日記: 1月4日(2022年)

 実家のタブレットが壊れた。というか、壊した。

 ・・・ので買い替えたという話。

 以前、実家の両親に買い与えたHuaweiの中華タブレット。これが、さすがに購入後5年も経過すると、スペックに大幅な不足をきたすようになり、なにをするにも動作が重く、私の感覚からすると「もはや使えたもんじゃない」というレベルになっていた。

 というのがコトの始まり。

 それを年末休みに確認した私は、「少しでも動作を快適にしてやろう」という親切心から、不要なデータやアプリを消したり、通知を切ったりと、いろいろ弄っていた。

 しかし、そもそもあまりAndroidデバイスに詳しいわけでもない私は、その過程で余計なことをし過ぎたらしく、見事にこのタブレットを、起動不可状態にしてしまったのだった。要するにぶっ壊した。ダサい。

 で、そこからさらにデータの復旧を試みたり、セーフモードにしたり、出荷状態に戻すことを試みたりと、一通りのことを試したものの、敢えなく頓挫。手の施しようはない、という状態を確認するに至った。

 もう無理無理無理無理カタツムリ! 元々データは大したものがなかったし、どうあがいても快適動作はしない過去のデバイスだったし、このタブレットのことはすっぱりとあきらめよう!

 ってことで、新しいタブレットを買うことにした次第だ。

 今回壊してしまったタブレットはHuaweiのMediaTab T2 10.0 Proというもの。

 購入時のブログを見ると、評判がよかったように書いてあるけど、私の感想ではいまいちだった。というかかなりダメだった。すぐにスペックが周回遅れ気味になって、動作が重くなってしまったし、削除できないメーカーアプリも多くて、なんだか目障りだった。気分の悪いデバイスだった。

 そういう経験からHuaweiの印象が良くなかった私は、今回はメーカーからHuaweiを排除して、タブレットを選考した。

 本命は第9世代iPad。でも、あいにくネット通販上では品切ればかりで、すぐには手に入りそうになかった。そもそもアップルの自由のない世界は好きではないので、すぐにiPadは諦めて、Androidタブレットから選択することに切り替えた。

 で、選んだのは、Xiaomi Pad 5なる中華タブレット。

 Xiaomiなんてメーカーは聞いたこともなかったけど、レビュー記事の評判もまずまずだし、自分のじゃないし(おい)、まぁこれでいいでしょう。

 実売4万円くらいとなかなかの高級品。だけど先代の安タブレットの印象が最悪だったので、多少値が張っても、安かろう悪かろうではない、スペックの良いものを買うことにした。ウェブ検索くらいにしか使いそうにない両親には、やや豚に真珠な気もするけど、壊してしまったことへの贖罪の意味も込めて、これでいこう。

 そう決めた私は速やかに通販でポチ。翌日には実家に届いた。

 届いたタブレットの初期セットアップをし、使い方を学んだうえで、両親にレクチャーして贈呈。

 両親はなにが起きたのかよくわからないが、新しい機種で快適になったからいいや、というような、そんな風情だった。

 で、セットアップで私が使ってみた範囲の感想だけど、これがなかなかに好印象だった。

 さすがに最新機種だけあって動作はサクサク快適。アプリもHuaweiのものと違って、押しつけがましい特殊なプリインストールアプリが少なく感じた(目に見えないだけかもしれないけど)。

 そして特によかったのは、動画再生やそのサウンドだ。

 YouTubeでムービーを再生したところ、今までのタブレットのものとは、映像の綺麗さやサウンドの豪華さに、大きな差を感じた。正直私はこういう部分は、普段は評価においてあまり考慮しないし、なんなら細かい差には気が付きもしないほうなんだけど、その私をして良いと感じさせるだけのものがあったのだから、だいぶ向上したのだろう。

 そんなわけで、自分で壊して、その責任を取るべく代替品を購入、という一連の業務は完了した。

 結果的には、「そうすべき時期にちょうどよくデバイスの代替わりができた」とみることもでき、いくらかの比較的重要ではないデータが損なわれたことを除いては、いい方向に話は転がったんじゃないかと思うよ。

 まぁ、それでも、自分のミスでデバイスを破壊したことは、心に小さなトゲとなってしばらく刺さっているんだけどね・・・。くそう。

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