今回の旅行最後の観光地は、ウィンザー城だ。
ウィンザー城はロンドン郊外に立つイギリス王家の居城で、ロンドン観光の旅行客も半日ツアーなどでよく訪れる定番スポットだ。私も12年前の英国旅行で1度訪れた事があって、今回は2度目の訪問になる。
感想からいえば、1回目とあまり変わっていなかった。
というかむしろ、前回来たときには、まだこういった英国や欧州の観光地に耐性がなく、なにを観ても新鮮で興味深かったので、すごく面白い場所だと思っていたんだけども、今回はその感動をマイナス補正しにきたようなものになってしまった。
同じようなイギリスのお城でいえば、壮大なエジンバラ城、素朴なスターリング城、テーマパークのようなウォリック城などと比べて、あまりにも事務的で現実的な城だった。建物は立派だし、収められている宝飾品などは、前掲のどれよりも高価なのだろうけど、どうも全体の雰囲気にファンタジーを感じられない。立派なマンションを観ているような気分になってしまうのだ。おそらくロンドン至近という地理条件と、多くの観光客、それに野暮ったい現代的なセキュリティが垣間見える点などが影響しているのだろう。
ま、でも、そういう場所だと確認できたことはプラスだし、こういう感想もいろいろな比較対象があったればこそ。個人的な琴線には触れなかったけど、自分の中の経験リストを更新できたのはよかったに違いない。