カテゴリー別アーカイブ: ツーリング

日記: 9月22日(2021年)


 聖天宮ツーリングの動画編。

 今回はGoProのマウント方法を変えたというのが、動画的にはテーマになっている。

 今まではバイクタンク上へ吸盤マウントで固定していたんだけども、今回はヘルメットの顎部分に固定する、いわゆる「顎マウント」で撮影してみた、というのが新しい試みなのだ。

 また観光部分の歩行中の撮影も、自撮り棒を握って撮る方式ではなく、ネックレス状のマウントを首からかけて撮影する「首マウント」で撮影したので、そちらももう一つの新しい試みとなった。

 その成否は動画参照なんだけど・・・まぁ、そういうわけで、完全な成功ではなかったな。

 ともあれ、こういうおもちゃを使っていろいろやるのは、ただのツーリングに目的が出来て面白い。私のようなずぼら人間になってくると、動画を撮ったはいいものの、編集する段になると非常に面倒くさくなってしまい、撮るだけ撮って編集はしない、というケースもあるあるなんだけど、今回はそこを頑張って、簡単に編集もした。

 連休バンザイ、テレワークバンザイだ。

 あ、そうだ、あと記録しておくべきデータとして、バッテリーの消費具合についてがある。メモ代わりに書いておこう。

 顎マウントはカメラ内蔵バッテリーで運用したんだけども、50分ほどカメラをオンにし続けて、バッテリーは残量25%くらいになっていた。設定はフルHDの60fps。この持ちようだと、もう少し長いツーリングになったら、走行中の全編を撮影し通し、というのは難しそうだ。ポータブルバッテリーを胸ポケットに潜ませて撮影、とかすればいけるのかな。

 まぁ、私のような気まぐれライダー、気まぐれ撮影者としては、そもそもそうそう長時間は撮らんだろ、っていう気もするけどね。

日記: 9月20日(2021年)

 バイクで道教寺院に行ってきた。

 目的地は、聖天宮(せいてんきゅう)というところ。

 埼玉県坂戸市の、まぁ言ってしまえば田舎の農村といった風景のなかに、突如として屹立している、巨大で派手な道教寺院だ。その建造物の異様な存在感は、そこそこに有名な非日常空間らしく、前々から訪れてみたいと思っていたのだ。

 三連休の最終日。COVID-19ワクチン接種の副反応も収まった。朝食を軽くとって出発だ。

 田舎の風景、といっても所詮は埼玉県。そんなに遠いわけでもなく、高速道路を小一時間ほど走り、下道をさらに10分程度走ったところで、簡単に当地にたどり着いた。

 いやー、これはね、結構すごかったよ。

 写真のように、まず門構えが立派。土地が広いせいで、すごく風景に映えている。この日は雲一つない青空が広がっていたこともあって、素晴らしい外観を楽しむことができた。

 で、この後拝観料500円を払って、中を見物してきたんだけど、これまた立派なものだった。パンフレットによれば、この寺院は平成7年に完成したとのことなので、築30年弱の建造物だったわけだけど、それを感じさせないメンテの行き届いた内観と、これでもかとお金をかけられたとおぼしき勇壮な彫刻や精緻な意匠の数々。500円の価値は十分にある見物だった。

 モノとしては台湾旅行で観る寺院と同系統な感じ。ただ、それらと大きく違うのは、良くも悪くも人が全然いないことと、キレイなところ。それによって、人々の信仰の場、としてのナマの感触は薄い気がしたけど、逆に異世界感というか、日常の領域ではない感は、むしろ強まっていたような気がする。不思議な体験だった。

 加えて面白かったのは、お土産コーナー。

 これがすべて自販機だった。台湾系の寺院らしく、寺院のキーホルダーやバッジに加えて、台湾のお茶やらスイーツやらピータンやらが売られていたんだけど、そのすべてが自販機による販売になっていた。コロナのご時世にもあっているし、人件費もかからないし、いいんじゃないかな。

 寺院の隅には、ルンバのようなロボット掃除機も設置されていたし、新旧を頓着せずに入り混じらせる、実用の柔軟性があった。

 そんな感じで拝観を終えた私は、そのまま、また片道1時間ほどの帰路についた。往路も復路も、気持ちいい秋晴れで、バイクの走行という面で言っても、最高に気持ちのいいツーリングだったよ。

 なお今回は、新しく導入したGoProのヘルメットマウントを試用してもみていたので、その映像もいずれ公開するかもしれないし、編集が面倒になって公開しないかもしれない。

 さらに蛇足的なことを言えば、「せいてんきゅう」って言われるとスターライトアローが撃てるのかな、とか思うわけだけど、マジで蛇足だったな。うむうむ。

日記: 8月20日(2021年)

 昨日述べた通り、ローダウン計画は水泡に帰した。

 ということで、すごすごとバイク屋に行って、預ける前となにひとつ変わっていない、ただリアサスを分解され、即座に組みなおされただけのバイクを、さくっと回収してきた。

 回収行に当たっては、2年くらいぶりに路線バスを利用したりして、それはそれで新鮮というか、楽しさもあったんだけども、本筋ではないので省く。

 せめてもの慰めといえば、組みなおされたことで、リアサスがきれいに清掃されたことと、プリロードを変えてもらって、若干だけど足つきと乗り味が変わったことくらいだろうか。前者はバイクに乗るうえでは恩恵を体感できないし、後者も自分で簡単にできるけどやらなかったことであり、体感変化も誤差程度でしかなかったけどね。

 で、せっかく午後休をとって受け取りに行ったので、その帰路、ぐるっと高速道路網を大回りして、パーキングエリア/サービスエリアの旅を堪能してきた。

 出発が14時半ごろと遅かったので、そんなに長く走ったわけではないものの、平日昼間のPA/SAという、独特の安穏とした雰囲気は嫌いではないし、そんな中で職業ドライバーの動きを眺めつつ、のんきにソフトクリームを食べたりして、プチ観光気分を味わうことはできた。楽しい。

 ちなみに写真下段は、圏央道狭山PAの抹茶ソフトクリーム。美味しかったんだけど、炎天下の野外で食べていたら、その暑さによって、恐ろしい速さでソフトクリームが溶けてきてしまって、溶ける前に急いで食べるという、早食い競争の様相を呈してしまった。コロナ禍の今、屋内で食べるのも気が引けたし、美味しいは美味しいものだったので、納得はしているんだけど、もう少しだけゆっくり味わいたかった気もしているよ。

 ともあれ、そんなわけでローダウン計画第1章は失敗に終わった。

 第2章は9月中旬以降に考える予定だ。

日記: 7月31日(2021年)

 ツーリング報告。

 ・・・に見せかけた、別の話題。靴の話だ。

 この度、久々に靴を新調した。写真のツーリング写真はそのついでというか、都合によるものなのだけど、それは後述する。

 テレワークに入ってからというもの、普段使いの靴ですら使う機会がガクンと減ってしまい、靴の消耗ペースも落ち込んでいた。そのため、なかなか靴を買い替えるというイベントも発生していなかったんだけど、先日、昼の散歩をしていたところ、ようやくというべきか、いよいよというべきか、かなり昔から愛用していた、お気に入りのTimberlandのGORE-TEXシューズの底がはがれ、ついに履けなくなってしまった。

 ということで、靴を選んで買い替えることにしたわけだ。

 壊れた靴は、「アウトドア」「旅行」「雨天時の防水」そして「近距離のバイク用」というような役目を負うものだった。当然の帰結として、買い替える靴にも、同じような性能を要求することになる。

 Timberlandの靴は、靴底の形が幅広なせいか、私の足に合っていて気に入っていたので、今回もTimberlandの中から選ぶことにした。その中で、前述した性能を満たすもので、なおかつ、履きつぶし用途として許せる範囲の、そこそこ程度の値段のものを探した結果、GORE-TEXのショートブーツに行きついた。

 本当はシューズタイプのほうがよかったんだけど、シューズの枠のなかには、デザインと性能の双方の兼ね合いで丁度いいものがなかったので、ショートブーツタイプのものにした。

 で、ツーリングの話になる。

 この靴は前述の通り「近距離のバイク用」でもあるので、バイクに乗った際の使い勝手も要求する。なので、そのあたりの具合を確認するために、近距離ツーキングにお出かけした、という次第だ。

 行先については、その辺の郊外にちょっと足を延ばした、という程度のただの田舎道でしかなく、写真はさも気持ちよさそうに写るように景色を切り取って撮っただけで、実際はそんなに自慢できるようなことはしていない。なので、ことさらには述べない。

 一方、肝心の靴のほうは、思ったより良かった。

 つま先の感覚が感じ取りやすく、シフトチェンジがわかりやすかったし、足首が硬すぎることもなくて、ペダル操作が億劫になることもなかった。壊れた靴の後継として、なんら遜色のない靴だ。悪くない悪くない。

 純粋にバイク用のブーツではないから、シフトガードのようなものがついているわけでは、もちろんない。だから、バイクで使用するたびに、徐々に甲の部分が傷ついてはしまうけど、バイクに乗るときにいつも履く、というわけではないから、そうそうボロボロになることもないだろう。それに、多少のシフト傷であれば、それはむしろバイク乗りの勲章感があって、嫌いではない。

 また経験上、このような「バイクに乗るときに履くこともある」程度の使い方だと、シフト傷による損耗よりも早く、他の理由による損耗で靴を破棄することになるので、そういう意味でも問題にはならないと考えている。10年もメンテして履き続けるような、そういう高級ブーツでない限り、気にするほどのこともないだろう。

 ってなわけで、新しい靴はまずまず気に入った。シューズからブーツへの転換なので、どうしても脱ぎ履きに面倒くささはあるけど、この辺はすぐ慣れることだろう。

 ん? ツーリング? ツーリングは、うん、暑い。この季節は。暑い。出かけるなら早朝から本気で避暑地に行かないと暑い。ご近所は暑い。

日記: 7月22日(2021年)

 失敗ツーリングの簡単な記録。

 私が最もよくいくプチツーリング先。

 相模湖。

 そしてその兄弟的な湖。

 津久井湖。

 この2つの相模川系のダム湖が、神奈川県北西部に並んでいるわけだけど、実はその近辺にもう一つ、津久井湖のサブ的な湖があり、穴場的な展望地として存在しているらしい。

 名を、城山湖、という。

 この事実を私は、もう数十年にわたって、何度となくこの地域を訪れていながら、最近になってやっと知った。

 これは何としても訪れなければなるまい。

 ということで、意気揚々とバイクで城山湖に向かったのだけど・・・到着できなかったのだ。

 理由は簡単で「二輪車通行禁止」だったから。

 驚くべきことに、城山湖に至る道は、そのすべてにおいて、二輪車の通行が禁止されていたのだ。

 どうも昭和の時代にバイク乗りが悪さをした名残らしい。こういう場所は割とそこら中にあって、狭山湖の周りもそんなだったような記憶があるけど、とにかく、バイクで向かった私を待っていたのは、道路交通法の分厚い壁だったのだ。

 法律に禁止されてはどうしようもない。

 急な坂道で、突然通行禁止標識が現れたもんだから、Uターンをして引き返すのにもかなり神経を使ったけど、順法意識の高い私は、おとなしく帰路に就いたのでした。

 「明日ミニでリベンジしたる」と心に誓いながら。