カテゴリー別アーカイブ: New World

NW: 初日の感想

 いわゆるファーストインプレッション。ただひたすら思いつくままに項目を羅列して、だらだら行くぞ。

 【操作が簡単】

 このMMORPGの特徴を一言で言うならこれなんだろうな、と思う。

 MMORPGにありがちな「スキルバーを何個も並べて、10や20のスキルを選択的に押す」というような、そういう無意味な煩雑さがない。私は一昔前のMMORPGの、このスキル数のインフレ状態が大嫌いだったので、この点はとても好ましく感じた。

 New Worldでは、スキルはなんと同時に3つしか使わない。それに通常攻撃とガードと回避と武器のスワップ。合計7つのキーと、あとは移動キーでほぼすべての戦闘操作が完結する。シンプル。

 【でも戦闘はいまいち】

 しかし、それで戦闘が楽しいかというと、どこかもっさりというか、思い通りに戦いにくくて爽快感がない。これは以前のベータの感想でも述べたけど、アクション中に移動できないことが大きい理由だと思う。敵が目の前にいるのに、その横を突いてしまって当たらない、みたいなもどかしさがよくおこる。

 私はこういうときに、「それを当てるのが腕だろ楽しみだろ長所だろ」って思うよりも、「思うように当たらないシステムはダメだろ短所だろ」って思う派。いずれ慣れて、それにつれて短所だと思わなくなっていくんだろうけど、だからこそ慣れる前のこの新鮮な頃の感想を覚えておきたい。

 【ただマスケット銃はかっこいい】

 かっこいい。

 【でもビルドが限定的】

 武器2つの組み合わせがビルドになるゲームなんだけど、武器ごとに重要なアビリティが違うので、重要なアビリティが同じ武器同士の組み合わせにしか事実上できない感じ。それが不満。

 例えば、DEXが主要ステータスになるマスケット銃を使う場合、同じくDEXが主要ステータスになるレイピアや槍と組み合わせることはできても、STRを使う剣や斧と組み合わせるのはロスが大きい。みたいな。

 なので、割と似たり寄ったりのビルドになる未来が見える。個性を打ち出せない。せっかくマスケット銃は格好いいのに、銃を撃ってる人はだいたい腰にレイピア下げてて、テンプレ感が強く、格好良さが目減りする。うーん。

 【顔がダサい】

 個性の話で言えば、キャラクリにおける顔面偏差値の低さは大変致命的。

 前述のように中身が似たり寄ったりでパッとしないのに、外見までパッとしない。モブ顔。

 RPGという変身願望実現ゲームでしたいことはそうじゃないだろー。

 【採集が楽しい】

 採集できるオブジェクトがそこかしこにあり、採集時のアクションも小気味よく、数値の上がり方も単位が無意味に大きくて豪快なので、「採集スキルの数値上げ」という単品にハマる要素がある。思えばCrowfallもそうだった。かつんかつん石を叩くのがやめられない(・・・は言いすぎだけど)。

 【でも生産はいまいち】

 いまいちというか、スタッシュのシステムがなー。

 素材を持ち運んでいなくても、スタッシュに素材をいれておけば、施設でスタッシュの素材をつかって生産できる、というのは今どきのMMORPGっぽくて便利なんだけど、スタッシュの中身が街ごとに別々という仕様なので、採集で集めた素材を出先で預けたり、生産したりというような融通が利かない。不便。

 【ファストトラベルが謎】

 ファストトラベルというシステムがあるものの、それにかかるコストの仕組みがよくわからない。

 今のところ、設定した拠点(宿屋)への1時間に1回のリコールを除き、ファストトラベルを活用できてない。いずれバンバン使えるようになるのだろうか。

 【移動がだるい】

 というわけで移動がいちいちだるい。今のところマウントもみないし。

 【ただし、地形踏破性が良い】

 移動はだるいんだけど、坂道を上る能力が尋常じゃない。スカイリムより上る。上るっていうか登る。坂道どころか、軽い崖だったら、ジャンプと這い上がりを駆使して登れる。一見進めなそうなショートカットルートを模索し、進んでいけるのは、案外楽しい。オープンワールド感ある。

 【クエストが往復系】

 最近のMMORPGは、クエストの導線が練られていて、クエストをこなすと報告は次の目的地、というような仕組みになっているものが多かった。それによって、同じ道を何度も歩くことがなくなり、新鮮味を維持しつつ、世界を見て回ることができた。

 一方でNew Worldは、拠点から出発して、クエストを郊外でこなして、また拠点に戻って報告。それが終わると、また拠点から出発して、クエストを郊外でこなして、拠点に戻って報告。そういうループがすさまじく多い作りになっている。というか、ほとんどそれしか今のところない。

 単調なお使いゲーここに極まれり、という感じ。

 【拠点は賑やか】

 皆が皆、拠点と目的地の往復をしているので、拠点の街はなかなかにぎやか。オンラインゲームっぽさがある。まぁ、賑やかなだけで、メリットはないんだけども。

 【ビジュアルはいい】

 風景やその他の美しさ、見やすさはよい。キャラクターの顔以外は。

NW: 中人気サーバーで始動

 前回、サーバーが混みすぎだぜ! やってられないぜ! ってなことを述べたところ、さっそく公式よりアナウンスが出た。

 曰く、

 「サーバーの容量を増やすよ。そしてちょっとしたらキャラクターのサーバー移動を1回無料で提供するよ」

 というようなお達し。

 まぁまぁ正しい対処をしたんじゃないかな。さすがに自由にサーバーを移動できる、インスタンス制を導入するまでのことはできないにしても、キャラデータをサーバー間で移動できるのであれば、できるという将来の約束があるのであれば、現状は十分だ。どうせMMORPGの初期段階では、そんなにグループを組んだりはしないからね。

 私もこの報を受けて、一次志望のサーバーだったUtopiaサーバーをあきらめ、同じAPAC地域の中人気サーバー、Yomiでゲームを開始することにした。

 ちなみにYomiにしたのは仲間がここにしようと述べていたからなんだけど、案外仲間がその後Yomiにこなそうな雰囲気になっている。まぁ、サーバー移動もあることだし、しばらくはソロも辞さずにここに根を張ろうと思うよ。

 Yomiの民は一緒に頑張ろう。勢力はCovenantだ。黄色だ。

NW: スタートしない

 New World正式リリース日。

 プレイできなかった。

 理由は画像の通りで、サーバーがものの見事にパンクしており、ログインキューが長すぎて、まったく遊べる気配がなかったせいだ。

 待つのもアホらしいレベルで混雑していたので、この日はさっくりとあきらめて、別のゲームに走った。

 あー、別ゲーおもしれえええええ!

 さて。

 真面目に分析というか、評価してね。原因は運営の対応というよりも、ゲームのシステムにあるね。

 運営の対応としては、サーバーの総数を多く用意したりして、「ゲーム全体のキャパシティ」を増やすなど、できることはしているように見えた。それでも多くのサーバーが混みあってはいたものの、快適と言っていい混雑度のサーバーも数多くあり、「ゲーム全体のキャパシティ」という話で言えば、まぁある程度対応していたといってもいいように思う。

 ただ、問題は「1サーバー当たりのキャパシティ」が小さすぎるということだった。

 今日のオンラインゲーム、特にMMORPGにおいては、有名配信者や大型ギルドのいるサーバーに、人口が集中するのが常だ。そして、たとえそういう要素がなくとも、オンラインゲームの死病ともいえる「過疎」の発症率を低くするために、人気のあるサーバーを選択しておきたいのは、プレイヤーとして当然の心理だ。私だって当然その例に漏れない。

 そんな心理を持つプレイヤーを抱えながら、しかし実数で言うと、このゲームの「1サーバー当たりのキャパシティ」は、わずか2000人でしかないらしい。

 それに対して昨日の現状では、1サーバー当たり20000人を超える人がログイン待ちをしていた。しかもそんなサーバーは、1つや2つどころの話ではなく、10を超える勢いで存在していた。お手上げというほかない。

 そして述べたように、そうやってログイン待ちをしている人たちは、「その人気サーバー」で遊びたいのであって、空いていればどこでもいいとは考えていない。人気がない、人気がでるかわからない有象無象のサーバーを、あとからいくつ用意されても、見向きもしない。「将来の過疎サーバー候補」に行く気はさらさらないのだ。

 だから、この事態への対処として、2000人入れるサーバーを10増やそうが、50増やそうが、事態の解決にはならない。欲しいパイは決まっている。別のパイを何枚用意されても、そちらに食指は動かない。

 かといって、「1サーバー当たりのキャパシティ」をいまさら増やせるか、というとそれも難しいだろう。そんな大手術を昨日今日で行えるとは思えないし、それで2000人が4000人になっても、現状を鑑みると焼け石に水だ。

 昨今のオンラインゲームでは、こういうことを解決するため(・・・かどうかは知らないが)に、キャラクターは全サーバー共通にして、ログイン時にログインサーバーを都度選択できる、いわゆるインスタンス制を採っているものも多いように思う。そういうシステムであれば、インスタンスを増減するだけで、こういったテンポラリーな人口爆発にも対応できるんだろうけど、残念ながらこのゲームはサーバーにキャラクターが紐づいた、昔ながらのシステムになっている。さすがに、今からインスタンス制に切り替えるのも無理だろう。

 つまり状況としては、結構詰んでいる。プレイヤー側の「集まろう」という精神が折れるのを待つしかない。この状況を見限ってプレイヤーが去るのを待つしかない。本当にどうしようもない。

 ってなわけでNew World。そもそもプレイするかも悩んでいたところを、えいやっとプレイすることにしたと思ったら、こんな面倒くさい事態になってしまって、結構テンションが下がっている。

 もうしばらくは石にかじりつくようにしてプレイを試みると思うけど・・・。

 新世界の開闢は遠い。

NW: はじめての30分

 New Worldのオープンベータが始まったので触ったんだけどさあああああ。

 スクリーンショットが撮れてなかった! なぜだ。Shadowが悪いのかNew Worldが悪いのか私が悪いのか。最後以外の理由にしておこう。

 で、プレイについてなんだけど、チュートリアルエリアらしきところを抜け、「自分以外のプレーヤーが見えるようになる浜辺」までの、15分から30分程度をプレイしたところで、初日は終えた。なんだかそこでふっとやる気が抜けてしまったからだ。

 なので、そんな短く浅いプレイの範囲で思ったことを、ざっと書いておく。いずれもっと長く深くプレイしたら、別の感想が出ることだろう。

 まずキャラクリ。パラメーターをいじる系ではなくて、用意された顔パーツを組み合わせる系なんだけど、「ふざけんなよ」というくらいまともな選択肢がない。ここまで不細工揃いなのは逆にすごい。例えるなら、エルダースクロールレベル。基本的にイモかゴリラにしかならない。自キャラを愛せそうにない。

 続いてチュートリアル。方式は移動や攻撃の操作キーを1つずつ押させて、学んでいくという、よくあるやつ。平凡。ただそんななかでも、スローを絡めた演出が新しく、新鮮だった。

 そして操作全般。ちょっともっさりかなー。クローズド参加勢から聞いてはいたけど、モンハンのような「攻撃モーション中は硬直(移動も旋回もできない)」システムなのが、慣れるまでは大きなストレスになりそうだった。軽快さに欠ける。

 MMORPGでこういうシステムになってるのって珍しい、というか記憶にないな。大規模戦闘とかでも、ずだだだだって人々が走っては、足を止めて剣を振るのだろうか。そうだろうな。良し悪しの正しい評価はまだできないけど、第一印象はよくないぞ、これ。

 ビジュアルはいいんじゃないかな。UIも悪くないと思う・・・けど、これは本当にまだ使ってないからわからない。とりあえず「困ったときはESC」でなんとかなるのであれば許す。

 サーバーまでの通信速度は、よくてアジアパシフィックだかオセアニアだかのPing 150~250だった(我が家より)。決して理想的な環境ではなさそう。PvPするにはどうなんだろう。またローディングもそこそこ長かったけど、これはウチのゲーム用ドライブがいまだにSSDではなくHDDだからかな。

 と、まぁ今言えるのはこのくらい。ベータで筋道作っておいて、本番に備えようとか思っていたけど、そんな気力はなかった。非効率でも本番で新鮮にプレイすればいいや、という気分に変わっている。というか、本番プレイするかなぁ。するのかなぁ。

 欧米系MMORPGをプレイするのって、プレイ自体をしたいというのもあるけど、MMORPG同窓会気分を味わいたい、という期待も最近は大きかった。でも最近はMMORPG同世代勢がさすがに減っていて、そういう付加価値がなくなってしまっている。そのぶん、つまらなそうでも気にしない、って感じにはなりにくく、1人でも楽しめそうかどうか、みたいなシビアな価値基準になる。Crowfallがすぐ終わったのも尾を引いている。

 はてさて、どうしたものか。