前回の訪台でいかなかった、台北市内のベタな観光スポットの一つ、台北101に行ってきた。
台北101はちょっと前まで世界で最も高いビルだったという高層ビル。「世界一速い」という自慢のエレベーターでその高層階の展望室まで上って、そこから台北の街を見下ろすというのがお決まりのコースになっている。
ってことで、そういうことをしてきた。
最寄りの市政府駅から徒歩で行くつもりだったんだけど、「101大楼」と書いてある小型バスが止まっていたので、直感的に乗り込んでしまった。実は「観光地である台北101までの無料シャトルバスとみた!」と考えて乗ったんだけど、普通に有料の路線バスだったようで、台北101まで無事運んでくれたものの、それ以外の停留所にもしっかり停まっていた。
ついた台北101では、まずフードコートで休憩をとることにした。と言うのも、この日はどうも寝不足で体調が思わしくなかったからだ。そこでスイカジュースを飲み、一休み。その場でミキサーにかけてくれたスイカジュースはおいしかった。海外で生の果物系は避けろとか、そういう常識は捨てましょう。運が良ければ大丈夫だ。
で、展望台。これは、まぁ、こんなもんかなぁ、という印象だった。やっぱり都会の景色としては、見渡す限りのビルが広がる大都会東京に比べると、かなり落ちる景観だと言わざるを得ない。無料音声ガイドを聞きながら展望することで、なんとなく台北の地勢的な概要はつかめたけど、これはお勉強の領分ですな。無料音声ガイドを貸してくれた現地ガイドの女の子の日本語がうまく、愛嬌があって会話が楽しかったのが最大のポイントだった。
上るときも、下りるときも、エレベータ待ちで少し行列に並ばないといけないのが面倒くさかったし、その過程で無理やり土産物売り場を経由させられるという構造が印象を悪くしていた。最後に悪い印象を持って離れると、トータルの思い出に影を落とすから、あのつくりはどうかと思うよ。
余談ながらこのあと、さらに帰りに往路と同じ車種のシャトルバスに乗ったら、今度は違う系統のバスだったらしく、全然知らない土地に運ばれてしまった。やっと降りた場所は、ホテルとは真逆の麟光駅で、まったく余計な移動をしてしまった。とほほ。