PalysTVというゲーム動画撮影ツールを試してみた。
30分使った程度なので、理解が及んでいないこともあるとは思うけども、大体以下のような動作/仕様だった。
【インストール】
インストーラーをダウンロード。起動するとオンラインでファイルを落としながらインストール。
【初回起動】
起動時にPCにインストールされているゲームをスキャンする。スキャン精度はよくわからないけど、概ねインストールされているゲームは、「撮影すべきゲーム」として登録されたようだった。
【設定項目】
あまり見ていないので詳細不明。
即座に関係しそうなものとしては、画質、撮影の自動/手動、保存フォルダの設定などがあった。今回は、保存フォルダを私の環境に則したものに変えたのと、保存許容容量を増やした以外は、デフォルトのままで、とりあえずは使ってみた。
【アカウント作成】
利用にはアカウントを作成する必要があるようだった。いくつかの動画系のアカウントでもログインできるようだし、新規にPlaysTVアカウントを作成してもいい。
私は今回、新規に作った。必要なのはメールアドレスと、任意のIDだけだったと思う。
【ゲームを起動】
PlaysTVが起動されている状態で、ゲームを起動した。起動したのは、初回起動時のスキャンで「撮影すべきゲーム」と判断されたもののうちのひとつ、The Divisionだ。
するとゲーム画面には短時間だけオーバーレイで「録画中」というような表示が現れ、バックグラウンドで録画が自動的に始まったことが、明示的に表示された。勝手に撮りだすとは、便利というか、慣れないとちょっと不気味というか。
また、この状態でウィンドウをPlaysTVに切り替えてもゲーム画面の録画が続いていた。デスクトップやアクティブウィンドウを撮っているわけではなく、ゲームのウィンドウを検知して、そこを録画し続けるようだ。逆にいうと、普通のデスクトップ風景を撮る、というようなことはできないのかもしれない。よくわからないが。
【ゲームをプレイ】
ハイエンドとはいえないマシンを使っているが、録画中であることを特に感じないでプレイできた。負荷は低そうだ。
【ゲームを終える】
ゲームを終えると、録画も止まった。
【録画データを確認】
PlaysTVのクライアントで録画データを確認できる。データ自体は、設定したフォルダにmp4ファイル形式で保存されているようだ。
録画データは、指定した容量分だけ延々と保存されていき、その容量に達すると古いものから消えていく。設定容量にもよるけど、残したいものは早めに退避する必要がありそうだ。
保存された動画は、そのままmp4ファイルを好きなツールでいじくることもできるし、PlaysTVのUI上で任意の範囲を切り取り、PlaysTVのサーバーにアップロードして公開することもできる。今回、そのようにして1分だけ切り取り、アップロードしたのが、以下だ。
今回は普通にアップロードしただけだけど、PlaysTVのUI上で簡単な文字列を動画に載せたり、プリセットのアイコン画像を載せたりといった、軽い編集もできるようだった。
【画質・音質】
上のサンプルは、デフォルト設定のまま撮ったものだ。たぶん解像度は720p。ちょっと画質が荒いかな、といったところ。設定すればどうにでもなろうものだけど、それによる負荷の増減などは未知だ。
【連携】
たぶん、Youtubeにアップロードしたり、Twitchに配信するカメラとして用いたりもできるようだった。してないのでよくわからないけど。
【感想】
ドライブレコーダーだな、という感じ。
常駐させておけば、ゲームを無意識に記録し続けることができる。起動していても負荷はあまりないようだし、放っておいても設定容量を超えて保存はされないので、大事故にはならない。
そしてもしゲームプレイを振り返りたくなったら、短期間ならすぐに振り返ることができる。振り返りたい、と思ったときだけ思い出せばいいツールであり、それ以外のときは忘れていられる存在。保険のようなものだといえる。
もちろん、積極的に録画し、利用する向きにも大いに使えるだろう。後発のツールだけあって、必要な機能はほとんど網羅されているに違いない(知らないけど)。
今まで静止画/動画撮影には主にFrapsを使ってきたけど、さすがにもう時代遅れなので、乗り換え先の候補としては悪くないかもしれないな。Shadowplayのようなデバイス依存でもないし。
難点をいえば、静止画を撮れないということかな。動画より静止画を使うことのほうが圧倒的に多い私にとっては、静止画をとる機能が重要なのだけど・・・。そこはまだまだFrapsでいくしかないのか。ふむむ。