台湾2013: 7.蚵仔煎

 前回すごく期待して食べたのに、あまりおいしいと思わなかった蚵仔煎。すなわち台湾屋台式牡蠣オムレツ。これに懲りずに挑戦してきた。

 なぜまた挑戦しようかと思ったのかというと、絶対にまずいはずはないよな、と思ったからだ。あれだけいろいろなおいしいものを提供してくれる台湾で、長年人気を誇っているB級グルメが、そんなにまずいわけはない。材料だって、卵に牡蠣で、好きなものばかりだ。店のチョイスと、食うべきとき(腹いっぱいじゃない、とか)を誤りさえしなければ、もう少し味わえるはずだ。

 ってことで、店を吟味して、できるだけおいしそうに作っていた店で、再度食べてみた。

 ああ、やっぱり結構おいしいじゃないか。

 片栗粉水で量を割り増しされた卵でとじられているので、牡蠣オムレツ、というよりは、牡蠣お好み焼き、というような様相を呈している。もんじゃ焼きのような実に安っぽい料理だ。でもそうだとわかって挑めば、それも1つの味わい。上にかかった甘辛いたれも、前回の店のは好きになれなかったけど、今回のは悪くない。台湾の屋台で残念に思っていた汚点が、一つ解消された。よかった。

蚵仔煎

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