EQ2JE: 見上げれば天

 レベルも60に迫ってきたということで、今週末は拡張パック「キングダム・オブ・スカイ(KoS)」の世界に、初めていってきた。

 KoSはデザート・オブ・フレイム(DoF)に続く、EQ2の拡張パック第二段にあたる。その後、現在に至るまでに、エコー・オブ・フェイドワー(EoF)とライズ・オブ・クナーク(RoK)が導入されているので、今となっては比較的古い拡張と言っていいだろう。

 DoFがLv50~60向けの拡張としてリリースされたように、KoSはLv60~70のためのコンテンツが主となっている。その後のEoFがLv1~70にわたる広いレベル帯への「ヨコ」の広がりを持たせるものだったことと比較すると、DoFやKoSは「タテ」の拡張パックだと捉えればハズレがない。レベルキャップ開放拡張、という位置づけなわけだ。

 そんなわけなので、KoSゾーンはLv60目前の私にとって、ちょうど今から乗り込むと楽しそうな場所なのである。

 ただ実はプレイ前に1つ不安があって、それはこのKoSが「EQ1でなじみのある拡張」ではない、ということだった。KoSの背景世界は、外見上はややEQ1のPlane of Sky(PoS)に似ていて、だからプレイする前はPoSゆかりの拡張なのかなとも思っていたんだけど、どうやらKoS入り口にいるアヴィアックの言によるとそうではないらしい(そう、KoS世界の住民は「あの」Aviakなのだ!)。アヴィアックは、KoSの世界はノーラスの上空に実際に浮かんでいる島であって、少なくとも独立別個のプレーン(Plane:界?次元?)ではない、と取れる発言をしていた。私の知る限り、そんな島の存在はEQ1では確認したことがなく、つまり、KoSはほとんどEQ2オリジナルの世界なのである(私がEQ1の情報を追いかけていた頃以降に、EQ1にこのような世界が追加されていたら知らないけども)。・・・たぶん。

 今までに、ここでの私のEQ2プレイ談を見てきた、気の毒な変人諸兄にはわかると思うんだけど、私のここで述べた感想の多くには、「懐かしさを主因とした好印象」が含まれていた。それがないエリアというのは、実は今までほとんどなくて、だから「懐かしさ」という問答無用の切り札がない状態でのEQ2のプレイ感想というものが、果たしてどの程度のものになるのか、少々不安なところがあったのだ。

 でも、どうやらそんなに気にすることでもないようだ。「高高度に浮かぶ島々」という世界背景上、あまり歩ける範囲に広大な広がりというものは感じられなくて、どちらかというと狭い箱庭が複数配置されている、というこじんまりとした第一印象は抱いたものの、雲による移動のギミックや、その島々に息づくNPCの会話などは、しっかりと質の高いものが用意されていたように感じられた。これなら今後のコンテンツも、作業感を感じることが少なく楽しんでいけそうだ(まぁ、そんなことを言いつつ、KoS入場後受けたクエストは、「15匹倒せ」「15個集めて来い」なんだけどな!)。

 他の「再発見拡張」は、その世界が増えた理由を「再発見した」で済ますことができるんだけど、そうでないケースというのも新鮮だ。ソロ主体な今日この頃ではあるけど、できるだけこの新鮮な世界設定の真相に近づけるべく、いろいろなコンテンツを楽しんでいきたいものである。

 うむうむ。

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