カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2014年06月

日記: 6月14日(2014年)

 この日は、きたる引越し後の生活を夢想して楽しむべく、車でニトリに繰り出して、家具だのグッズだのを眺めるという行為に耽った。RPGで武器屋を眺めるのが楽しいように、ホームセンターを眺めるのが楽しいように、ニトリを眺めるのは実に楽しい。

 目下必要になりそうなものは、カーテンだ。なので、まずはカーテンを重点的に眺めた。しかし・・・うーん、値段がピンきりすぎて困るな。どれがいいんだか、さっぱりわからないわ。あんまりカーテンなんぞにはこだわりがないので、どれを見てもフックに引っかからない。

 結局は、「無難な色で地味で単色で安いやつ」にしてしまうことだろう。下見にきた意味がなかったわ。まぁ、「こだわってない」という点を再確認できた、ということが成果と言えば成果だろうか。

 さらに特に目的もなく、うろうろと眺めまくる。全然使い道のおもいつかない竹編み風のバスケットとか、革張り風のファイルボックスとか、シックな色合いのシャンプーボトルとか、表面加工のバリエーションが複雑なフライパンとか、しゃりしゃりしたビーズクッションとか、和風モダンなイグサのクッションだとか、近くで見ると安っぽいけど遠目には十分満足できそうな壁掛け時計だとかを手にとっては、新居に置いた時の姿を想像してワクワクしまくっておいた。

 いやー、なにがワクワクするって、全部安いから買おうと思えば買えちゃう、ってところがワクワクするんだよな。品質も「安かろう悪かろう」なのかもしれないけど、そんなん私の目利きではよくわからんので、安いというポジティブな部分が強くなってしまうのも無理からぬことなわけで。

 そんなこんなでニトリを冷やかすこと小一時間。いろいろと発想も豊かになったところで、当然のように何も買わずに帰路についたのでした。あー、楽しかった。

日記: 6月12日(2014年)

 引越しに向けて、引越し屋の見積もりをとった。

 最初に大失敗したのは、ウェブでよくある、「複数の引越社に一斉見積もり」というヤツを使ってしまったことだ。「メールで見積もりの概算が届く」という程度の気楽なものかと思って使ったら、たちどころに何件ものガチな電話が、いろいろな引越し屋からかかってきたのには、ほとほと参ってしまった。とても対応し切れなかったから、ひとまず電話がかかってくる度に、軒並みお断りするという対応をしたんだけども、その省エネ対応だけでも大変だったし、こちらの軽率さで先方に無駄な労力を使わせたことに対する済まない気持ちもあったしで、なにもかもが失敗だった。

 ちなみにその電話の反応が最速だったのは、サカイ引越センターだった。ウェブで見積もり依頼ボタンをクリックしてから、わずか10分ほどで着信。他社と比べても圧倒的に爆速。この辺の企業努力、姿勢は見習うところがあるな、と感心した。最も遅いところは、すっかりほとぼりも冷めた5日後だったりしたから、反応速度から感じる企業への信頼感は、明暗くっきりだ。頼むならレスポンスがよいほうを選ぶのは自明だよな。

 でも、軒並み断るという対応をしたんだから当たり前だけども、この一斉見積もりは、引越し屋の選定には使用しなかった。というのも、不動産屋を経由して、不動産屋と提携しているところに依頼すると、いろいろと特典があるということがわかったからだ。

 ってことで、この一斉見積もりにおける何件かの電話応答や、メールの返答は、別途調べたウェブの情報とあわせて、その不動産屋経由で依頼した引越し屋との交渉の時に、相場感をつかむ参考としてだけ役立てた。

 引越し屋そのものの選定は、ウェブでの評判を頼りに、不動産屋と提携している数社の中から、大手の1社だけに絞り込んで、部屋まできてもらっての見積もりをお願いすることにした。その見積もり価格が、余りにも相場とかけ離れていなければ、それでよしとする構えだ。

 結論としては、引越し費用は値切ったすえに、45,000円に落ち着いた。後世のために記録しておくと、段ボール箱への梱包、開封は自分でやるプラン、3トントラック利用、移動距離8km前後、という内容でこの値段だ。

 これは私の拙い相場感に基づけば、「やや高め」という位置づけの値段ではあったから、もうちょっと値切れたかな、と思わないでもなかったけど、あんまり値切って適当な仕事をされるリスクを背負うのもイヤだったので、早めに妥協しておいた。関東モンの限界と言えなくもない。

 ってなわけで、今我が家の一角には、引越し屋から提供された、引越し用のダンボール等の資材が積んである。まだ引越し日は先だけど、だんだんと手続きが進むにつれ、引越しの現実感が増してきた。

 めんどくさいけどワクワク。そんなフェーズになってきたよ。

 (ちなみに今回はアリさんマークの引越し社にお願いした。本当は心情的には、上記で爆速でレスポンスをしてくれたサカイ引越センターにお願いしたかったんだけど、不動産屋との提携具合が低かったので除外となった)

日記: 6月7日(2014年)

 近所のスーパーに、「本場北海道えび塩ラーメン」なる見慣れないインスタントラーメンがあったので、ちょっと割高だったけど買っておいた。それを、今朝(昼前だけど)作って食べてみたよ。

 開封すると中身は、液体スープの袋と、透明のビニールに包まれた乾燥麺という構成だった。袋入りインスタントラーメンの麺が、外装袋の中でさらに袋に包まれているというのは、あんまり見た事がない。乾燥麺は皿うどんの麺のような繊細なものだったから、その辺りに原因があるのだろう。

 これを600mlという、やや多めの湯で茹で、その茹で上がりにスープを投入すれば、もう完成だ。製作工程は普通のインスタントラーメンと違いがない。茹でてスープを入れるだけのおなじみの作業。一般的ではない部分は、せいぜいスープが粉末ではなく、液体だというくらいのことだ(それだって別にすごく珍しくはない)。

 さてスープを投入した時点で、もう湯気の中に海老の香りが漂っている。これはなかなか期待できそうだ。

 そして食べる。

 ほほー、なかなか美味しいな。

 まず感じるのは、やっぱり海老だ。ほんのり、という感じじゃなくて、はっきりと海老の味がする。また茹でる前に繊細な印象だった麺も、多めの湯で長めに茹でたことで、繊細とは言いがたい太さになり、存在感がある。まるちゃん正麺等と同じ、ノンフライの乾燥麺で、生麺感は十分だ。

 難点はと言えば、やっぱり即席ラーメンの限界で、コクがない。ラーメン屋の海老だしラーメンに比べると、濃厚さで相当劣る。健康的なあっさり塩ラーメン、という感じだ。

 とはいえ、簡単調理の袋入りインスタントラーメンとしては、かなりハイレベルな一品であることは間違いない。ジャンクフーダーとしては、家に2、3袋常備しておくのも悪くないんじゃないかな。

日記: 6月4日(2014年)

 7月をめどに引っ越すことにした。

 今の家に住むようになって早6年。2年ごとの賃貸契約の更新にあわせて、このたび出て行こうというかたちだ。

 今回は部屋を少し大きくしたかったので、東京都を脱出し、埼玉県民になる決意をした。やはり県境を越えると、安い。同じ値段でも1部屋増える。効率よく部屋を大きくするためには、必須の選択だった。

 とはいえ、みみっちい話で申し訳ないけど、「東京都民」と言う愛着、安いプライドは、正直捨てがたかった。でも実家は相変わらず東京都にあるわけだし、本籍も東京都だし、まるっきり東京都と無縁になるわけでもないから・・・と後ろ髪惹かれる思いで未練を断ち切ることにした。住めばそのうち、埼玉県にも愛着を抱けるようになるだろう。

 通勤時間的には、10分くらい増えるのかな。今まで20分強だったところが30分になる、という程度の違いしかないので、大きな問題はないはずだ(特に夜のゲーム生活に)。

 大きく今までと変わるのは、借家暮らしをやめて、マンション購入にした、ということかな。ついに踏み出してしまった、というのが率直な今の気持ちだ。

 ただ別に家庭があるわけでもないから、「間違いなくここに永住できる」というような立派な物件には、当然しなかった。単純に「借りるより買ったほうが、同じ月々の負担なら広い部屋にできる」という程度の理由でのチョイスになる。だから、選んだのは築20年の安い中古マンション。ローンも10年もかければ余裕で返済できるというような価格帯。そのくらいの部屋で、私のニーズには十分だった。

 ローンの終わる10年後には当然築30年のオンボロ物件になるわけで、その頃にはすっかり資産価値はなくなりそうだけど、その辺も賃貸ベースとの比較なので、気にしてはいない。「長いこと広い部屋を安く借りていたらボロ屋が自分のものになった」というような感覚だ。買うか、借りるか、というのは永遠のテーマだけど、私としては単純に、「月々何円でどんなところに住めるか」だけを考えようと割り切ることにした。

 ってなわけで、しばらくはなんだか細々と忙しい。売買契約だの賃借契約だの審査だの引越しだのガスだの電気だのインターネットだのエアコンだの現大家への連絡だのといろいろだ。でも、まぁ、なんか楽しくもあるかな。また新しいステージが始まる感アリ、だ。

 新作ゲームリリース前の情報収集期に、ちょっとだけテンションが似ているよ。うむうむ。