日記: 4月1日(2023年)

 「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」なる映画を観てきた。

 タイトルからわかる通りの、我らゲーマーにはおなじみの、D&Dの世界を映像化したアクション映画だ。

 いや、おなじみと言っても、まったくもって日本ではおなじみではないので、当然世間的な知名度はあんまりないだろうけどね。D&Dに関する知識なしでは、カタカナがこれでもかと並んだタイトルからは、ダサさしか感じ取れないだろう。

 だけども私のような人間にとっては、よだれを垂らしながら観たいような題材なので、それはもう楽しみにして観てきた。

 で、観た感想をズバリ言うとね・・・いやー、面白かった。

 (以下、そんなにネタバレはないけどゼロではないカモ)

 すさまじくチープなB級映画になっているのではないかと危惧して観たんだけど、杞憂だった。全体的にしっかりお金をかけてる感じもしたし、キャストも豪華(?)だったし(少なくとも見たことのある俳優が複数いた)、ちゃんとした映画になっていたよ。少なくとも、このサイトを見に来ているような、ゲームマニア、RPGマニアのみなさんには、残らずおすすめできる映画だったのではないかと思う。

 世界設定も、D&D世界の中ではPCゲーマーにももっともなじみ深いフォーゴットンレルム。私も大好きなフェイルーン。血沸き肉躍るソードコーストだ。劇中の会話にも、ウォーターディープ、バルダーズゲートといった街の名前が登場し、映画の主要な舞台となる街は、何度もPCゲームのタイトルにもなってきた、その名も高きネバーウィンター。物語のキーとなる封印の魔術はあのモルデンカイネン謹製。登場人物の中には、エルミンスターの子孫までいて、もう舞台装置だけで白飯3杯イケルくらいには大満足でした。

 シナリオも、ところどころコミカルなシーンを挟みつつも、締めるところは締められていたし、王道展開だけど期待通りの熱さもあって、変にひねくれた目で観さえしなければ、十分よく出来ていたと評価していいと思えた。

 アクションもよかった。ワイルドスピードでおなじみの女戦士は格好よく動いていたし、なにより魔法の詠唱モーションがスタイリッシュでイカしてた。アナキンのライトセーバーアクションのような一瞬の小気味よさがあった。小学生に戻れたら、ちょっと友達相手に魔法発射の真似をしたいような、そんな仕草だった。

 ってなわけで映画版D&D。この手のゲーム原作モノにありがちな残念感は全くなく、大変楽しませてもらえた。同じキャストで続編を作る余地は全然あるから、是非、第2作、第3作とシリーズ化していってほしいものだ。

 そして願わくばこれで日本でのD&Dの人気が上がり、Baldur’s Gate 3に日本語版リリースの道を・・・。

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