒塩をオススメします。カルディのスパイスコーナーにすらおいてないことが多いので、なにかのついでにAmazonで買いましょう。
かけても色が茶色のままだと・・・!!?
茶色い食卓がさらに茶色く
ピンバック: 日記: 9月4日(2020年) | Fly!