本作のエンドコンテンツ要素のひとつであるところの「スペシャリゼーションとシグネチャーウェポン」を、今回のベータテストでは、特別に用意されたプリメイドキャラを使って、試せるようになっていた。
そこで、各スペシャリゼーション(上級クラスのようなものだ)を、各3分程度いじってみたので、その感想とかを述べて、短くベータの感想の追記としたい。
なお、もし本気で試そうと思えば、そのキャラを使って「侵略」というエンドコンテンツ版のミッションを遊べたりしたんだけど、そこまでやる気力はなかった。なので以下は実戦運用しての話ではないため、かなりウソ交じりかもしれない。悪しからず。
【総論】
まず全般的な話として、シグネチャーウェポンがちょっと使いにくそうだと感じた。
理由は単純で、メカニズム的に「武器」という形であるがゆえに「持ち替え」に時間がかかるからだ。そしてシグネチャーウェポンの持ち替えは、通常武器に比べても格段に遅い。だから、突発的な運用がしにくく、じっくり準備できる時間のあるときにしか使えないとなると・・・どうなんだろう。
前作のワンボタンで瞬時に発動するシグネチャースキルが、あまりにも便利かつ強力だっただけに、使い勝手に劣化感は否めない。格好いいんだけどね。
【サバイバリスト】
シグネチャーウェポンはクロスボウ・・・という名のグレネードランチャーだ。このクロスボウは確かに短矢を発射するんだけども、効果としては矢の着弾地点周辺を爆発させるというものであって、ほとんどグレポンというわけ。つまり後述するデモリショニストとかぶっている。違いが良くわからない。
が、このクラスは少なくともベータの段階で、メンダーマインとかなんとかいう、味方を回復できる追尾マインをクラススキルとして装備できて、それが非常に便利そうだった。だからシグネチャーウェポンがどうあれ、サバイバリストは使えるスペシャリゼーションだと思う。これと一般スキルのフィクサードローンの2枚持ちが、ヒーラーロールとして非常に強そうだ。
【デモリショニスト】
シグネチャーウェポンは、こちらは正真正銘のグレネードランチャー。本当にただのグレポン。ポンポン打てるし、間接砲撃気味に放物線を描いて弾が飛ぶので、クロスボウの上位互換感が無きにしも非ず。
こちらのクラススキルは、ベータに実装されていたのはアーティラリータレットという、これまたグレポンのような爆弾を投げるタレットだった。しかし自分で狙ってやらないと発射しないので、今一つ使いこなすのが難しいそう。接地する、狙う、撃つ、着弾、としている頃には狙いたい敵はそこにいない・・・かも。運用テンポが遅そうだった。
【シャープシューター】
シグネチャーウェポンは50口径ライフル。ドッカン大砲。射線上の周囲にもAoE効果があるらしい。メガバズーカランチャーを使う!というクワトロ大尉の声が聞こえる。しかし、あまりにも持ち替えが遅いため、やっぱり使いにくそう。
クラススキルはタクティシャンドローン。使い忘れたけど、説明を見るとただのパルス・・・なのか? そうっぽいが・・・じゃぁパルスでいいじゃん、という気がしてならない。ドローン枠をこれで埋めるとフィクサードローンすら使えないから、かなり攻撃的な役回りを求められそうなスペシャリゼーションだ。
【侵略】
今作のエンドコンテンツというか、メインシナリオクリア後のミッションが「侵略」のようだ。前作で言うところのチャレンジミッションに相当するモノと思われる。
これで驚いたのは、なんといっても4つ足歩行ロボのようなトンデモ兵器の登場だ。このせいで近未来SF感が急上昇。世界観ぶっ壊してきたな、と感じた。
でも、うーん、そこはただの装甲車とか戦車で良かったんじゃないかなぁ。Divisionシリーズの良さは、現実と限りなく肉薄した時間軸・世界観でのアポカリプス、いわば「すぐそこにある危機」だと思う私としては、ちょっと残念な演出に思えたのでした。