日記: 12月12日(2018年)

 WordPressが超絶改悪(※個人の感想です)された。

 このサイトというかブログは、数年前からWordpressによって構築されている。もうWordPressとは切っても切り離せない仲だ。

 その最愛のWordPressの「記事投稿編集機能」が、先日のバージョン5.0へのメジャーアップデートとともに、Gutenbergという新しいものに刷新された。

 これがどうにも使い勝手が悪い。

 もちろん本当にダメなものだったら、わざわざ更新されないだろうから、わかっている人にとってや、使い慣れさえすれば、いいものなのだろう。しかし、私にとっては現段階では使い慣れてはいないし、そもそも「Gutenbergによって恩恵を得られる」と想定されるような使い方をしていないから、ただただ無駄なアップデートに感じられてしまうのだ。

 ざっと見たところGutenbergでは、いままでは記事全体をまるっと文章として扱えるだけだったところを、より詳細に細かく区分けして扱えるようになっているようだ。文章全体ではなく、ブロック(段落)を最小単位として扱うことができるようになり、それぞれに装飾をしたり、意味づけをしたりというようなことが、より容易に行える。画像などもエディタ上でグラフィカルに表示され、より直感的に、完成形を想像しながら編集することができる。なるほど、これは「WordPress上で記事を書くには」いいのかもしれない。

 しかし私の場合、そもそものライフスタイルが、WordPress側の想定しているものとは違う。

 私の場合WordPressへの記事投稿は、ほかのテキストエディタで書いておいた文章やコードを、アップできるタイミングでWordPress上にペーストして、そのまま公開する、という形をとっている。そして文字列に過剰な装飾はしない方針で、WordPress上にペーストした文章に、さらにWordPress上で何らかの処理を施す、ということはほとんどない。つまり私にとってのWordPressは、ほとんど「公開」ツールであって、「編集」ツールではないわけだ。

 だから、WordPress上の編集機能が強化されても何の恩恵もない。それどころか、機能がリッチになったおかげで動作は重いわ、ソースで観たい部分がグラフィカルに表示されてしまうわ(ソース表示にする手段が容易には見つからない)、段落が勝手に小分けにされるわ、全角スペースのインデントが殺されるわで、いいことが何もない。
 
 私が今まで通りの編集方法を続けるなら、百害あって一利なしだ。

 今はとりあえずクラシックエディターとかなんとかいうプラグインを導入して、今まで通りの環境に戻して使っているけど、これは2021年までの期間限定サポートらしい。いずれはGutenbergに慣れなければいけないのか。ふぅ。

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