日記: 5月11日(2011年)

 台湾旅行で食った庶民料理、魯肉飯(るーろーふぁん。脳内発音ろにくめし)が忘れられない。チープで美味かった。ジャンクフード好きをもって任じる私としては、台湾ジャンクフードの代表(本当か?)として、こいつをしっかり自分のものにせねばなるまい。

 ってことで、作ってみた。

 まずは情報戦。ぼくらの料理本、こと、Googleで検索をすると、いろいろなレシピが引っかかる。あまりにもいろいろな種類がありすぎて、どれが私が遭遇したものに近いのか全くわからない。なので、一番単純なものを参考にすることにした。

 ただ、それでも少し面倒くさかったので、さらに自分流にアレンジをして、出来るだけ手間がかからず、洗う食器が少なくなるようにしたのが、下のレシピだ。200g程度の肉ならソースパン1つで作れる。

 ・豚バラブロックを買ってきて小さな拍子木に切る
 ・炒める
 ・脂をキッチンペーパーで気が済むまで吸う(健康のため)
 ・水をひたひた強程度に入れる
 ・醤油を入れる
 ・酒を入れる
 ・砂糖を入れる
 ・五香粉を入れる
 ・煮る
 ・煮詰まってきたら水を加える
 ・煮る
 ・煮詰まってきたら水を加える
 ・上記をできれば2時間以上気が済むまで繰り返す
 ・煮汁ごと飯に乗っけて食う

 という感じ。豚の角煮作成法とほぼ同じと思っていい。

 結果は美味かったし、味も近いものが出来た。ただ、少し肉が大きすぎたな。

 肉は私の気合&包丁技術では1cmの拍子木が限界だったんだけど、0.5mmにまで細かくしないとダメだった。というか、はじめからスライスされた豚バラを買ってきたほうが良かったかもしれない。おかげで出来上がったものは、「拍子木の角煮」になってしまったよ。

 あと、煮た時間も足りなかった。2時間弱だったんだけど、私のみたところ倍の4時間は必要だったな。細かくしたから煮る時間は短くてもいいか、は甘かった。圧力鍋などがあると早かろうと思うが、そういう「洗うのが面倒くさいデバイス」を増やすのは私の方針に反する。「拍子木の角煮」はそれはそれでおいしかったけど、魯肉飯としては失格。「肉の食感がなくなる」くらいまで煮崩れさせないと本物感がなかった。

 味は90点だけど企画としては60点。

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