日記: 2月20日(2016年)

 期待のTSP風RPG「Division」のオープンベータテストに、ほんの少しだけ参加した。

 最初はTPS:RPGが9:1くらいの比率の対戦シューターなのかな、と思っていたんだけども、遊んでみるともっともっとRPG要素が高そうなゲームだった。キャラクターにはレベルがあって、装備やスキルの成長要素もある。ゲームもストーリー仕立てのシナリオを、レベルを上げながらコツコツ進めていくタイプのようで、第一の喜びを「自キャラの成長」に置けそうなゲームだった。

 そういう点でRPG好きとしてはかなり好印象だったんだけども、それだけにあんまりベータテストで遊ぶ気が起きなかった。キャラクターを育てることを楽しむゲームだと分かってしまうと、どうせ消えるキャラクターを育てる気にはなれなかったからだ。それに本番でシナリオを楽しむためには、できるだけ今の段階でのネタバレ要素を減らしたほうが、新鮮に楽しめそうだしね。

 そういうわけで、今回のベータテストでは、通算30分くらいのプレイで終わらせてしまった。ダウンロード時間のほうが長かったまであるな。

 ダークゾーンという名の、いわゆるPvPエリアには挑んでいないので、対戦ツールとしての真価はよくわからないけど、RPG部分だけでもそれなりに楽しめそうだから、買いかなぁ、と思っているよ。

 あとは個人的な好みの話になるけども、私にとっての難点をあえて挙げるならば、キャラクターの育成部分に、もっと尖ったスペシャリスト分けがあるといいなぁ、という点になるかな。スキルの選択で、一応多少の個性は出せるんだろうけども、キャラクターの個性の出し方としては、RPG畑の人間からするとちょっと弱い。ボーダーランズくらい、自分と他人との違いをはっきり出せるゲームだと、私としてはより一層面白いと感じるんだけどなぁ。

 この辺は、唯一無二の英雄を操ることをよしとする伝統的RPGと、一兵卒を操ることをよしとする伝統的FPS・TPSとの、根本的な価値観の違いなんだろうな。

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