先日報告した「ルンバのエアロブラシを安い互換品にしたらエラーストップが連発する」件の続報。
というか面白半分の観察日記。
安物買いの銭失いになったので、せめて何らかの研究成果を残して、自分の糧としておこうというスンポーだ。
【Introduction】
ルンバ用の安い互換エアロブラシをAmazonで購入し、交換して使用したところ、ルンバにエラー2が頻発するようになった。互換品の品質の低さがその原因だと思われるが、エラーを惹起する品質の低さとは、具体的には、ブラシの羽部の長さ、あるいは固さが、正規品に比べて長すぎる、あるいは固すぎることによる、回転抵抗の高さにあるものだと推測される。それを証明したい。
【Method】
ルンバのエアロブラシは使うほどに摩耗していく。より詳細に述べれば、エアロブラシの回転抵抗を生む羽部は、使うほどに摩耗によって短くなっていく、と言い換えることができる。そして羽部が短いほど、床面との接地面積が低くなるのであるから、回転抵抗も低くなっていく。そこで、エアロブラシの羽部の品質の低さを要因とする回転抵抗の高さによってエラー2が頻発していることを証明するために、ルンバを継続利用し続け、エアロブラシが一定以上に摩耗した段階で、エラー2の頻度が低下するかどうかを見ることとした。
【Results】
使用初日は10回以上の再起動を余儀なくされたが、使用を重ねるにつれその頻度は低下し、1週間後には3回の再起動で済んでいる。
【Discussion】
結果は、エアロブラシを摩耗させれば、エラー2の頻度も低下するという仮説を、大いに裏付けるものとなった。しかし依然としてエラーが頻発すること、また回転抵抗の高さによる、バッテリーの消費が高い可能性があることや、モーターなどにかかる負荷が高い可能性があることなど、他の問題点も浮上してきており、予断を許さない。また、1週間程度の短期間の使用にもかかわらず。回転抵抗の変化に、有意な結果を得られる速さでエアロブラシの摩耗が進むということは、商品耐久性という面では問題があるといわざるを得ない。
【Conclusion】
安もんには理由がある。