Overwatchの標準のロール分けが大雑把(アタック、ディフェンス、タンク、サポートの4種)なことは、ゲームの目指すところ、つまり「カジュアル層にとっつき易くする」という面では奏功しているのだろうけど、その一方で「カジュアル層がゲームの理解を深める」という点においては、障害になっているように思えてならない。
明らかに運用の異なる兵科が同じロールにいたり、その逆があったりするからだ。
私の現時点での浅い理解では、Overwatchのロールはこんな風に感じている。
- フランカー: 横や裏から攻める人(ゲンジ、トレーサー、リーパー)
- アタッカー: 攻撃の主力の人(マクリー、ソルジャー76)
- ボマー: 遠距離から強力な範囲攻撃の人(ファラ、ジャンクラット)
- スナイパー: 狙撃の人(ハンゾー、ウィドウメーカー)
- タレット: 定点征圧の人(トールビョーン、バスティオン)
- タンク: 攻撃を受けとめる人(ラインハルト、ザリア)
- ブルーザー: ガチで殴りあう人(D.VA、ウィンストン、ロードホッグ)
- サポート: 小細工を弄する人(メイ、ゼニヤッタ、シンメトラ)
- ヒーラー: 回復の人(マーシー、ルシオ)
同じ「アタッカー」が3人いても、ゲンジ、トレーサー、リーパーという場合と、トレーサー、ソルジャー、ファラ、という場合ではできることがだいぶ違う。「タンク」というロールの通りの仕事をこなすのは、ラインハルトとザリアくらいに思える。
こういう違いは、最低でもランク30になるくらいまで、1週間ほど遊ばないことには見えてこないし、それよりも長い期間知覚しない人も大勢いる。そしてそれが見えないと、当意即妙なピックができない。
私の上記の理解が正しいとはいわないまでも、少なくとも公式の区分けは、ちょっと不親切だなぁ、と思うのでした。