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日記: 9月2日 (2007年)

 東京から最も近い渓谷(?)、秋川渓谷まで、超ショートツーリングに行ってきた。カメラを持っていったのに電池が切れていたので、写真は右の携帯で撮った1枚だけだ。

 今回の旅のレポート開始地点は、道の駅八王子滝山。ここから滝山街道(国道411号)にでて西進し、都道7号にぶつかった所で左折して、さらに西進すると、武蔵五日市駅に着く。この辺は秩父や青梅や奥多摩方面に行くときにうろうろするので、問題なく到着することができた。

 ここから常日頃頻繁に行く方面は、北の青梅方面なのだけど、今回はここをさらに西進した。檜原街道(都道33号)をひたすらひたすら進んでいくと、「ここが東京?」的な、森と山とで成る道路に突入していく。すでにこのあたりの住所は、「東京都本土唯一の村・檜原村」だ。うーん、田舎なのもうなずける(悪意はありませんよ、念のため)。

 そこをさらに進んでいくと、やがてT字路にぶつかり、左折すれば上野原や奥多摩湖、右折すれば山奥(?)、という分岐点に出た。ここを右折してすぐのところにあるのが、前掲の写真のポイントだ。

 ここは「払沢の滝」という、東京都では割と有名な滝を軸にした観光ポイントで、駐車場から滝までの、数百メートルの散策路の周辺に、喫茶店やら、お食事処やら、後ろに写っている豆腐屋だとかが、こじんまりと展開している。今回は、滝まで行くのが面倒くさかったので、写真だけとって、トイレ休憩をしてそのまま出発してしまったけど、暑くて天気のいい日などは、滝まで行って涼をもとめるのもお勧めだ。

 (以前の記憶で言えば、この滝は結構綺麗かつ立派で、滝つぼ近くまでいくと、落水が起こす風がびゅーびゅー吹いていて心地よかった。滝までの散策路も、プチハイキング気分を味わえたし、ここまできたのなら、歩いて行く価値はあると思う。でも訪れた時期が悪かったのか、当時は人がウジャウジャいて、あんまり落ち着けなかったような記憶もある)

 先ほど通ってきた分岐点まで戻り、今度は「上野原奥多摩方面」に進んでいく。秋川渓谷を秋川沿いに南下。山に囲まれているため「絶景」とはいえないけど、日本らしい深緑に囲まれた谷間の道を、時折覗く秋川のせせらぎをアクセントにしながら進んでいくのが気持ちいい。奥多摩湖という一大観光名所が近隣にあるせいで、このあたりは人気が今ひとつなのか、交通量が少ないのも気分がいい。

 やがてもう一度道路は分岐点を迎え、今度は上野原方面か奥多摩湖方面かを迫られる。ここで奥多摩湖に向かって行き、奥多摩湖から大菩薩ラインでも通って、勝沼まで行ったりすれば、かなり満足のいくツーリングになるんだろうけど、今回の私は(っていうかいつもだけど)明日からの一週間に備えた体力温存モード全開だったので、あっさりと帰路に向けた上野原方面に進むことに決定した。

 ただでさえ少なかった交通量は、上野原方面に曲がった時点で、ほとんど絶無に等しくなった。山独り占め状態で、前後に車の影すら見えない。時にシャープに、時にまったりと、気ままに走っていく。先ほどの分岐点から、さらに1つ山を越え、トンネルを抜けたところで、東京都檜原村から、山梨県上野原市に入った。

 で、そのまま上野原市の山中を、ふもとにむかって進めば、そこは慣れ親しんだ甲州街道(国道20号)だ。「ああ、あっさり冒険も終わったな」・・・という残念なような落ち着いたような気分を抱きながら、東京方面に帰ってきた。

 ちゅーことで道の駅八王子滝山から、道の駅八王子滝山まで。ぐるっと一周して、総走行距離80kmくらい。そのほかにもろもろやって100km程度だったけど、ま、私にはちょうどいい、疲れの残らないプチツーリングになったかな。