DDO: EW08「こそこそ」

 うまいこと時間が合ったので、知人を誘ってクエストを実施することに。

 今回のクエストは、「街に潜んでるkoboldに宝石を売っちゃったんだけど、そいつらワルモンだから奪い返してきてね☆」というもの。

 まるっきし悪徳商人の片棒担ぎって感じの、相手がkoboldでなかったら許されない内容だ。ま、いいか。なんだかんだいって、報酬をくれるものの味方をするのが、我々荒くれ冒険者なのだ。

 ってなわけで、いざ、クエストゾーン入り口に集結し、ちびっ子チームは作戦行動を開始したのだった。

 (以下、ネタバレの危険があるため、見たい人だけどうぞ)


 ダンジョン内に入ると、クエストジャーナルにこんな表記が並ぶ。

 ・koboldの祭壇から宝石を奪え
 ・6匹以下のkobold prophetを、宝石を奪い返す前に殺せ
 ・prophet以外のkoboldをすべて殺せ

 ん? ん? 2つ目がわかりにくいぞ。6匹以下のkobold prophetを、宝石を奪い返す前に殺せ(原文は、”Kill fewer than 6 prophets until the gem is stolen”)? まあいいや、気にせずいこう。

 じっくり読んでいるよりも、とっととゲームを楽しむ道を選択してしまった我々。いつもどおりの、Stealth-Shoot-SlashのSSS作戦で、意気揚々とkoboldを殲滅しつつ進んでいく。

 ところが、やっぱり2つ目のクエスト内容が引っかかってしまった。何群目かになるkoboldとの戦闘のさなか、突然クエスト失敗のメッセージが流れ、強制的に街まで戻されてしまった。

 なるほど。要するに2つ目は…

 ・宝石を奪い返す前に6匹以上のkobold prophetを殺すな

 ということなのか。わかりにくいわ! 言語の壁、恐るべし。

 しかし、目標を達成するまでに、ざっと見た限りでも10以上のkobold prophetがいるように思える。ということは、考えられる手段は

 1)敵を倒さず強行突破
 2)隠密潜入

 の2種類しかないと思われる。1)はスマートなやり方とは思えない。我々はまがりなりにもHalflingだ。Halflingの底力見せるしかねー!

 というわけで、stealth系統のスキルを上げている私が、単身、敵地へ潜入していくことにしたのであった。

 ダンジョン内は、スイッチとそれによって開閉するドアが散在していて、そのスイッチの周囲には、寄ったり離れたりして歩いている見張りがいる。各スイッチを、この見張りが遠くへ行ったところで動かし、すかさずまた隠れ、開いたドアを抜けるというのが、クエストの進行方法だ。

 言葉で言ってしまうと、やったことはこれだけなんだけど、これまた結構怖い。単身乗り込んでいるので、バレればその場で死亡、しかもミッションもほぼ失敗確定という結果が待っている。あまりにも、ワンミスにのしかかるリスクが大きいのだ。

 慎重に慎重を重ね、細心の注意を払って進んでいく。あまりにも緊張していて、作戦行動中のスクリーンショットがほとんどないほどだ。

 で、結果的には、最奥部の祭壇から宝石の奪還に成功し、今までの鬱憤を晴らすかのように、koboldを一掃することができた。

 うーむ、こんな潜入クエストもあるのだな。おもしれええぜ、DDO!

 …なお、私の潜入行動の成功を、ジッと待っていた残りの2人が、私ほどこのクエストを面白がったかどうかは、定かではない。

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