カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2009年10月

日記: 10月16日(2009年)

 純和製MMORPGのクローズドβテストに当選したので、少しだけ触れてみた。NDA未確認であることと、まだまだ開発途上であるので、タイトルや具体的な内容に関する記述は、とりあえず避ける。

 で、遊んでみた感想なんだけど、恐ろしく安っぽい。予算がないというのは、ある種仕方なくはあるんだけど、それにしても悲しくなるほど安っぽく、古臭い。ここでいう古臭さとは、「古き良きハイ・ファンタジー」というような、ゲーム世界やアプローチのいい意味での懐古主義的なものではもちろんなくて、純粋にプログラミングやシナリオが、使い古されていてセンスの無いものだということだ。第一線級のクリエイターによる仕事ではないことが、プレイ開始1分でわかってしまう。

 おそらくこのゲームも、アジア系MMORPGの基本路線であるところの「低予算作成/短期間資金回収」のビジネスモデルを画いているんだろう。それは商業的には正解なのかもしれないけど、この種の絵を画いたMMORPGが私に馴染むことは、過去にほとんどなかったので、このゲームもまた私の中からはほぼ消えたと考えている。まだクローズドβであるという部分にだけ、少しだけの望みがあるものの、概ね残念だ。

 (そのくせ音楽やアドバイザーに無駄な予算を使っているのが不可解だ。費用対効果を挙げるほどの集客力がある名前なのかがわからないけど、ただの客寄せパンダなんだろうなぁ)

 しかしこのゲームに限らず、和製MMORPGは基本的に考えが甘いというか、コンセプトが素人っぽいというか、そういう浅さを感じるんだよなぁ・・・って偉そうだな。ま、いいや。

 つまり企画が「ぼくのかんがえたさいきょうのげーむ」というようなレベルのものが多いのだ。

 「○○のシナリオと、××のキャラと、△△のシステムが組み合わさったゲームが最強!」というような、既存ゲームを「いいとこどり」する妄想は誰でもするし、ゲーマーにとって最高の酒の肴になる話題だ。だけど、それをそのまま企画化しただけ、というようなレベルの企画では、当然そうそう上手くいくはずもない。それで上手くいくようなら、誰だって天才ゲームプランナーだ。

 にもかかわらず、「まさかそういう安易な思い付きを本当に実行してしまったのでは?」という疑惑が見え隠れするゲームのなんと多いことか。

 別にパクるのはいい。面白くしてくれるなら、どんどんいいとこどりして欲しい。でも、いいとこどりした時点でアイデアが枯渇しているようでは、そしてそれを乗せる土台に手を抜いているようでは、やっぱりいいゲームにはなるまいよ。

 既存物を改良してヒットさせるのは日本製品のお家芸だけど、MMORPGにおいてはどうやらそれは、全くもってうまくいっていないようだ。和製MMORPGの隆盛を願う私としては、MMORPG開発の現場の人々に、かつてお家芸をお家芸たらしめてきた過去の偉人たちが、どれだけ「本気でパクっていたのか」を学んでいただき、それを活かしてくれることを願わずにはいられないのでした。

日記: 10月14日(2009年)

 Funcom社の新作近未来MMORPG「The Secret World」のβサインアップらしきものの案内メールが来た。

 The Secret Worldはよく調べてはいないけど、かなーりダークなイメージの世界観を持つMMORPGで、明るい世界観のほうが好みな私としては、やや興味を抱きにくくはあるんだけども、暇なのでサインアップだけしておいた。

 (・・・これ多分βのサインアップなんだけど、そうだよね?・・・いや、ひょっとしたらただのコミュニティのサインアップかもしれないな・・・うむ、ここでコミュニティに参加した人の中から、いずれ抽選でβテスト権が当選される、というのが正解に近そうだ。まぁ、面倒くさいので英文をほとんど読んでいないので、違ってたらすいません)

 で、このサインアップの方式が面白い。手順はこうだ。

 1)登録に必要な項目は、全10問の心理ゲーム形式のようになっている
 2)すべてに答えると最後に「心理テストの結果から判断される、自分にふさわしいゲーム内陣営」が報告される
 3)その結果を踏まえた上で、自分の意思で陣営の選択をする
 4)ようこそ○○陣営へ!

 この一連の流れを経ることで、本質的には「ゲームのコミュニティに参加」することができるんだけども、表面上は「ゲーム内の陣営に参加」したことになり、「ようこそ、XXX陣営へ!」というような、ロールプレイングしたウェルカムメッセージが表示されるのだ。いやー、凝ってるなぁ。この辺の妙な本格っぷりが、洋ゲーの真髄だ。

 さて私は、「DRAGON」という陣営が心理テストの結果表示された。質問の半分は、内容をあまり理解しないでクリックしたから、心理テスト結果の正確性は疑わしいけども、どうやらこの「DRAGON」という陣営は、どちらかといえば混沌勢力に属する陣営なのかな? 単に頭でっかちな霊感軍団って気もするけど、いずれにしても胡散臭い陣営のようだ。

 困ったものだ。私は正義プレイがしたいんだぞ。

日記: 10月12日(2009年)

 アーケードゲームのボーダーブレイクが面白そう過ぎる。

 PCゲーマーとしては、「こういうのこそPCで出してくれよおおおおおおおおお!!」と思うことひとかたならぬものがあるんだけども、今のところはアーケードでしか出てないようだね。残念だ。

 見たところ、(バーチャロン+戦場の絆+アーマードコア)/3という感じなのかな? 詳しいことはアーケード用だという時点で情報の収集を止めてしまったのでわからないけど、ロボ、カスタム、20人対戦、というだけでもう震えるほどに期待してしまう。

 うーむ。これ、PCかXboxあたりに移植されないかなぁ?

日記: 10月11日(2009年)

 今週末に期間限定で開催される予定だった、新鋭MMORPG「スペルボーン」のクローズドβテスト。これの参加権を得、とりあえず参加してみようかという意思について過日述べた

 んが、結論から言えば、これはダメだった。

 経緯は簡潔だ。

 1)サーバートラブルでテストは延期になった
 2)接続テストに切り替えたものが実施された
 3)しかしこれでも、ろくに接続も出来なかった

 ということで、プレイできなかったので、感想を述べることもできないというのが、今回の顛末となる。

 それでも一応、キャラクターメイキングまでは行えた。キャラクターは、戦士系、スカウト系、メイジ系がいて、それぞれいずれ上級職になるらしい。キャラクターのグラフィックは今の水準から言うとだいぶ低いんだけど、これはおそらくアクション性の高いMMORPGを快適に動かすラインの、技術的限界なのだろう。一応、そう好意的に解釈しておいてやろうと思う。そうは言っても、キャラクターの着せ替えで自キャラ愛を育む層には、まるで受け入れられないのは確かだけどね。

 このお粗末なテストに対して、公式BBSや2chでは、我々が過去10年間に何度も繰り返し見てきた、「運営罵倒派 vs テストなんだからOK派」の対立があるようだ。この流れもいつもどおりで、私などは変わらぬ世の中を安心して眺め、目を細めたりして。いやいや、こういうのが初動のお祭り期間の味わいですな、ほほほ。

 しかしこの状況だと、相当稼動は遠そうにみえるなあ。ゲーム内容がいろいろと珍奇なだけに、面白いかどうかはともかくとして、触ってみたい感は強いから、せめてつまみ食いできるレベルにするまではがんばってほしいものだ。

日記: 10月10日(2009年)

 実家の自家用車は、今年のエコカー減税&補助金のブームに乗っかって買い替えたばかり。ほとんど金銭的な貢献していない私が、しかし試乗やら価格交渉やらにだけは口出ししまくったおかげで、私の好きな青系のボディカラーを持つ美しい車体が納車され、車庫に鎮座ましましている。

 両親もこれをいたく気に入ってくれたし、かくいう私も実家に行くたびに、私の青いバイクと、実家の水色の乗用車が並ぶ、さわやかな車列の絵を愛でていた。

 ・・・のだが。

 この週末、実家に行ってみると、何かおかしい。バイクを降りて遠目に車を見てみると、妙にルーフの形状がゆがんで見えるのだ。いやな予感がする。

 近寄ってまじまじと確認してみれば、ああ、なんということだ、いやな予感は的中していた。ルーフの一部がへこみ、そこに引っ掻いたような傷が、深くついているではないか。

 一瞬呆然として、ただそれを見つめることしかできなかった私。しばしたたずんだ後で、やっと家の中に駆け込み、両親に事態を報告した。もしや既知の事態かとも思ったけど、しかし私の話を聞くまで、両親はそれにまったく気がついていなかったらしい。

 顔を青くして車庫に出てきた両親は、傷を確認してさらに驚愕。先ほどの私同様に、しばし呆然と車の横に立ち尽くしていた。その後話をしたところによれば、傷がついた時期も、ついた理由もわからないらしい。とにかくショックということしか言えない状況だ。

 結局その後、これを購入したディーラーに持ち込み、修理見積もりは14万ほどということに落ち着いた。高いけど、購入2ヶ月の愛車を、いきなりキズモノのまま乗るわけにもいかないし、この出費はやむなしといったところとして処理されるだろう。

 傷がつくようなことはしていないから、我が家の討議の結論では、この傷は「イタズラ」が原因だと断定していたんだけど、ディーラーの説によれば、「こないだの台風ではないでしょうか」とのこと。人為的なものだと勝手に決め付けていたから、「世も末ですな」などと世の中の人心の荒廃を嘆いていたけども、そうではないという意見には少しだけ救いを見た。

 とはいえ、いずれにしてもキズモノになったという事実と、14万の出費は消えないのだった。

 うーん、悲しい事件だ。