TD2: キャンプ・ホワイトオーク

 TU5の新コンテンツで遊んできた編その2。

 キャンプ・ホワイトオーク。

 現実世界のモデルは、おそらくアメリカ合衆国大統領の別荘キャンプ・デービッドだろう。

 こういう部分は、アメリカ人なら「D.C.」「大統領」「キャンプ」で、すぐにピンとくるのかもしれないけど、日本人的にはちょっと縁遠くてわかりにくい。日本人的には、キャンプと言われたら、そのままキャンプ場か、せいぜい軍事基地の居住区(座間キャンプみたいな)くらいに思ってしまう。洋ゲーに日本人への配慮を求めるのは難しいのだろうけど、こういう要素に対する異文化圏へのフォローを、もう少し自然と頭に入る形でしてもらえると、より世界観に没入しやすいんだけどな。

 とにかくそういう背景もあってか、このキャンプ・デービッドは本作内でも、アメリカ合衆国大統領であるエリスが身を寄せた場所、という設定になっている。

 ゲーム的な構造としては、ほぼ先日のマニング国立動物園と同じだ。ヘリコプターでファストトラベルして、このミッションだけのインスタンスで任務を遂行する。終わったらまたヘリコプターでD.C.に帰る。シームレス・レスなどこでもドアシステムのミッション。

 風景は、ただの森林のなかに、申し訳程度の池(川?運河?)、そして別荘の館がある、というシンプルな構成。モチーフがモチーフなだけに、さほど複雑にしようもなかったのだろう。複雑怪奇なダンジョン風大統領別荘なんてあるわけないしね。

 中身に関しては、マニング国立動物園に比べるとエリア構造が素直で、敵の出現パターンも素直。適度な難易度で、ストレスなく進んでいける。すっきりさわやかなミッションだった。マニング国立動物園に比べてだいぶ好感度が高い。これでいいんだよ。

 ミッション中には、エリスの真意に少しだけ踏み込むような携帯電話が点在していたりして、そういう部分も面白かった。「BTSUも一枚岩ってわけではないのか」とか、「エリスにBTSUの皆が皆、心酔してるわけでもなさそうだな」とか、この先のストーリー展開も気になる前振りになっている。

 本編のこれまでのストーリーを補強する、良い続編って感じだ。

 これで最終的なストーリーの完結がレイドだったら怒るからな。

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