DDO: EW10「下水道のトラブルメーカー~前編~」

 Stormreach Harbor最大級のキャンペーン(連続クエスト)、「The Lost Seekers」をやってきた。全2章、4クエストからなる、ボリュームのデカいシリーズだ。クエストの舞台が、Waterworksという下水道ゾーンなため、冒険者たちの間では「WW」と呼称されている。

 WWは、Harborの次の拠点となる市街ゾーンMarketplaceへのアクセスクエストであるため、先を目指すためには必ず通らなければならない道だ。必須クエストである上に、ロングキャンペーンだけあって報酬も大きいため、Harborの酒場では、非常に頻繁にWWのパーティー募集をする姿が見られる。大人気クエストだ。

 クエストはHarbor地区の責任者、Harbormaster Zinに話かけることで始まる。

 (以下、ネタバレの危険があるため、見たい人だけどうぞ)


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 Harbormaster Zin:
 「私のHarbor地区になにが起きているのだ? 確かにここは危険だ―有益ではあるが危険だ。私はこれまで密輸業者、盗賊たち、そして海賊たちをうまくあしらってきた。しかし、下水に住み着く呪われたコボルドどもは、とても制御しきれん! 我々は、通常の一年間を上回る量の善良な市民を、たった満月の日からこれまでという短い間に失ってしまった!」

 Llew:
 「(突然なんだ?)失った? どういうことだ?」

 Harbormaster Zin:
 「死んだのだ! 殺されたのだ! 半ダースにおよぶ子供たちが行方不明だ―下水で鬼ごっこをしていたとでも思うのか? そして行方不明になった冒険者の数に至っては、たとえ10の手と50の指をもってしても、数えきれん! もうこの流血の惨事は終わらせねばならん。徹底的に制限を加えねばならん」

 Llew:
 「徹底的な制限?」

 Harbormaster Zin:
 「私はHarbor地区の交通を閉鎖する権限を持っている。これはLast War以来のHarbormasterの権利だ。これから先、(Marketplace地区へ続く)門を通りたがっているあらゆる戦士も、商人も、飲んだくれも、私が個人的に発行する印章を求めねばならないこととする。無論、これには君も含まれる」

 Llew:
 「どうやって、そのやり方でHarbor地区は安全になるんだ?」

 Harbormaster Zin:
 「Coin Lordの一味は彼らの商品を持ち出すことができないでいる限り、彼らの財産は急落するだろうな。だが、彼らはHouse Deneithに収める金がなくとも、結局は秩序を取り戻すだろう。それまで私は、私を助けてKoboldどもと戦う冒険者たちだけのために、印章を発行しよう。もしそれでCoin Lordが我々を守らなくなれば、我々は我々自身で身を守らなければならなくなるだろう」

 Llew:
 「(回りくどいな、よくわからんぞ。ようは経済的に混乱が起きるけど、不審者が街内部に入るよりはマシってことか?)門を抜ける許可が欲しい」

 Harbormaster Zin:
 「生活費が稼ぎたいのか? なら外にいるGuard Jungの話を聞くといい。彼は倉庫街で横行する被害について調査している。もし、君がその問題を解決できるほどの腕前ならば、私は君をWaterworkに派遣したい。そこでは絶望的にそんな腕前を持つ君の助けが必要だ」

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 ふむ。金が欲しければGuard Jungの仕事を、それがこなせるほどの実力ならばWaterworkの事件を助けてくれと、そういうことだな。Zinに払わせたい代償は、金ではなく(金も欲しいけど)、感謝だ。Zinに借しを作り、信頼を得て、Stormreachの街のより中央部への通行許可を得る必要がある。

 ってなわけで、Guard Jungの仕事はスルーして、いきなりWaterworkに向かうことにしたのだった。

 Waterworkの入り口に到着してみると、そこには1人のGuardがクエストマークをつけて立っていた。Zinの関係者かもしれない、話を聞いてみることにしよう。

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 Guard Agler:
 「Guard Temberを探しているなら、彼はもうWarterworkの中に侵入している。より多くの捜索者を募集する間、Gnashtooth(Koboldの部族名)との戦線を維持しているのだ。君はar-Kerran兄弟のための狩りに加わりに来たのかい?」

 Llew:
 「(Guard Tember? ar-Kerran兄弟? なんのことやら…)そ、そのとーり」

 Guard Agler:
 「ありがとう。私たちは下水の奥深くに勇敢に立ち向かう冒険者を探すのにひどい時間を費やしてしまった。City Guardは皆、Temberの喪失を残念に思ってはいるが、GuardたちはHarbor地区の道路にKoboldたちが飛び出してこないようにするので精一杯なんだ。Waterworkに入ったら、Private Jakeの持ち場から分かれ道を北に行けば、すぐにTemberに合流できるはずだ」
 
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 全くもって話が見えない。Guard Jungのクエストをスルーしたせいだろうか? Zinと関係があるのだろうか? うーむ。ええい、わからないものは仕方がない。わからないままWaterworkに侵入してしまえ! カギは、この奥にいるというGuard Temberが握っているに違いない!

 Waterworkは、市街ゾーンとクエストインスタンスの中間のようなゾーン。ゾーン自体はプライベートインスタンスで、内部にはモンスターも配置されているんだけど、特定のクエスト用というわけではなく、何度でも出入りができる。そして途中何度か遭遇するモンスターを退治しつつ先へ進むと、本番のクエストインスタンスの入り口があるという構造だ。ようするに、通路ゾーンとでも言おうか、クエストインスタンスに到達するまでの、「つなぎ」のようなゾーンなのである。

 その通路ゾーンを、言われたとおり分岐点を北上していくと、やがて噂のGuard Temberさんが見えた。手を振って迎えてくれるが、なにやらわき腹の辺りが痛そうに傷ついている。いやー、君を探していたよ(嘘)。

 そしてまた、今度はGuard Temberとの会話が始まる。うーむ、冒険前の会話が長いクエストだ。日本人には読解が大変だ。

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 Guard Tember:
 「Harbormaster Zinがこの捜索に君たちを派遣したのか? であればよいのだが。我々は運がなく、この腕の傷も回復の兆しがない。Koboldどもめ、呪われるがいい!」

 Llew:
 「捜索? 誰が行方不明なんだ?」

 Guard Tember:
 「聞いていないのか? 私の若い従兄弟、Venn ar-KerranとArlos ar-Kerranは、自分たちが冒険者でありトレジャーハンターであると思いこんでいる。全く愚かなことだ。だが、彼らはなにか大きな、真の力を持つアーティファクトについてのヒントをつかんだのだ。そして彼らは深い下水の奥へと足を踏み入れ、それ以来彼らを見たものはいない」

 Llew:
 「(バカ冒険者の猪突事件パターンか)誰か彼らがどこで消えたのかを知るものはいないのか?」

 Guard Tember:
 「彼らはどんな馬鹿でもわかるような足跡を残していったよ。私もその足跡を追ってみたのだが、その足跡は、Clan Gnashtoothの縄張りのちょうど真ん中まで続いていた。Gnashtoothは普通のKoboldよりもより訓練された一族だ。私の従兄弟のかなう相手ではない。そして私にとってもだ。私は戦慄したよ。奴らは私が逃げ切る前に、私のわき腹にナイフを差し入れてくれた。おかげで、ヒーラーには見てもらったが、未だに治らんのだ」

 Llew:
 「わかった、協力しよう。Clan Gnathtoothにはどういけばいい?」

 Guard Tember:
 「ここを降りればいい。おそらくChief Eechikを探し、問いただす事になるだろう。奴は臆病者だ、見つけることができれば、尋問するのはそう難しいことではないはずだ。協力してくれてありがとう。若いのを連れ戻してくれたら、Writ of Commendation(賞賛の礼状)を提供しよう。それをHarbormaster Zinに見せれば、必ずや報いてくれるだろう」

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 やっと具体的に何が起き、何をすべきなのかがわかったぞ。なるほど。このWaterwork深くに乗り込み、未熟ななんちゃって冒険者を助け出せばいいんだな。

 しかし、クエストはLv2のLong。Lv2のRanger、Cleric、Wizardの3人組としては、かなりの苦戦が予想される。慎重に行かねばならんな。

 ってなわけで、気を引き締めた我々は、Waterwork深部、Clan Gnashtoothのテリトリーへと足を踏みいれたのであった~!

 ……翻訳とそのタイピングだけで疲れたので、次回に続く。