この週末、シーズンの切り替わりだというのにGW2にもログインせずになにをしていたかというと、MWO・・・ではなくて(いや、それもやってたけど)、読書だ。
先日導入したAndroid版Kindle。これで買った北方水滸伝が面白くて、週末に5、6、7、8巻を一気読みしてしまった。全19巻だそうだから、これだけ読んでも楽しみはまだまだまだまだ続く。先は長い。でもこの長さを、「うんざり」とは今のところまったく感じず、「楽しみが長持ちしてうれしい」と感じられているのだから、我ながらよほど楽しんでいるのだろう。
ただ100%楽しめているかというと、正直少し私には内容が合わないところもあったりする。それは端的にいえばバイオレンスな描写が多いということだ。ワタクシ育ちがいい(?)もんで、壊す、奪う、殺す、犯す、といったものが、あまりにもあけっぴろげに描かれていると少し引いてしまう。しかもそういう行為を、敵側だけではなくて、主人公側もしたりするので、感情移入度がやや低下してしまうのだ。残虐シーンもまれにあってとてもきもい。
でも基本的には少年ジャンプ的英雄活劇なので、かっけー、かっけー、と思いながら読めるし、今のところまだ終盤の敗戦ムードからは程遠いので、主人公側の連戦連勝を読むのは気分がよく、ページも進んでいく。それで一気に4冊も読んでしまうことになったわけだ。
そしてこの一気読みを支えた、もう1つの要素は、やっぱり電子書籍Kindleの存在だ。
移動中の電車の中で、部屋のベッドの上で、風呂の中で、ラーメン屋の行列の中で。どこででも読める上に、読み終えた端から即座に次巻を購入して、続きを読むことさえできる。紙の本であれば、5巻を読み終えたら、6巻を買ってくるまでは読書は休憩、としていたところが、電子書籍の場合その場で買えてしまう。欲望の赴くままに貪り読めてしまう。一息つくタイミングがない。その結果がこれだ。
風呂の中で7巻を買い、ダウンロードしながら、これは大きいライフスタイルの変化だよなぁ、とつくづく感じた。Amazonで書籍の通販が一般化したことも、かなりライフスタイルを変えたと思うけど、電子書籍の即時性はその比ですらない。書籍というコンテンツから、時間と空間の制約が消えてしまったのだ。この利便性は計り知れない。
まだまだ電子書籍は一般的ではないし、紙の本が完全になくなるということもないのだろうけど、でもあと10年後の読書環境を想像すると、私自身はほとんど電子で読んでるんじゃないかなぁ、とかなりの現実味を持って予想できる、今日この頃なのでした。
願わくば日本のくそったれ出版業界が、電子化の足を引っ張らないことを願うよ。
現物とKindle版の値段が同じなやつもあるとか?で
すでに足を引っ張っているんでは!
手厳しい!
まぁ今の段階で引張り気味なのはしゃーないかなー、とも思う。
でも10年後にも引っ張ってたら厳しい。
なにを危惧するかというと、電子化に関する権利とか
そういうとこに必要以上に口出しそうなのが怖い。
著者や読者のことを第一に考えれば電子化OK以外の
選択肢はないと思うんだけどね。
しかしそうやすやすと殊勝な態度にでるかというと、怪しいものだ