日記: 9月20日(2018年)

 マウスのお話。

 私がいつも使っているマウスは、「モバイル向け」という枠で売られている、かなり小型のマウスだ。

 20年余のPC歴において、長く小型のものを使い続けてきたせいで、すっかり小さく軽いマウスでないと手になじまなくなってしまった。だから、なによりもサイズを主眼に置いて、買い替えるたびにこういう小型のモバイル向けマウスを選んできた。

 こういったものは、もちろんゲーミングマウスではない普通のマウスだ。現在使っているものは、バッファロー製の3ボタンマウスになる。写真の右の青いやつだ。ゲーマー視点では「バッファローてww」と笑われてしまいかねないが、愛用しているし、私にとっては非常に使いやすい(もうひとつサンワサプライの同じようなモバイル向けマウスも愛用している)。

 ただ、機能的には5ボタンですらないので、ゲーム用途としては本当に最小限以下の構成だろう。

 だから入力デバイスとしては感度や滑りを云々言う前に、とっさの時にスムーズに入力できるキーの数に制限があることが、なによりもネックになる。右手側が3ボタン分の機能しかないので、左手のキーに頼る部分が多く、左手が忙しすぎて混乱してしまう。

 そしてそういう事態に、今遊んでいるレインボーシックスシージで遭遇してしまった。

 いろいろキーアサインをしたものの、どうしても足りない。WASD(移動)を押しながら、Shift(ダッシュ)とCtrl(しゃがみ)を繰り返しているときに、さらに近接攻撃キーやガジェットキーを左手で押すのは、ただでさえ鈍い私の指の神経には、荷が重すぎた。

 こういうとき可能であれば、私はマウスホイールの前後回転に、機能を割り当ててしのぐ。例えばオーバーウォッチでは、マウスホイール後回転に近接攻撃、前回転に攻撃スキルを振って、前後に素早く回すことで、近接キャンセルをしたりしていた。

 しかしレインボーシックスシージではそれも許されなかった。マウスホイールの回転にキーを割り当てることができないのだ。マウスホイールの回転は、武器の持ち替えに機能が固定されている。そのせいで機能を割り当てられないばかりか、マウスホイール押下に割り当てられた行動をしようとすると、誤って武器の持ち替えが誤爆したりもする。とてもマウスホイール周辺は触れない。マウスを持つ右手ができることは、エイムと射撃と構えだけだ。これはつらい。

 しかし、ここでふと思い出した。

 そういえば昔、ゲーミングマウスを1回だけ買ったことがあったな、と。

 そこで物置きの奥から引っ張り出してきたのが、写真左のロジクールG300だ。記録によると買ったのは2012年のようだから、もう6年前か。GW2を遊んでいたころの購入で、しかしどうも大きなマウスになじめず、結局お蔵入りしたという歴史がある。

 そんなG300を、昨日は6年ぶりに導入して、レインボーシックスシージで遊んでみた。

 感想は、悪くなかった。

 ポインティングはやっぱり不慣れな感じだったけど、このゲームに関していうと、もともと大してエイムできてなかったので、そんなに劣化した感じはしなかった。40点が35点になっても気にならないとでも言おうか。

 そして、ボタンが増えたことは、ストレートに操作のしやすさにつながった。

 昔の感想では、たしか「結局ボタンを有効利用できない。うまく追加ボタンを押せない」という結論だった。しかしこれはたぶんMMORPGで使っていたからだろう。MMORPGでは割と「クリックおしっぱなし」とかいう特殊なムーブが多いので、人差し指や中指で追加ボタンを押させる設計のG300にはなじまなかったのだ(ついでに言うと、親指で4ボタン、5ボタンを押させる普通の5ボタンマウスや、よくある多ボタンゲーミングマウスは、そもそもつまみ持ちになじまない)。

 しかしレインボーシックスシージに関して言えば、クリック(射撃と構え)と、追加ボタンに割り当てたいメインガジェット、サブガジェット、近接攻撃なんかの行動を同時に使うことはないので、左手に移動を任せながら、右手で選択した攻撃方法で戦う、ということがしやすかった。 撃つ! スモークを投げる! 撃つ! 走る! フラッシュ! 狙う! 撃つ! 殴る! みたいなことがスムーズになった(・・・そう、撃たれて死ななければね)。

 これはいけるかもしれない。6年前のように、結局大きさに慣れずに投げてしまうかもしれないけど、もしかしたら慣れるかもしれないから、しばらくG300を使っていくようにしてみよう。

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