スーパーで通りすがりに目にして、さっと棚から手に取って、衝動買いしてしまった写真の品。
レトルトパウチの上部を開いて、賽の目切りにした豆腐を投入し、パウチを閉じてレンジで加熱すれば、熱々の麻婆豆腐が完成する、という商品だ。
味は二の次というかあまり期待はしていない。ただ、こういう一昔前まではなかったような「未来の仕組み(?)」が面白そうで、一度体験してみたい。そういう理由で買ってしまった。
まず調理。これはまぁ、簡単。手のひらの上で豆腐を切り、そのままそれを流しいれるだけ。
次にレンチン。これなんだけど、少しだけ問題があった。このレトルトパウチ、案外背が高いデザインになっているせいで、我が家の電子レンジのサイズだと、パウチの上端が電子レンジの天井にぶつかってしまった。なんとか上部を接触させながらも過熱はできたけど、その接触の抵抗と、回転皿の動きとが噛み合って、立たせておいたパウチが転倒してしまわないかと心配だった。
で、問題の味なんだけど・・・まぁ、普通のレトルトの麻婆豆腐レベルですよねー。それ以上でも以下でもない感じ。不味いわけではないけど、個人的な好みとしては、レトルト麻婆豆腐特有の、必要以上の甘みが気に入らなかった。
調理に使う道具の点数が少ない、というか包丁だけなので(見た目を気にしなければ、包丁すら使わず、豆腐一丁をパウチに突っ込んで手でつぶせばよさそう)、忙しくて時間がないときなどに、簡単に暖かいおかずを用意できて、洗いものも楽、というのがいい点。
そして、それ以外の利点は特にない感じ。テレワーク中で、比較的調理に手間暇をかけやすい、私の現環境下で評価するならば、もう少し凝った麻婆豆腐を作ったほうが満足度は高いと感じた。当面のリピートはないかなぁ。
とはいえ、実は今回食べた四川風とは別に、広東風のほうも同時に購入済みなので、それはいつか食べる予定だ。レビューはしないと思うけど。