ってことで少しプレイしてきたので、まずは初日段階での展開とか、ファーストインプレッションなどを。
全体の印象は2つ。
1つは「マシな部類のアジア産オンラインゲーム」というもの。そう感じたのは、直近の比較対象となる黒い砂漠よりは、第一印象の段階ではちょっとだけマシだった、ということにつきる。
黒い砂漠と初動の展開は似ていたものの、初動の束縛感が薄く、まだしも自分のキャラを自分の意思で動かす余地が与えられているように感じられた。そういうところが私の好みに合致していて、好印象となった。これはもちろん、多分に感覚的な感想でしかないんだけども、少なくとも2時間で我慢の限界に達する、というようなことはなかった。ツカミが悪くない。
初日に半日プレイする、というようなコア層ではなくなった身としては(異論は認めない)、こういうところが重要になってくる。10時間遊ばないと真価がわからない、というような博打には付き合えないのだ。10年前ならまた評価が違ったのかもしれないが。
ただ現段階では黒い砂漠よりも大風呂敷を広げていない、というか、まったく先のビジョンが与えられていない、という弱点があるので、最終的にどちらが定着率が高いかはまだ判断がつかない。オンラインゲームとしては、結局エンドコンテンツがなんなのかよくわからない、というのは大問題だ。レイドなのか、PvPなのか、終わることなきアイテムハントなのか。ここの出来栄えの良し悪しが、最終的なゲームの成功と失敗とを決定付けるのではないかと思う。
もう1つの印象は「いいアクション+わるい操作」というものだ。キャラの動きはいい。操作感も軽快。世界観というか見た目のセンスも悪くない。であるにもかかわらず、その上に乗っかっているUIと操作体系が絶望的にウンコ。なんでやねん、と声高らかにつっこみたくなる。
下記しているように、パッドにフォーカスされた操作体系なのだろうから、パッドでプレイしていればそう感じなかったのかもしれないけど、マウス+キーボードでの操作では、とにかく直感的ではなくて辟易した。
なまじオンラインゲーム歴が長いことが、足を引っ張っているのかもしれない。これまでに経験してきた、さまざまなオンラインゲームでの「お約束的な操作法」が、まったく通用しない場面が多かった。
あとは別の小さな印象としては、やっぱり国産の例に漏れず、このゲームもリアリティのないアニメ的な世界観なんだな、ということは感じた。こういう点には小一時間文句を言いたくもなるけど、これはもはやこの国のゲーム界が患っている不治の病なので、言っても詮無いことなのだろうな。
以下、感想の羅列。
- ランチャーのUIが最低。デザイン云々ではなくてアプリケーションとしての使い勝手や応答性がひどすぎる。中華FF14以来の衝撃作
- キャラメイクの幅が広いのはよい
- 選べるクラスは4つだけだった。これはテスト中ゆえっぽい
- 開始からチュートリアル的なクエストが続く
- 登場キャラクターの場違いな軽さにはやはり違和感。アジア産の限界
- キャンキャン耳が痛くなる声だけはどうにかならんものか
- キャラクターの動きは軽快だった
- ただ操作体系がパッドをメインに据えた設計になっているので、マウスユーザーには不便な点が多い
- たぶんパッドを導入するのが正しいのだろう
- 今のところはチュートリアルなのか、おつかいが続いている
- 想像したよりもロビー+インスタンスっぽくないつくり
- とはいえそう感じるだけでやっぱりロビー+インスタンスなのだが
- コミュニケーション関係の仕様が不便
- 1度対面しないとフレンド登録も遠隔会話もできないかもしれない
- あるいは同じクランにはいるか、か
- エモートはそこそこ豊富
- ただしUIの都合で絶望的に使いにくい
- スラッシュコマンドがそもそもなさそうなのもMMORPG畑出身としては不便
- ジャンプ、ジャンプ中の攻撃モーション、ジャンプ中の動き、着地、よじ登りなどなど、細かい表現が割りと凝っている