カテゴリー別アーカイブ: 蘇・英国紀行’09

蘇英09: エジンバラ市街

 今回の旅行の主目的地、エジンバラ。

 スペルは、Edinburgh、だから、エジンバラというよりはエヂンバラ・・・というかエディンバラなんだろうけども、ここでの表記はエジンバラで通す。

 街全体に中世の風が残っていて、ファンタジーRPGが好きなような人にとっては心踊り続ける街だ。そうではない人でさえ、少しでもロマンのある人なら、ひとたび降り立てば、この街の魅力は十分に感じられると思う。

 日本の一部観光地にある「なんちゃって歴史的街並み」のごとく、極々一部分の街区だけ突然昔風、というような一種詐欺ともいえる、人工的な印象を受けることなどはもちろんない。新市街と旧市街が自然に接合されて、その双方に風格が感じられる、見事な造形美を持つ街だ。ちなみに世界遺産だそうだ。

 なお、訪問時のデータは下記の通り。ほぼエジンバラ、ロンドン共通。

 ・訪問時期: 9月中旬
 ・気温: 10~20℃
 ・服装: 長袖シャツ1枚に、ジャケット、スプリングコート
 ・1ポンド: 空港両替で160円
 ・500mlミネラルウォーター: 70~90ペンス
 ・小さいポテチ: 50ペンス
 ・1パイントのビール: 2.5~3ポンド
 ・フィッシュ&チップス: 6~9ポンド
 ・レストランのメインディッシュ: 12~18ポンド
 ・当然だけど現地の各種表記は全て英スペル(CenterはCentre等)

 各見所については、各項目で述べるけども、間違いなく訪問して後悔のない街だと断言できる。

 写真は↓

続きを読む

蘇英09: 目次

 2009年9月19日~25日までのスコットランド、イングランド旅行の記録の目次。

 蘇・英国紀行’09
  ├日記
  │ ├1日目
  │ ├2日目
  │ ├3日目
  │ ├4日目
  │ ├5日目
  │ └6、7目
  ├観光地(ほぼ訪問順)
  │ ├エジンバラ市街
  │ ├スコットモニュメント
  │ ├エジンバラ城
  │ ├ロイヤルマイル
  │ ├ホリールードハウス宮殿
  │ ├カールトン・ヒル
  │ ├スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス
  │ ├スターリング市街
  │ ├スターリング城
  │ ├ウォレス・モニュメント
  │ ├アーガイルズ・ロッジング
  │ ├ホリールード教会
  │ ├リンリスゴー(セントミカエル教区教会)
  │ ├国立スコットランド美術館
  │ ├ビッグベン
  │ ├ウェストミンスター寺院
  │ ├トラファルガー広場
  │ ├ロンドン塔
  │ ├タワーブリッジ
  │ ├HMSベルファスト号
  │ ├大英博物館
  │ ├ケンジントン・ガーデンズ
  │ ├ケンジントン宮殿
  │ ├バッキンガム宮殿
  │ ├チャイナタウン
  │ └交通機関
  ├飲食(ほぼ訪問順)
  │ ├GORDON RAMSAY PLANE FOOD(@ヒースロー空港)
  │ ├フルイングリッシュブレックファスト風ビュッフェ
  │ ├The Royal McGregor(@エジンバラ)
  │ ├Creelers(@エジンバラ)
  │ ├Portcullis(@スターリング)
  │ ├Unicorn Cafe(@スターリング、城内)
  │ ├Mussel Inn(@エジンバラ)
  │ ├The Turnhouse Bar(@エジンバラ空港)
  │ ├The Sherlock Holmes(@ロンドン)
  │ ├Gallery Cafe(@ロンドン、大英博物館)
  │ ├Orangery(@ロンドン、ケンジントン・ガーデンズ)
  │ ├龍島粥麺小彩館(@ロンドン、チャイナタウン)
  │ ├Crown Rivers(@ヒースロー空港)
  │ └機内食
  └その他
    ├ホテル
    └お土産

日記: 9月24日(2009年)

 帰国したけど報告シリーズ、その6。

 ロンドンのホテルは接続自由だったらしく、追加料金はなかった。追加されなくてもエジンバラより宿泊料金は高かったのだけど。

 【朝】
 8:00~
 ・もういい加減飽きてきたフルイングリッシュブレックファースト風ビュッフェ
 ・ここはハッシュブラウンがうまいな

 【移動】
 9:45~
 ・地下鉄でのんびりとヒースローへ
 ・平日朝10時の地下鉄は空いていて荷物があっても楽チン
 ・逆に言えば、ラッシュ時にロンドン入りするには地下鉄はつらそうだ

 【ヒースロー空港】
 10:40~
 ・出国は入国ほど厳しくなく、さくさく進行
 ・免税店で自分へのお土産のウイスキーを購入
 ・ラフロイグのクオーターカスクと、ハイランドパーク16年にした
 ・再びWeatherspoon系列のパブで昼食
 ・今回のエールはRUDDLE’S COUNTY。そこそこ、かな
 ・ここのフィッシュ&チップスはいまひとつだった
 ・同じWeatherspoonでもエジンバラはうまかったのに残念
 ・小銭を使い切るべく、ポテチやらメモリスティックやらを購入

 【飛行機】
 ・席のリクライニングが壊れていた
 ・クレームをつけたけど、ファーストの空席にご案内のようなおいしい話もなく
 ・でかい外人さんの隣の空席にいかされそうになったので、元の席で我慢するほうを選んだ
 ・スタートレック(カーク船長の若いやつ)を英語字幕で見る
 ・字幕があるだけで案外内容はわかるもんだ
 ・女たらしが改心するコメディを日本語版で見る。なかなか暇がつぶれた
 ・軽く寝る

 【帰国】
 ・あまった小銭をユニセフにぶち込む
 ・ポンド→円交換は、137円
 ・円→ポンドのときは160円だったというのに。く
 ・京成スカイライナーで東京に出て、帰宅

 ってことで、今年の英国旅行は完了だ。飛行機の中で24日から25日になったので、トータル日数は5泊7日となる。

 とりあえず、疲れた疲れた。そして実に楽しかった。

 飛行機、ホテル、食事、その他計画等々を、オール個人手配で海外旅行を行ったのは、実は初めてだった。だから正直いろいろと緊張もしたし、小さな失敗やトラブルもあったけど、終わってみればまたひとつ、自分に繋がっていた鎖が外れたような開放感がある。うん、最高の一週間だったよ。

 しかし・・・この半年ばかり、この計画を支えに日々を過ごしていた部分があるから、ちょっと張り合いがなくなってしまったな。早く次の計画を立てねばなるまい!

 遠いところはしばらくはいけないだろうから、次こそ台湾とかマカオかなぁ。フヒヒ。

日記: 9月23日(2009年)

 現地より報告シリーズ、その5。

 さらに備忘を兼ねて箇条書き。ホテルのLAN使用条件はいまだ不明。

 【朝】
 8:00~
 ・ロンドンのホテルでの朝食
 ・宿泊料に込みではなかったので、12.5ポンド(約2000円)のバウチャーを買って食事
 ・値段が高いんだけど、外貨は価格感覚がなくて普通に買ってしまった
 ・内容はほぼエジンバラのホテルと同等のビュッフェ。普通にうまい
 ・ただし、圧倒的に利用者の人数が多く、やかましい
 ・また、景観もないので、この辺はエジンバラのホテルに劣る

 【ロンドン塔とタワーブリッジ】
 9:30~
 ・オフピークタイムを待ってから移動
 ・地下鉄でロンドン塔とタワーブリッジを観にいった
 ・いずれも外側から眺めるだけにとどめる
 ・入ったことはあったし、ロンドンは1日なのでここは優先度を下げた
 ・でもタワーブリッジは「これぞロンドン」って気が私はするので好き

 【大英博物館】
 11:00~
 ・ざっと眺める
 ・ロゼッタストーン、アッシリアの壁画群、あたりが良い感じ

 12:00~
 ・博物館内のギャラリーカフェで昼食
 ・「今日の料理」というビーフシチューかけバターライスを食う
 ・この手のものはロンドンではまずかろうと思ったけど、案外うまかった
 ・飲み物は瓶ビールのBECK’Sをチョイス
 ・ドイツのラガーで間違いないところ
 ・でもここ数日エール飲み比べにこだわっていたので物足りなくもある

 12:30~
 ・ふたたび博物館見学

 【ケンジントンパーク】
 14:00~
 ・Qeensway駅から公園内を歩く
 ・Round Pondという投げやりな名前の丸い池に大量の水鳥が
 ・ガーガーガーガーと巨大なガチョウかなにかがカワイイ

 【お茶】
 14:40~
 ・ケンジントンパーク内にあるOrangeryでお茶にする
 ・Orangeryとは、かつて王族のだれかが柑橘類を育てていた施設らしい
 ・今はその一部がティールームとして営業されている
 ・スコーンと紅茶のいわゆる「クリームティー」を「宮殿」で優雅に楽しむ。ふふん

 【ケンジントン宮殿】
 15:30~
 ・宮殿見物
 ・ホリールード宮殿と同じような内容
 ・外から見るより内部の内容が濃くて時間がかかった
 ・プラス、故ダイアナ妃に関する展示も多かった

 【バッキンガム宮殿】
 17:00~
 ・ハイドパーク、グリーンパークを経て到着
 ・よくBBCの中継とかで見る場所ですな
 ・外から眺めて帰るのみなのでまぁなんということもない

 【チャイナタウン】
 18:30~
 ・チャイナタウンの龍島粥麺小彩館で夕食
 ・久々にアジアの味覚で安心
 ・ここは店は小さいけど、価格も安めで、気安い接客と、好印象

日記: 9月22日(2009年)

 現地より報告シリーズ、その4。

 またまた備忘を兼ねて箇条書き。今日のインターネット環境は、「ホテルの部屋にLANケーブルがあったので刺したら使えてしまった」というもので、実に不安。チェックアウトで請求されるのかなぁ。

 【朝】
 7:30~
 ・昨日以上、一昨日以下、というくらいの天気
 ・朝食はうまいが、毎日同じなのでさすがに飽きたかも

 【散歩】
 8:30~
 ・ロンドン行きが13:45なので午前中はフリー
 ・暇つぶしに早朝に街に出るも、早すぎてなにもできない
 ・仕方がないので近所のスーパーで買い物

 【Sainsbury’s】
 ・スーパーマーケットのチェーン店らしい
 ・普通に日用品、食料品があって面白い
 ・昨日購入したお土産用のショートブレッドやハギス缶よりも、だいぶ安い同等品が売ってやがる
 ・Walker’sのポテチを購入。これはうまい
 ・あと珍しかったのでタラコの缶詰も購入。開けるのが怖い
 ・でもこういう普通の地元民の生活用の店は楽しいな

 【国立スコットランド美術館】
 10:00~
 ・あまり美術の素養はないんだけど暇つぶしに訪問
 ・ラファエロ、モネ、ゴッホなど著名な作品も多かった
 ・英国代表のターナーは少なかった
 ・個人的な好みであるところのコンスタブルも少なく残念

 【Airlink】
 11:30~
 ・空港への交通はAirlinkというバスを利用した
 ・往路のタクシーよりも廉価かつ気楽で良かった
 ・発着場からホテルまで夜道を行く自信さえあれば往路でも使ったのだが…

 【昼食】
 12:20~
 ・エジンバラ空港内のThe Turnhouse Barというパブへ
 ・J D Weatherspoon系列のチェーン店のようだ
 ・「本日のエール」とあったAbbot Ale。うまい
 ・ここへきてついにフィッシュ&チップス。これまたうまい
 ・フィッシュ&チップスにエール。至福といえる

 【飛行機】
 13:20~
 ・昼のアルコールと、疲労と、機内の狭さが重なって、軽い頭痛に
 ・機内で少し寝て、降機したら回復した

 【ヒースローにて】
 15:30~
 ・ロンドンでの交通機関を全く考えてなかった
 ・とりあえず「オフピークタイム限定の3日乗り放題乗車券」を買う
 ・購入時の話では「オフピークは9:30~終日だよ」とのこと
 ・しかし購入後、別のインフォメーションでは「9:30~17:00だよ」
 ・話が違うやん!と購入場所に掛け合うと、やはり「~終日」とのこと
 ・結局「9:30~終日」が正解だった
 ・ただでさえ英語がろくに話せないのに、えらい苦労した

 【ホテル】
 16:45~
 ・エジンバラのホテルの1.2倍ほどの価格のホテルに
 ・エジンバラのホテルの3倍くらい洗練されていて驚いた
 ・やはりロンドンは都会だ。国際都市だ

 【市内観光】
 17:00~
 ・ホテルにチェックインして、落ち着く間もなく陽の昇っているうちに軽く観光
 ・ビッグベン、ウェストミンスター、トラファルガースクエアをざっと見物

 【夕食】
 19:00~
 ・エンバンクメント駅そばのパブ、The Sherlock Holmes
 ・7年ぶりの訪問になるが、変わっていなくて懐かしかった
 ・2階にあるレストランには、ホームズの部屋(?)を再現したような一角があったり、トイレに行くにも虫眼鏡つきの鍵が必要だったりと、芸が細かい
 ・「ワトソンの好物(Dr. Watson’s Favourite)」というメニューを食う。まぁただのソーセージ&マッシュなのだが
 ・飲み物は、パブオリジナルらしきエールのSherlock Holmes Ale。少し味が薄い気がしたけど、よいよい
 ・ちなみに1階のパブは、大量のビジネスマンらしき人々が大勢たむろしていて大盛況だった