我が家では、かつてカナダ旅行の時にバンフで食べたTony Romaのバックリブが、大変美味しかったために、それ以来半ば神格化されていた。いつかまた食べたいものだ、と何年も切望されて久しい。特に父が、Tony Romaのリブとの再会をずーっと夢見ていた。
だから今回の旅行のために下調べをしていた時、沖縄にTony Romaがある、と判明した時には震えた。ついに、あの、バンフでの感動が蘇るのか!? と。
ということで、首里城を観光を終えた我々の目指す先は、北谷町にあるアメリカンビレッジ内のTony Romaに向かったのだった。
まずまずの渋滞をくぐり抜け、昼過ぎという絶好のタイミングでTony Romaに到着。ランチメニューの「少なめのリブ」などには目もくれず、レギュラーメニューの「普通のリブ」を注文し、食べた!
・・・ん
・・・うーん?
いや、美味しかった。ちゃんと美味しかった。でも、なぜかバンフで感動したような感動が全くなかった。なんでだろう。
正直ね、もうバンフで食べた味なんて覚えてないわけ。覚えているのは「べらぼーに美味かった」ということだけ。だからバンフのものと沖縄のものとで、何が違うのかと言われるとさっぱりわからない。ただ、沖縄のリブは、感動するほどのものでは、残念ながらなかったのだった。
ま、これはこれで、1つの伝説に終止符を打てたということで、価値のあることなのだろう。
ちなみに北谷町は「ちゃたんちょう」と読む。読めるわけがねえ!
続く。