カテゴリー別アーカイブ: 日記: 2009年11月

日記: 11月7日(2009年)

 ゴルフなるものをはじめてやってみた。

 ・・・といってもコースを回ったわけではもちろんなくて、ただ単に打ちっぱなしの練習場で打ってきたというだけだ。しかも私は金を払ったわけでもなく、人がやってるところにちょっかい出しに行ったついでに、ちょいと打たせてもらっただけという、「ゴルフをした」というにはあまりにも実のない話ではあるんだけども。

 とはいえ、初のゴルフ(の真似事)には違いない。止まってる弾を打つだけだし、気持ちよくスカーンと飛ばすぜ!

 ・・・はい。ごめんなさい。正直なめてました。

 想像の10倍くらい難しいぞこれ。世の中のオッサンどもが、いとも簡単(かどうかは知らないけど)にやってるくらいだから、少なくとも当てて飛ばすくらいのことはできるかと思ったら、全然甘かった。まっすぐ飛ばすとか、遠くに飛ばすとか言う以前に、なかなかクラブがボールにクリーンヒットしやがらない。

 都合50トライくらいしたと思うんだけど、そこそこカツーンと飛んでいったのは、せいぜい5-10%といったところ。指示されたフォームが妙に不自然で、足腰に結構来るし、バッティングセンターの簡単バージョンかと思ってやったらえらい目にあったよ。はじめる前に妙にニヤニヤしていた知人の笑みの理由が、やっとわかった。

 世の中のオッサンどもは、相当の研鑽を積んでいるのだな。あなどれん。

 くそう、悔しいな。

日記: 11月5日(2009年)

 FIFA10のオンラインプレイができなくなってしまった。

 Xbox LIVEそのものには接続できているんだけど、EAサーバーにつながらないらしく、オンラインプレイもできないし、スクロールするサッカーニュースも見れないし、EAストアも利用できないという状態。困った。

 インターネットの力を借りても、いまひとつ同様の事例を探し出せず、「キャッシュを消せ(やり方がわからん)」「他のEAゲームをやってみろ」「電源をしばらく落として再起動」等々といった民間療法が散見されたはしたものの、いずれを試しても効果がなかった。

 とりあえず、「電源をしばらく落として再起動」の「しばらく」期間が短かっただけで、今夜の帰宅後に電源を入れれば、十二分に「しばらく」期間をもつことができたので、今度こそいけるのではと願っているんだけど・・・直るといいなぁ。

日記: 11月4日(2009年)

 Windows 7が届いた。

 正確にはWindows 7そのものではなくて、Vista購入時についてきた無償アップグレード権を利用して請求した、アップグレードDVDだ。申し込み時の到着予定よりも、5日ほど遅れての到着となったようだけども、正直、どうせ大幅に遅れるんだろう、とたかをくくっていたので、案外待たずに届いたな、頑張ったなマイクロソフト、というような逆な感心の仕方をしてしまった。

 今回入手したWindows 7のエディションは、Vista Businessからのアップグレードなので、自動的にWindows 7 Professionalとなった。Vista購入時にBusinessエディションを選択したのは、Vistaで動かない旧作ゲームがあったとしても、Windows 7 Professionalにアップグレードした後なら、噂のXPモードとやらで動かせるのでは、と期待したからだ。しかしXPモードに関しては、既に惨敗報告をあちこちで聞いているので、これは余計な出費になってしまったかもしれない。とほほ。

 さてこのように、Windows 7の入手自体はしたわけだけども、緊急にこれをインストールする気はなかったりする。まだ初動の混乱期だろうし、結局のところ世間でいうほどVistaに不満を抱かなかったので、必要に迫られていないのだ。

 ま、即導入しない一番の理由は、要するに面倒くさい、億劫、ということなんだけどね。なんにせよ、今のところはとりあえず、「いざとなったらインストールできる」という所有権の報告に留まる。いつか暇なときに魔が差してWindows 7をインストールしたら、また続報という形としよう。

 少し話がずれるけども、今、Windows 7には、世間の64bit対応を促進する、というような外的な効果を期待している。例えば64bit Vista導入でプレイできなくなったファンタジーアースゼロなども、Windows 7のリリースに連動する形で、64bit OS対応を謳っている(しかし情けないことにどうやら間に合っておらず、いまだに未対応ではあるけども)。こういう「Vistaリリース時には座して動かなかった世間様」に対する、「Windows 7には対応しないとさすがにまずいな」という圧力効果には、是非期待していきたい。

 Windows 7(64bit)対応にあらずんば、Windowsアプリにあらず。

 そのくらいになってくれれば、これ幸いだ。

日記: 11月2日(2009年)

 封印だの接待用だのと切り捨てた鉄拳6を、しかし今夜はしれっとプレイした。

 まずは友人との通信対戦プレイ。やり方もわからないド素人の私が、やり方はわかっている素人の友人に教わりながら対戦をした。うむ、傍から見たら子供の喧嘩のような試合っぷりだ。

 はじめは全くどうにもならなかったんだけど、友人のほうも達人の域には程遠いレベルなので、だんだんと3回に1回ほどは勝てるようになってきた。いわゆるコンボの類は、私は全くできず、友人のほうも限られたいくつかしかできない(たぶん)という状態。だから強い単発の中段攻撃、強い単発の下段攻撃、通常投げ、の3択をお互いにしまくるだけという単純な勝負が多かったし、だからこそド素人の私でも案外勝負になった。

 鉄拳=華麗なコンボ、らしいんだけど、そんな気配は微塵もない、原始的な戦いに終始したわけだけども、とはいえ、こういう小競り合いをやるツールとしてはなかなか楽しめた。なんだかんだで遊び始めると熱中してしまって、気がつけば1時間2時間と遊び続けてしまった。買って損した感じになりかけていたから、十分楽しめてよかったよかった。

 ただ、対戦環境は良くないね。具体的に言えば、少々ラグい。お互い日本在住同士の1対1の対戦なのに、しばしばカクつく。我々のようなプレイレベルならともかく、フレーム単位の目押しコンボをするようなレベル(があるのかは知らないけど)にとっては、このラグは致命的っぽいなぁ。

 その後、野良対戦(ランクマッチ)も少しだけ覗いてみたんだけど、野良対戦の対戦環境は格段にSF4に劣ると思う。対戦相手を回線や言語で絞り込めないので、2回に1回以上の頻度で海外プレイヤーとの対戦になり、ラグ過ぎてゲームにならない。さらに運よく日本人と思しき回線状況のいい人とあたっても、今度は強さで絞り込まれてもいないので、ヘタクソ同士のマッチングには全然されなくて、ほとんどワカラン殺しで終わってしまった。

 まだ数戦しかしてない状態で言うのは早計かもしれないけど、なんとなくSF4のような野良対戦をひたすら楽しむツールということにはならなそうだ。

 ってことで鉄拳6。一応封印は撤回できそうだけど、やっぱり接待用メインかもしれないな。低調に遊んでいこう。シナリオキャンペーンでおしゃれアイテムを手に入れたので、次は別人になったジャッキーがおでましだぜ!

日記: 11月1日(2009年)

 到着したキャンプ場は、海まで徒歩3分。炊事場、コインシャワー、トイレ、極めて清潔。ウォシュレットまであり。場内電灯あり・・・という、節約を旨とすることの多いバイクツーリングで利用するにはやや高級すぎる、いわゆる高規格キャンプ場というところだった。1区画5000円というような、本来はファミリーキャンパー向けのキャンプ場だ。

 なんだけども、このキャンプ場ではその場内の一角を・・・というか、余ったスペースを、バイク用の区画としてテント1張2000円で使えるように用意されていた。2000円でもかなり高いけど、海至近というロケーションと、コース的に都合のよい立地、そしてなにより、バイクでは無縁だと思っていた高規格キャンプ場を覗き見るチャンス、ってことでここに陣を張ることにした。


どたばたと設営完了

 さて前回言ったように、夕方という明るさを通り越し、夜というべき時刻に到着したので、時間の猶予はない。完全な暗闇になる前に、テントを設営せねば。視界が悪い中、しかしテキパキと設営を進めていく。こういう場面では、「月明かりでも設営できる」がウリの我がテント、ムーンライト2型の実力が存分に発揮できた。設営自体にも、すっかり慣れた感じで、我ながら頼もしい。

 テントが無事設営できたら、もうやることはない。飯だ!

 そもそも「野外で1人焼肉宴会」を夢見てキャンプツーリングをはじめ、しかし過去2回とも雨にたたられたわけだけども、今回はついにこれを達成できた。感無量だ。


肉カモーン

 使用3回目で、だいぶ煤けてきたピラミッドグリル・コンパクトを組み立て、炭を熾す。同時に、ストーブとコッヘルと不思議なめし袋を使って、炊飯も開始だ。今晩のメニューは、肉、飯、酒。それだけ。潔い。

 10月末ともなると、日中はともかく、夜はやはり冷える。薄手のダウンジャケットを羽織って、万全の構えをとりつつ、1人宴会のスタートと相成った。

 たまに脇を通りかかるファミリーキャンパーの好奇の視線(被害妄想)を、鋼鉄の精神力でシカトしつつ、食い、飲み、食う。暗闇の中で、赤熱する炭火と焼かれる肉とを見つめながら、静かに飲食をしているそのイメージは、昔のネスカフェのCMのようで、妙なヒロイズムに浸ることができた。リアルモンハンだぜー!みたいな。ヒロイズムというよりもナルシズムかな。


道の駅で買ってきたペールエール

 黒ビール2缶、地ビールのペールエール1瓶、安物のブラックニッカの小瓶1つを空け、豚と鶏で合計400gほどの肉も食いつくし、大満足。この日は気持ちよくテントに収まって、ぐっすりと寝た。

 しかし。地獄はここからだった。

 翌朝の目覚めは、頭痛とともにきた。ガンガンガンガン。今まで飲酒でこんなに痛くなったことはない、というくらいの激しい頭痛に襲われた。また吐くほどではないものの微量に胃のムカツキも感じる。いわゆる二日酔いというやつになってしまったらしい。

 ろくに水分も取らずに、酒だけ飲み続けたのが敗因だったのだろうか。うーむ、普段飲みつけないで、イベント時にだけ飲む人間は、こういうときの加減が下手で困るよね。まぁ、私のことなんだけども。


朝の外房の砂浜

 ってことで、困った。出発することはおろか、テントの撤収作業すら億劫なほど痛い。今日は、勝浦の朝市を見に行くとか、九十九里浜沿いの道を気持ちよく走るとか、そんな素敵な予定に夢膨らませていたんだけど、もうそれどころではない。無理をして朝の海岸線を見に行ってみたけど、この日の観光的行動は、これが最初で最後になった(これ以降、写真はない。撮る余裕がない)。

 チェックアウトギリギリの11時までテントで寝込み、50%ほど回復したところでよろよろと出発した私は、「最短距離で東京に帰る」ということだけを目的に、コースを取った。

 本来の目的のひとつだった、そして実は一番期待していた九十九里浜沿いの道も、最短距離で東京へ向かうためには、その1/3程度を走っただけで抜けなければならない通過経路でしかなかった。苦渋の思いで海岸沿いから進路を東京に向け、東金道路を目指す。

 しかし私の体調は、そこで限界をむかえてしまった。なんとかたどり着いた福俵PAでバイクを止めた私は、倒れこむようにベンチにダウン。そこで仮眠を取ることにした。

 は!

 目が覚めると、暴風が吹き荒れていた。この日は、季節はずれの夏日だったらしく、絶好の行楽日和ではあったんだけども、その気温の大きな日較差が強風を生んでいた。私は眠りから目覚め、風の強さに一瞬呆然とした後で、大事なことに気が付いた。仮眠をとる際に、無造作にその辺においてしまった眼鏡と手袋がないのだ。

 これだけの暴風だ。きっと吹き飛ばされてしまったのだろう。

 破れかけの手袋はともかく、眼鏡はまずい。最悪の場合コンタクトレンズが荷物にあるから、頭痛に耐えてでも装用すればいいけど、それでも大事な眼鏡を失うのは痛い。車道で粉々になっている眼鏡の絵を想像して、青くなって周囲を見てみると、それは信じられない光景だった。

 私のバイクのシートバッグをくくっているゴムコードに、なぜか眼鏡と手袋とが風で飛ばないように挟み込まれていたのだ。

 おそらくは周囲を通りかかった誰かがそうしてくれたのだろう。なんという親切か。私は全く気が付かなかったのだけど、ということは逆の可能性を想像すれば、荷物を奪われていても気が付かなかったということでもある。最悪の事態と、実際に起こった事態との格差があまりにも大きく、感動してしまった。

 日本ってやつぁ、なんてすばらしい国なんだ! 福俵PAの親切な方、本当に有難うございました!

 体調もだいぶ復調し、親切に触れた嬉しさもあいまって、残りの帰路はさほど苦痛ではなかった。朝から何も口にしていないことを思い出し、市川PAで朝食兼昼食のミニカレーを食べて腹を満たし、そこからは一直線に我が家に帰っていったのでした。