先々週、先週に続いて、またパッチが当たった。このところ毎週火曜日に週一ペースでアップデートされている。このハイペースにもかかわらず、毎回簡単なバグフィックスに留まらず、なんらかの新機能が導入され続けているというのは、開発陣の頑張っている姿勢が見えるようでうれしい。
さて今回の変更内容のキモは、ECMの導入のようだ。
ECMは敵のレーダーの探知を阻害する感じの装備。ECM装備機の周囲にいると、レーダー上ではステルス状態になり、またその他の自分に対する敵の電子的な動作(情報取得やロックオン)も困難になる。
これによって、今まで強すぎるきらいのあった誘導系の武器(SSRM、LRM)がどの程度弱体化するのか、というところが、多くのプレイヤーの注目しているところだと思われる。
朝の出発前に2戦ほどECM装備のCommandoでプレイしてみた印象だと、少なくともLRMはかなり凋落しそうだと思えた。ECM装備機本体に対してはLRMは完全に無力化しているし、今までLRMの撃ち合いをしていたようなレンジでは、ECM装備機ではないメックも、落ち着いてECM装備機の阻害レンジ内に避難できるので、LRMを撃てる機会が激減している。
すべてのメックが常時ECMの範囲内に留まれるわけではないから、LRMがまったく機能しないということにはならないだろうけども、従来よりも期待値が低くなってしまうせいで、そもそも装備をして試合に望む人が減ってしまいそうだ。
SSRMに関しては、どうかなぁ。どちらかというとSSRM機をLRMで落とすこともできなくなる、というプラスの面があるような気がしなくもないな。理論上はうまくやればSSRMもかなり無力化できるんだろうけど、実戦では混戦になったら理想的な動きをするのは難しそうだ。対ECM装備機は微Nerf、対それ以外は現状維持、ってとこじゃないだろうかね。
ただECM装備可能な4機は、完全にBuffされているのは間違いない。今回使用したCommandoは、LRMで撃たれないわ、そもそも発見されにくいわで、偵察し放題の、不意打ちし放題だった。位置取りとかがかなり適当でもどうにでもなって楽すぎた。Commandoの時代キテルキテル。
あとの変更は、被弾時のゆれ軽減とか、ヒーローメックの追加とかかな。この辺は私のプレイスタイルには、そんなには影響がないと思う。
とりあえず、そんな感じ。個人的には誘導兵器は「発射ごとに再ロックオンが必要」「発射筒数に比例してロックオン時間が延びる」とかするのがいいと思うのだけど。
パッチはDragonの着色が待ち遠しい、ってところかな。
(翌日追記)
ECMに対するSSRMは「ターゲットしてからロックオン可能になるまでに数秒の時間がかかる」というNerfがされていた。SSRM側も思ったよりも大変になっていた。