日記: 9月18日(2021年)

 そういえば何か言及し忘れていたと思ったら、Age of Empires IV(AoE4)のストレステストをプレイしたんだった。

 AoE4は言わずと知れた有名RTSシリーズ、Age of Empiresの最新作。私はAoEシリーズは第2作目のAoE2、通称AoKしか遊んだことはないものの、そのAoKに限って言えば、オンラインゲーム黎明期の輝かしい記憶と共に、自分の中に印象深く残っているので、シリーズへの思い入れは、それなりに深い。

 そんなAoEシリーズ。かなり久方ぶりに最新作であるところの、この「4」がリリースされることになっており、そのテストプレイがこの週末行われるというので、早速飛びつくようにして遊んでみた次第だ。

 その感想は・・・いやー、これはついていけそうにない。

 プレイしたのは「ソロプレイでの対AI戦」という、最ものんびり遊べるモードだったとは思うんだけど、それでも難しすぎた。RTSはもともと苦手なジャンルではあったものの、こんなに面倒くさかったっけな、と思うほどに操作が忙しく、情報処理が大変で、小一時間のプレイの間では、まったく対応できなかった。

 もちろん不慣れだということは大きいだろうけども、じゃぁ、これを慣れるまで頑張る気力が、今の私にあるかと問われれば、きっとないだろうなぁ、と思ってしまった。打ちのめされた、と言うのに近い。

 そして、きっと多くのRTSビギナーもそう思うんじゃないだろうか。遊べるオンラインゲームの選択肢が少なかった一昔前ならともかく、もっと気軽なゲームを選べる今日に、この困難なゲームを選択する人がどれだけいるかということを考えると、このゲームの未来は決して明るくないような気がする。最も好意的に捉えても、マニア向けの名作、というところに落ち着くとしか思えない。

 RTSの煩雑な操作を簡略化して、動かすユニットを1つに絞ったMOBAが流行ったのもむべなるかな、という所だ。

 またいまいち印象の悪かった点として、AoKの時代に比べて、グラフィックのリアリティが格段に向上したぶん、各ユニットやオブジェクトの描き方が、アイコン的というようよりも写実的になっていて、そのせいで逆に視認性が大きく下がっていた、ということも感じた。

 ぱっと見で、市場なのか街の中心なのか、戦士小屋なのか弓小屋なのか、騎兵なのか騎士なのか、そういう判別がつきにくい。自分の施設を探すにしても、攻撃対象を選択するにしても、とっさに判断できない。これまた慣れの問題なんだろうけど、そういう部分に少なくないストレスを感じた。

 そんなわけでAoE4のテストプレイ。なつかしさ補正を全力で動員しても、これで遊んでいくのはちょっと大変そうだ、と後ずさりする結果に終わった。

 愛着あるシリーズだけに、また一時代を築いてほしいんだけどなぁ。自分でプレイしなくとも、競技シーンで観るものと割り切るなら・・・うーん、どうだろうか。

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