日記: 8月27日(2019年)

 PCから煙が出た。

 その日、帰宅してまずはPCの電源を入れ、いったんその場を離れようとしたときだった。

 バチン、バチッ。

 聞きなれない音がPCのほうから聞こえてきたのだ。

 んー? と思ってPCの前に戻って見てみると、PCの背面からモクモクと白煙が噴き出しているではないか! PCのある部屋の中には、焦げ臭さが充満していた。

 うおおおおお、なんじゃこりゃあああ。

 正直、まったく予期していない出来事だったので、かなり驚いた。いや、昔から「PCは煙をだして壊れることがある」という話は聞いていたものの、まさか自分の身にそれが降りかかるとは。はじめての経験だった。

 すぐさましたことは、PCの電源ケーブルを引っこ抜くことだった。それでとりあえずPCへの給電は止まり、白煙もやがて沈静化した。発火などはしていなかったようで、とりあえず「火災」という最悪の事態にまでは発展しなかった。ステータスは「PCの故障」だ。

 故障の瞬間を一部始終見ていた、というのが救いのある点だった。明らかに故障個所が電源ユニットだとわかっているので、それを交換すればおそらく治るだろうし、データのロストなどもよほど運が悪くなければなかろう、と推定できた。

 実際、その日のうちに電源ユニットをスマートフォン経由で注文し、翌日に届いた新しい電源ユニットに換装したら、あっさりとPC環境は復旧した。やれやれだ。

 しかし本件は、ちょっと怖さを感じてしまったな。

 例えばこれが、PCをつけっぱなしで外出しているときに起こっていたらどうなっていたんだろうか。発火して火事になるとかいうことはないのかな? 寡聞にしてそういった例を聞いたことはないんだけど、その前に給電が止まるようなセーフティがあるのだろうか。

 また逆に、スマホ時代のよさも痛感した。一昔前だったら、こういった事態に陥ると、ウェブ環境が失われてしまい、実店舗に買いに行かなければならないものだった。それが唯一のPCが壊れてなお、オンラインショッピングができるとは。時代の進歩も目覚ましいな。

 ともあれ、かなり旧態依然としていたPCの電源ユニットが、期せずして最新に近いものにアップグレードした。この機についでだから、PCケースも交換しようかな、と企んでいるけど、それはまた後日だ。

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