熱処理に出して待つこと、2週間弱。ついにナイフ鋼材が、熱処理業者から戻ってきた。ほぼ想定どおりの期間でのリターンだ。
全体的にうっすらとキツネ色に染まった鋼材は、しかし思ったよりも綺麗な形で戻ってきた。もっと傷がついたり、酸化膜がジョワーっとなってるのかと、勝手に想像していたけど、全体的な色が変わった以外は、例えばブレードの鏡面度なんかも、ほぼそのまま戻ってきた。
これからまた1から地獄の磨きなおしかと思っていたけど、このくらいならそんなにつらくもなさそうだな。ちょっと一安心だ。
そして八田工業はさすがにプロらしく、焼き入れ後の硬度を計測して、その結果も同梱してくれる。結果はHRC62とのこと。
鋼材の硬度は、ロックウェル硬度(HRC)という単位で示すらしく、今回使用しているATS-34の平均焼入れ硬度は60~61らしい。だから、平均よりも硬く仕上がったということで、これは喜ぶべきことのようだ。硬さ=刃持ちのよさ、切れ味、なところがあるようだからね。でも私としては、硬くなっただけに、今後の加工性が下がったのでは、という部分での不安が大きい。
ま、とりあえず酸化膜落しから作業を再開するとしますか。
きましたねー。
今頃AION片手に研磨中かw
この焼入れ屋って日に何本くらいのハンドメイドナイフを眺めてるのだろう。中には八田工業さんをうならせる様な出来のものもあるんだろうなぁ。「こ、これは!」とか言わせられるよう、がんばれ!w
AIONは2日目にLv10にしたところで止まってる!
成長しにくくなるとだれるダメ人間。