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SPL3: フェスなるもの

 フェス、なるゲーム内イベントが終わった。

 ・・・とはいうものの、私がこのゲームを始めたのと、ほぼ時を同じくして、フェスの「ヨビ祭」は始まっていたので、私としては「初めてのフェスが終わった」という感慨よりも、「初めての通常営業が始まった」という感慨のほうが強い。

 特に「フェスT」の呪縛から解き放たれたことに、強い解放感を覚えている。

 フェスの期間中は、無料で供与される「フェスT」なるものを装備することが、ゲームのギアの育成上効率がよいということだったので、ゲーム開始日よりながらく、「フェスT」を装備することを、精神的に半ば強制されていた。なので、フェスが終わり、やっと「フェスT」以外のオシャレを楽しめるということには、新鮮な喜びがある。うむ、やっとこの時が来たか。

 とはいえ、今回は通常営業の日々ではなく、これまでのプレイ、フェスでのプレイについての記録だ。

 フェスは、ひまつぶし派で参加したんだけど、残念ながら我が派閥は勝利できなかったようだ。派閥の勝利のために頑張ったりしたわけではないので、まぁ、そうですか、というくらいの印象ではあるけど、中間発表時点では優勢だったので、持っていたはずのものを失った、というような軽い喪失感がないでもないかな。

 でも中間発表で優勢だったおかげで、トリカラなんちゃらでは「2勢力に挟撃される」という、私にとっては得難い初体験もできたし、そういう意味では面白かったかもしれない。

 さて。

 フェスが終わって、基本的には上述したようにプラスの解放感を感じているわけだけど、ひとつロスに陥っていることがあるとすれば、それはホラ貝かな。

 ゲーム開始以降、毎日数回ペースで、ホラ貝を使ったガチャガチャを回すのが習慣になっていたので、それが急に失われたことは、プレイの楽しみを1つ剥奪された気分だ。いや、これが通常で、毎日高頻度でガチャガチャを回せたことは、むしろ異常だったんだろうけどね。

 最後に、ここまでのプレイのブキ遍歴についても記録しておこう。

 ここまではデュアルスイーパー、LACT、ジムワイパー、あたりをよく使った。使用頻度の比率で言うと6:3:2くらいかな。見た目で格好いいと思ったものを使っただけのセレクションだ。どれも射程長めというか、近距離での撃ちあいを拒否しがちなブキだったのは偶然の産物だ。そしてそのおかげで、撃ちあいスキルが向上しておらず、相変わらずプレイヤーはヘナチョコでもある。パッド操作に慣れる日は遠い。

 ってことで、思った以上にハマり始めているスプラトゥーン3。フェスは終わったけど、オシャレの本番がやっと来たわけだし、まだまだ楽しめそうだ。

日記: 9月18日(2022年)

 続スプラトゥーン3。

 前回、「不慣れな現状はまだ面白くない」と言ったんだけども、あれから3日ほど遊び続け、操作に慣れた今・・・。

 すいませんでしたッ! めっちゃ面白いですッ!

 ・・・ということでね。

 さすが信頼と実績の任天堂。その人気シリーズだけあって、なんだかんだで面白いわ。いや、超面白いわ。うほー。

 そんな面白さをやっと感じ始めた中で、私が特に「このゲームはココがエライな」と感じたのは、競技性の中にも、高いエンジョイ要素が詰まっていて、上級者だけではなく、初心者であっても、大いに楽しめる、という点だった。

 ガチでやりこんだ時の楽しさは、私が過去に遊んできたPCの洋ゲーのFPSたち、つまりVALORANTやシージなどとも、大差はないかと思う。どちらがより好きと感じるかは、人それぞれだろう。

 だけど、テキトーに、下手くそながらも、ワイワイガヤガヤと遊ぶ時の楽しさは、これらを大いに凌駕していると感じた。

 下手は下手なりに楽しめるように、念入りにケアされている。初心者やエンジョイ勢を置いてけぼりにしない。下手なのが悪いと切り捨てない。皆が楽しむべきだ。という哲学を強く感じる。開発サイドに、エンターテイナーとしての懐の深さがある。

 これは私の親しんでいる洋ゲーにはない、日本のゲームならではの考え方のような気もする。ゲームから伝わるこのある種の「暖かさ」のようなものは、殺伐とした洋ゲー界にはないもので、久しぶりの我が家、と言った感じさえするな。こんな感覚は、ついぞ味わっていなかったので、心地よいことこの上なかった。

 また、対戦以外のモードも、思った以上に面白かった。

 この連休は対戦よりも、ヒーローモードというソロストーリーを、操作練習を兼ねて多く遊んだんだけども、対戦ゲームでよくある、「単調なただのチュートリアル」や、「おまけの域を出ないストーリーモード」を超えた、なかなかの作りこみ具合で、良質なギミックやエンタメ性に満ちていた。この辺は、マリオやゼルダを輩出してきた任天堂の面目躍如といったところで、本筋ではないストーリーモードにも、ちゃんと本気を出しているな、と好感を抱かせられた。

 ってなわけでスプラトゥーン3。

 突然大絶賛な感じで、だだーっと書いた後で見返すと、我ながらちょっとキモくすらあるわけだけども、そんなプレイ3日目なのでした。

日記: 9月15日(2022年)

 当初遊ぶつもりのなかったスプラトゥーン3を、リリースから遅れること1週間にして、買うことになってしまった。

 なぜそんなことになったかといえば、この日テレワークではなく、職場への出社勤務を行ったところ、そこで職場の面々に誘われてしまったからだ。

 いや、もともとリリース前から誘われてはいたんだけどね。それを一度は断っていたのだ。でもこの日、職場で同僚に面と向かって誘われたら、なんだか断り切れずに、「じゃぁやるか」となってしまった次第だ。

 テレワーク中はすんなり断れたのに、対面だとそうもいかないのはなんだろうね。こう、情にほだされるというか、なんというか。ドライな対応の取りやすさが、やはりリモートと対面では違ってくるんだな。こんな私でさえも。

 ってなわけで、急遽遅れて参戦することになった、初日のスプラトゥーン3の感想なんだけども。

 シリーズ未経験の私の感想なんだけども。

 そもそもパッドでアクションゲームなんて、ここ20年ほどはそれこそモンハンくらいしかまともに遊んでない、そんな私の感想なんだけども。

 「難しすぎる」

 これに尽きるね。

 エイムできない、というレベルではなくて、移動できない、というレベルの難しさ。幼少期に初めてのファミコンゲームだったアイスクライマーを触った時以来の、「自分と、画面内のキャラとの、一体感のなさ」を感じている。行きたいほうへ行けず、向きたいほうを向けない。もどかしい。

 そんなこともあって、まぁはっきり言うと、初日はあまり面白くなかった。現時点ではVALORANTのほうが面白いし、なんならWarlanderでさえも、思い通りに動けはするぶんだけマシまである。

 一応言っておくと、スプラトゥーン3というゲームは、非常によくできていて、面白い、超一流のゲームである、ということは重々わかっている。面白くないのはあくまでも、私個人の能力と、資質と、感想を述べるタイミングの問題だ。

 この先、動けるようになって楽しくなるのか、そこまで持たずに投げてしまうのか。

 はてさて。